システム手帳<モレスキン

「moleskine」という名の手帳をジャーナリストの女性に教えてもらってから愛用している。シンプルこの上ない作りながら、モグラ肌という名前のとおり表紙のザラザラとした独特の手触り感や硬さ、全体の仕上げの適度な粗さというものが使っているうちに魅力的に思われてくるから不思議だ。

かつては、マチスやヘミングウェイ、チャトウィンも愛用していたらしい。確かに旅に持っていきたくなる要素に富む。軽くて丈夫。ゴムバンドがついているので切符やレシート、葉っぱなど挟める便利さもある。私は気になる雑誌の切り抜きを貼ったりしている。

多機能なものよりシンプルなものの方が使い方の可能性を感じてしまうのが面白い。

重くてかさばるシステム手帳を使った時代もあったが、いろいろなガジェットが発達した今はこの手帳がベスト。

黒と赤の2色があり、私は赤派。やはりこういう手帳には万年筆が合う。デルタ社の「ナポリ」はイタリア旅行の記念の品。南イタリアのナポリは自転車屋、ピザ屋、スーツの仕立て屋が多い粋な街だった。
黒と赤の2色があり、私は赤派。やはりこういう手帳には万年筆が合う。デルタ社の「ナポリ」はイタリア旅行の記念の品。南イタリアのナポリは自転車屋、ピザ屋、スーツの仕立て屋が多い粋な街だった。

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