そんな時代

60年代から80年代の歌謡界を代表する作詞家「安井かずみ」。

作詞家としては阿久悠の方が好きですが、安井かずみという人は歌手でも女優でも無いのにやたらきらびやかな光線を放っていた印象がある。

 

その当時、パリのサンローランやシャネルの本店に型紙をキープし、サントロペでケンゾーと遊び、プール付きの川口アパートに住みロータス・エランを足にしていたという。

 

赤坂の「ムゲン」「ビブロス」、新宿のジャズ喫茶「キーヨ」そして飯倉の「キャンティ」。

加賀まりこ、コシノジュンコ、稲葉賀恵、ムッシュかまやつ、ジュリー、そしてトノバンこと加藤和彦。

 

そんな憧れの場所や交友関係が舞台のこの本、光と影を交えた構成も良くて一気に読みました。

結構好きなんです、あの時代のスノッブな話。

 

やっぱり体に染み込んでるんですよ、歌謡曲が。

トノバンは何であんなにステータス中毒になってしまったのか?
でも、トノバンは何であんなにステータス中毒になってしまったのかな?

ページ冒頭へ戻る