渚にて

うららかな春の渚は、かなり潮が引き少し煙っていた。

波乗りを終え、波打ち際を歩いていると黒く大きな宝貝が目に留まった。この辺では珍しい宝貝だと思わず拾い上げた。(詳しい種類は判らないが)

程なくしてカミさんが海から上がってきた。

「大きい宝貝拾ったよ」と彼女は言った。何とその手には少し小さいが私が拾った貝と同じ物があった。

偶然とはいえ「夫婦貝」と言うのか、「つがい」と言うのだろうか?そんな二つの宝貝だ。

最近こういった出来事に必然を感じる私は「家宝にしよう!」とカミさんに言った。

おいおい、なんでそうドラマチックに持って行きたがるんだ(笑)

貝博士がいてくれたら宝貝の名前がすぐ判るのだが・・もしや浦島太郎の贈り物?
貝博士がいてくれたら宝貝の名前がすぐ判るのだが・・もしや浦島太郎の贈り物?

隠れ家-B

雨降りしきる休日の午後、ふとお茶をしたくなり館山の山中にある「grass-B」に出かけた。

店内には北欧っぽいジャズが静かに響いていた。肌寒い陽気ゆえストーブの薪が時折パチパチッと爆ぜる音が聞こえる。

店全体から静謐な心地よさが漂っている。大人が寛ぎに来れる店ってそうは無い。

私たちはカモミールとレモングラスのハーブティーとジェノベーゼピッツァとデザートにスパイシーなババロアをオーダー。

雰囲気も然ることながらメニューのひとつひとつが吟味されオリジナリティーを持っている。

サンドカフェは今年で19年目だがgrass-Bは何と27年目を迎えたと聞いた。

南房総にこういった老舗カフェがあることが私を勇気付けてくれる。

大人の隠れ家grass-Bは、建築家石山修武氏の作品である。
大人の隠れ家grass-Bは、建築家石山修武氏の作品である。

CHA

時折、中国茶を楽しむ。

好きな茶葉は「東方美人」や「正山小種(ラプサンスーチョン)」。「プーアール茶」もシガーに良く合う。

中国茶は茶葉の種類も多く、茶道具もいろいろ揃えなければいけないと思っている人がいるが茶壷が一つあれば結構楽しめるし日本の抹茶・煎茶などに比べ作法もうるさくないし気軽に付き合えるお茶だと思う。

シガーを吸いながら中国茶を3煎、4煎と味わっていると軽く酔った感覚になる時がある。「茶に酔う」という言葉があるが、シガーも中国茶も発酵させた嗜好品だからだろう。

道具も凝ったらきりが無い。中国茶は自由なお茶なのだから思い思いに道具を見立てて楽しむのが良い。
道具も凝ったらきりが無い。中国茶は自由なお茶なのだから思い思いに道具を見立てて楽しむのが良い。

文豪、大兄、太公望

本当に大事な物ってあまり人に教えたくないんですが・・

「河は眠らない」

文豪、開高 健氏のアラスカでのキングサーモン釣りのビデオである。(DVDも出ています)50ポンドを超える巨大なキングサーモンとの戦いを通し全編に文豪の珠玉の言葉が溢れている傑作である。これは釣りのビデオであるが一人の男の哲学のビデオでもある。

80年代に制作されたこの映像を私はテープが擦り切れるほど観た。おかげで文豪の台詞のほとんどを覚えてしまうほどになった(笑)。それほどこのビデオは私にとって魅力に満ちていた。

大兄曰く「総じて人生は短い。やれる内やりたいことをやりなさい!グラスに酒が入っていたら飲み干しなさい!あとで飲もうと思ってもその時にはもう雫は残っていない」と。

私の勝手な思い込みにすぎないのだが、人生の折り返し地点を過ぎた男子に是非観てほしい作品である。

いくつかの戦争を経験してから太公望になったという点ではヘミングウェイと同じ。フィルソンのWマッキーノクルーザーを着こなす大兄はダンディーな紳士でもあった。
いくつかの戦争を経験してから太公望になったという点ではヘミングウェイと同じ。フィルソンのWマッキーノクルーザーを着こなす大兄はダンディーな紳士でもあった。

equipment

サーファーにとってサーフボードとウエットスーツは最重要アイテムだが、それ以外にこだわりたいのがビーサンとタオルだ。

1ヶ月ほど前のことだが長年愛用していたビーサンの鼻緒が切れてしまった。切れた拍子にすべって転び痛い思いをした(笑)。十五年位愛用し皮膚の一部と化したビーサンだったが、ちょうど寿命だったんだね。

今年は愛用品の入れ替わりの年なのかビーチタオルも色あせてきたので新調してしまった。
「SALTWATER COWBOY」というシャレたネーミングに誘われたこのタオル。ナバホブランケットのような柄も気に入った。

今治タオル製なのでクオリティーは保証付だ。
今治タオル製なのでクオリティーは保証付だ。

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