フランネルシャツ

肌寒くなってくるとネルシャツの肌ざわりが恋しくなる。秋から冬、休日の波乗りには必ずネルシャツを着て出かける。そしてボトムスはコーデュロイのジーンズを合わせる。これ定番のスタイル。

ネルシャツやコーデュロイって着た時にデニムと違ってヒヤッとしないんです。(笑) 寒がりなので。

どうも今年はネルシャツがブームらしいが、私は70年代にウエストコーストカルチャーの洗礼を受けて以来、飽きもせず古着屋に行く機会があればネルシャツコーナーへ向かってしまう。

ニールヤングもイーグルスの面々もネルシャツをちょっと汚げにカッコ良く着ていたな。だから海に向かう時も彼らの曲を聴いている。

繕いながら20年近く着ている物もある。色褪せた感じがイイネ。そういえば料理家のケンタロー氏もネルシャツばかり着ているね。相当好きと見た。
繕いながら20年近く着ている物もある。色褪せた感じがイイネ。そういえば料理家のケンタロー氏もネルシャツばかり着ているね。相当好きと見た。

信州 松本へ(3)

宿「まるも」では朝食を予約していた。友人から「朝食が良い」と聞いていたとおり、焼き魚(鮎)、玉子焼き、味噌汁、海苔、胡麻和えなど必要にして十分な朝食。メロンまで出して頂いて千円はうれしい。そして朝8時から開いている1階の名物喫茶店で食後のコーヒーが飲める幸せ。

重要文化財「開智小学校」を見学後、この旅でどうしても訪れたかったカフェギャラリー「LABORATORIO」へ。ここは古~い薬屋のビルを家具作家夫妻がセンス良くリノベーションしたと評判のショップ。薬屋だったのでラボラトリオだそう。この古いビルの素材の良さを見出した眼力はサスガ家具作家。何ともステキな空間だった。

時間があったので、旅の最後に「松本民芸館」を訪れ、駅に向かった。

松本民芸家具で統一された喫茶店「まるも」。落ち着きます。
松本民芸家具で統一された喫茶店「まるも」。落ち着きます。
明治の洋風建築「開智小学校」日本最古の小学校のひとつ。近代教育の夜明け。
明治の洋風建築「開智小学校」日本最古の小学校のひとつ。近代教育の夜明け。
ラボラトリオのカフェコーナー。ロシアイコンを壁に飾るなど、ストイックな雰囲気が漂っていた。
ラボラトリオのカフェコーナー。ロシアイコンを壁に飾るなど、ストイックな雰囲気が漂っていた。

信州 松本へ(2)

二日目は、NHKの朝ドラ「おひさま」で人気の安曇野へ。平日にも関わらず大勢の観光客が訪れていた。特に中高年の(私もか?)ハイカーやサイクリストが目立った。

風評被害の海辺の観光地はこの夏苦戦していたが、高原や山間部の避暑地はかなり人気だったようだ。松本駅にもバックパッカースタイルで決めた若い人たちをかなり見かけた。若い人たちの志向やスタイルは、社会情勢(経済)を敏感に反映しているひとつの現象として捉える事が出来るし、私もそれから影響を受けたりする事もある。

今日は早めに宿に入り、白壁と黒なまこ壁の蔵が立ち並ぶ「中町通り」界隈を散策した。民芸店や器屋を覗き、甘味処でかき氷を食べたりした。

アルプスからの透き通った湧水で極上のワサビが育つ。日本の原風景。
アルプスからの透き通った湧水で極上のワサビが育つ。日本の原風景。
清々しい環境に包まれた「安曇野ちひろ美術館」からの眺め。
清々しい環境に包まれた「安曇野ちひろ美術館」からの眺め。
二泊目の宿は、便の良い市内の中町通りにある「まるも」。渋い喫茶店が一階にある旅籠だ。
二泊目の宿は、便の良い市内の中町通りにある「まるも」。渋い喫茶店が一階にある旅籠だ。

信州 松本へ(1)

盛夏を思わせる陽気の中、信州は松本方面へ家族旅行に行ってきた。久しぶりの家族6人が揃っての旅は、私の個人的趣味が色濃く反映されたものとなった。(笑)

初日は国宝・松本城、老舗菓子店・開運堂などを巡り、今回の旅のメインである「すぎもと旅館」へ。

すぎもと旅館は、古い湯宿の佇まいを活かしながら主人の趣味やセンスが男心をくすぐる粋な宿として知られている。ただし和風旅館のしっとり落ち着ける空間と滋味豊かな食事は女性陣も大変お気に入りだった。

館内随所に置かれたマッキントッシュの真空管オーディオが奏でる静かな音色。夕食の〆に頂いた主人の打つ十割ソバ(挽きぐるみ)、シングルモルトが揃ったバー、ジャクジーの脇のツリーハウスなど趣向を凝らしたもてなしが嬉しい。それでいて押し付けがましさなどは全く感じさせない。

私は主人の顔が見えるスケールの宿が好きだ。

暖炉やチェスターフィールドのソファーが置かれたオーディオコーナーでゆったりと過ごす。
暖炉やチェスターフィールドのソファーが置かれたオーディオコーナーでゆったりと過ごす。
ソバ打ちが夕方の日課だという主人の打つソバは、細切りでノド越しが絶品。松本らしさにこだわるという料理の数々は少しずつ運ばれて来て、そのどれもが酒に合う。
ソバ打ちが夕方の日課だという主人の打つソバは、細切りでノド越しが絶品。松本らしさにこだわるという料理の数々は少しずつ運ばれて来て、そのどれもが酒に合う。
バーのマッキンからはJAZZバラードが。
バーのマッキンからはJAZZバラードが。

お知らせ

来週の月・火・水の3日間お休みさせて頂きます。
9月12日(臨時休業)、13日(定休日)、14日(臨時休業)
帰ってきたら報告します。

遅い夏休み。海ではなく高原に行く予定。
遅い夏休み。海ではなく高原に行く予定。

ドアノッカー

自分の琴線に触れる物に出会うと、その物をどうやったら魅力的に見せられるか考える。

ヨーロッパで使われていたであろう10センチほどのアイアンのドアノッカー。中指にリングをはめている女性の左手だ。

骨董市で床に転がっていた錆び付いたドアノッカーを見つけた時、私は小さな彫刻のように飾る事をイメージしていた。

木片に穴を開け黒くペイントし台座を作ってみた。骨董屋として本物の「仏手」は滅多に扱えるチャンスは無いが、こんな物でも結構オブジェ的に楽しめる。

しばらく眺めて楽しんだら「DAYS GALLERY」に持って行こう。
しばらく眺めて楽しんだら「DAYS GALLERY」に持って行こう。

Bell & Ross

息子の二十歳の誕生日に長年愛用していたサブマリーナをやってからもう5年程。

普段、腕時計はしないので旅行に行く時などは先輩から頂いたNIXONのダイバーやHamiltonなどをしていたが、最近気になる時計が出現。

ミリタリーっぽい硬派さが気に入ったフランスのBell & Ross。

私は腕が細いので右の丸型が好み。でも時計しないしなー。
私は腕が細いので右の丸型が好み。でも時計しないしなー。

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