地中に咲く睡蓮

地中美術館は直島での人気スポットで、入場整理券をまず取らなければならなかった。そして指定された時間に美術館に向かう。

白く輝く無音の空間にモネの晩年の睡蓮がある。2×4mを超える大作は離れて良し、寄って良し。マチエールは気が遠くなるほど深みがある。晩年のモネは白内障に悩まされていたとかで光の描き方などは暗めになっている。なので白く輝く部屋との相性は絶妙。

ベネッセには安藤忠雄のミュージアムが3館(家プロジェクトの南寺を入れると4館)あるが、どれも初めに作品ありきなので作品と空間がとてもいい関係にある。なんとも贅沢なスペース。

2日目の午後は、大竹伸朗の家プロジェクト「歯医者」や「アイ・ラブ湯(銭湯)」を巡り活力をもらった。

直島の自然と共存するため美術館を地中に埋めた安藤忠雄。その地中美術館に向かう途中、ジヴェルニーのモネの庭の植生と睡蓮の池をコンパクトに再現したアプローチがあり、来館者はみなここで期待を増幅させる。
直島の自然と共存するため美術館を地中に埋めた安藤忠雄。その地中美術館に向かう途中、ジヴェルニーのモネの庭の植生と睡蓮の池をコンパクトに再現したアプローチがあり、来館者はみなここで期待を増幅させる。

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