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趣味が高じてアンティークの店を始めてから随分年月が経ちますが、Horne cafeのユウちゃんから声を掛けてもらい「物語がうまれる antiqueと小物展」に参加させて頂くことになりました。素敵な作家さんたちと一緒に空間をシェアできる事がとても楽しみです。

 

私は基本的に和洋折衷ですので今回も「East meets West」をテーマに出品致します。滅多にある機会ではありませんので是非足をお運び下さい。よろしくお願い致します。

自宅に温存していた品も持ち込もうと画策しています。
真鍮アクセサリー、革小物、織物の作家さん達の作品が集います。
築90年の実家の一部をアンティークの店舗に改装した「DAYS GALLERY」 お袋が店番してます。(白いドアはダークブラウンに塗り替えました)

 

私、60過ぎのオヤジですが、この度「房総コーヒー」の表紙にして頂きました。

発行の暮ラシカルデザイン編集室の沼尻さんは房総のコーヒーシーンには無くてはならない人。

今回の本には、私と安房暮らしの研究所所長の菅野さんの珈琲対談も載せて頂いております。

是非、書店等でお求め頂ければ幸いです。

毎朝、誰もいない時間この席でウォーミングアップがてら淹れた珈琲を飲むのが日課です。

Cape Codへ〜Chathamから終着点Provincetown 

ナンタケット島からハイアニス・ポートに戻り岬の先端に向かう。

 

途中のチャタムという町に一泊し突端にあるプロヴィンスタウンを目指した。

 

チャタムの宿「CHATHAM  TIDES」ではオンザビーチの部屋をとった。ナンタケット島のピアの宿「The Cottages & Lofts」もそうだったが今回はロケーションにこだわった。生涯の想い出となる旅にしたかったから。

どちらの宿も部屋自体はコンパクトだが素晴らしいロケーションが私をラグジュアリーな気分にさせてくれた。

 

若い時から長く憧れ続けてきたケープコッド。

今回その夢が叶い、私は毎日幸せな気分に浸っていた・・

「CHATHAM TIDES」眼の前はすぐビーチという贅沢。隣はNYから来たという年配のカップルだった。
潮騒を聞きながらのコーヒーブレイク。連日、最高の天気に恵まれた旅となった。
夕食をテイクアウトし、ビールを飲みながら皆で暮れゆく空をずっと眺めていた。このシーンこそ私の大好きな写真集JOEL・MEYEROWITZの「CAPE LIGHT」の世界だった。
8✕10の大型カメラで長時間露光撮影したケープコッドの風景に惹かれる。その昔「オン・サンデーズ」で見つけた。
グリーンさんが撮ってくれた家族写真。チャタムのアンティークショップで。
岬の突端の街、プロヴィンスタウンはゲイの聖地みたいなところ。ケープコッドで一番の賑やかさだった。
この旅ではロブスター、オイスター、クラムチャウダーなどいただきました。メニューには時価となっていたロブスターロールは2500〜3000円位と高価だったが行っちゃいました!名産のポテトチップとグリルしたレモンが添えられていた。
ナンタケット島のFAHERTYという洒落た洋服屋で買ったマーケットバッグ。

今回、幸運にもケープコッドとナンタケット島を訪れることが出来、私の旅のテーマ「憧れの検証」は完結してしまった。

もう憧れの場所が無くなった。さあ、これからどうしようかな?

Cape Codへ〜Nantucket島(2)

ナンタケット島はケープコッドのエッセンスがさらに凝縮されたような島だった。

同じ価値観を持つ人々によって長い間、大切に育てられ守られて来たのだろう。

 

その証拠に普段は6000人程の人口がサマーシーズンには10倍になるというが俗化されず洗練された素朴さの雰囲気を保っている。それは品性と良心、美意識に寄る所が大きいと考えられる。ここには濡れ手に粟の商売をする輩は入り込めないだろう。そう感じるオーラがこの島には漂っていた。自由競争型資本主義に毒されないテリトリーなのだ。

カミさんはナンタケット島で鮮やかな赤系パンツをはいていた。霧が多くグレートーンの街並みだから「ナンタケットレッド」という色が在るくらいこの島では赤が映える。私は白のオックスフォード・ボタンダウンを着たくなった。
赤いストライプの灯台が岬の突端に建っていた。シーズンオフで人影もまばらな海岸線、その淋しげな風景が東海岸らしい。
スコンセットの街並は、グレーの外壁に白い窓枠の正にサンドカフェの理想とした小じんまりした低層の家々が並んでいた。ただ地価は凄く高価なのでエスタブリッシュメントが多いのだという。
カミさんがチャンスがあれば欲しいと言っていたナンタケットバスケットをフォークアートのギャリーで見つけた。一つのバスケットを作るのに何ヶ月もかかると聞いていたがとても高価で諦めたのだった。
そのフォークアートのギャリーは欲しいものだらけだった。どの店も小さな看板で控えめだがラルフローレンやパタゴニアなんかのショップも点在する。スーベニールショップにはクジラと灯台がモチーフの雑貨が多かった。この島はかつて捕鯨漁の基地だったから。
アイスクリーム屋も何処もかしこも木っ端葺きの建築様式。グレーの外壁に星条旗が映えるんです。
今回献身的にガイドをしてくれたグリーンさん。何十年ぶりのナンタケット島を私達共々楽しんでいたようだった。
ナンタケット島。今まで私が訪れた中ではベニスと並んで比類なき完璧さのリゾートだった。

Cape Codへ〜Nantucket島(1)

ボストン三日目の夜にグリーンさんと合流。

ノースエンドのイタリア人街にあるレストランをグリーンさんが予約しておいてくれた。

美味しいワイン、プロシュート、パスタなどをいただいた後、近くのカフェでグラッパをキュッと。

それはボストン最後の夜に相応しいディナーだった。

翌朝、グリーンさんがレンタルしてくれたミニヴァンでケープコッドに向けてドライブ。

一時間半ほど南下し大きな橋を渡るとそこは憧れの地。ついにやって来たと思った。

その岬に在る家々はグレーのトーンで統一されていた。杉板が風雨にさらされグレーに経年変化した外壁を持つ。その鱗のように見える木端葺きの外壁と白い窓枠こそニューイングランドスタイルなのである。

 

古くからボストニアンやニューヨーカーの避暑地としてあったケープコッド。

あのJ,F.Kのサマーハウスやヨットハーバーがあった有名なHyannis。そこから高速フェリーに乗り一時間でナンタケット島に到着した。今日はこの夢の島に一泊だ。

ナンタケット島。そこは夢の様なリゾートだった。
「ケープコッドやナンタケット島に行くなら賑わう夏より10月が良い」グリーンさんの言った言葉は本当だった。
ピアには沢山の水上コテージが並んでいる。真ん中が我々の借りたコテージ。シーズンオフのため安く借りられた。
こんな所に住めたらなぁ・・

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