詩人の眼

詩人、谷川俊太郎さんの詩集「そして」の記事が産経新聞に掲載されていたことがあった。

 

もう一ヶ月も前の事だが気になった言葉がいくつかあったので切り抜いて取っていたのを思い出した。

 

「詩は役に立たないと僕は考えています」

「過去に書いた詩が少しでも役にたっているのなら、詩人として生きてきたかいがあったと思います。でもね、自分から(この詩はどうだい)とはとても言えない」

 

「意識して書くと詩は面白くなくなります。だから意識下のまだ言葉になっていない混沌としたものがボコッと出てくるのを待つんです」

 

「マスメディアやSNSで濫用された言葉がどんどん軽くなっています。敏感な人が使いたくない言葉が増えているというのも最もです」・・言葉のインフレーションとも。

 

「文明はこのへんで止めて欲しい、と思いますが世界中の人々の欲望が塊となって時代を動かしているのですから、これは止めようがありません。独裁者の欲望なら止めようがあるのですが・・」

 

谷川さん「どうなっちゃうんだろう」と最後につぶやいた。

感じてしまう人には辛い世の中だが「表現する力」で救われる人もいる。
感じてしまう人には辛い世の中だが、一遍の詩で救われる人もいる。
谷川さんは真空管ラジオが趣味。そこだけは共通しています(笑)
谷川さんは真空管ラジオが好き。そこだけは共通しています(笑) 私のスクラップブックから。

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