OLD HAVANA

ユネスコの世界遺産であるハバナ旧市街(オールドハバナ)。

スペイン植民地時代からの古びた建築物群が立ち並び、行き交う50年代のアメリカのヴィンテージカーや馬車。そして街角から聞こえるアフロキューバンサウンド。

異文化が混血(クレオール)し、街自体が強烈なオーラを放つ巨大なアートのようだ。(つづく)

私の予想よりも遥かに沢山の古いアメ車が走り回っていた。ビッグ3(GM、フォード、クライスラー)全盛期の頃のアメ車はボディーの鉄板も厚く頑強そのもの。
私の予想よりも遥かに沢山の古いアメ車が走り回っていた。ビッグ3(GM、フォード、クライスラー)全盛期の頃のアメ車はボディーの鉄板も厚く頑強そのもの。
革命広場のゲバラの大きなプロパガンダ。ここはラテンの社会主義国。
革命広場のゲバラの大きなプロパガンダ。ここはラテンの社会主義国。
世界中からパパ・ヘミングウェイのファンがこのバー「フロリディータ」を詣で、フローズンダイキリをススルのである。私もその一人。
世界中からパパ・ヘミングウェイのファンがこのバー「フロリディータ」を詣で、フローズンダイキリをススルのである。私もその一人。
バーやレストランには必ずミュージシャンが居てイイ音を聞かせてくれる。チップかCDを買うのが旅行者の礼儀だろう。
バーやレストランには必ずミュージシャンが居てイイ音を聞かせてくれる。チップかCDを買うのが旅行者の礼儀だろう。

キューバの余韻

キューバから帰ってきて5日経つというのに時差ボケが治らない。夕方になるとボーっとなってくるのでブログ更新も間々ならない。

歳をとったせいもあるのだろう。しかし体内に未だキューバ時間が宿っているとも言える。長年憧れていたキューバの余韻を味わっていると考え堪能しよう。(つづく)

「ブエナビスタ」のCDジャケットを気取リ、ハバナの露地を歩く。私はこの1枚の写真の為に日本からハンチングキャップを持参した。
「ブエナビスタ」のCDジャケットを気取リ、ハバナの露地を歩く。私はこの1枚の写真の為に日本からハンチングキャップを持参した。

キューバへ

ある夜のこと、カミさんが意外な言葉を振ってきた。

「キューバに行くってどお?」と彼女。

思わず「行けるなら死んでもイイ!」と返した私。

このカミさんの意外性が好きだ。かなりいい所を突いてくる。

彼女の気が変わらない内に迅速に事を運ばなくては、と思った(笑)

古い「BRUTUS」でキューバ特集があったな、と思い出し探したら奇蹟的に見つかった。

25年前の1986年の12月号。キューバと言う国もコイーバの葉巻も未だ遥か遠くの存在だった。

作家の北方謙三氏と写真家の長濱治氏はヘミングウェイとゲバラの足跡を辿り、当時キューバの政府高官しか手に入らないとされた「コイーバ」を味わうに至った。モヒートを飲りながら……今、読み返しても面白い。

私も究極のシガーと言われるコイーバの「ベーイケ」に巡り合えるだろうか?ボデギータでモヒートを、フロリディータでダイキリを飲みながら。そしたら シ ン デ モ イ イ 。
私も究極のシガーと言われるコイーバの「ベーイケ」に巡り合えるだろうか?ボデギータでモヒートを、フロリディータでダイキリを飲みながら。そしたら シ ン デ モ イ イ 。

お休みのお知らせ

Sand CAFE&DeckShoesは下記の日程でお休みさせて頂きます。
11月13日(日)~11月22日(火)の10日間。宜しくお願いします。
急に決ったのですが、長年行きたかった所ですので無理して行ってこようと思います。

サーフトリップに出かける時は「Patagonia」などのソフトキャリーバッグだが、都市などに行く時は「GLOBE TROTTER」のスーツケースで。
サーフトリップに出かける時は「Patagonia」などのソフトキャリーバッグだが、都市などに行く時は「GLOBE TROTTER」のスーツケースで。

i Phone 4S

3GSから4Sに機種変更した。デザインは3GSが気に入っていたのだが、4Sのパワフルで加速された動作に驚く。ソフトバンクの感度も良くなったし、カメラも普段使いにはこれで充分すぎる。良いです。

使い方は、今まで通りi Phoneはスイスアーミーナイフ的に、i Padはスクラップブック的に使っていく。

只、今世界が向かっている「クラウド」というシステムに、私は果たして付いていけるだろうか(笑)

アップルのイコン、S.ジョブス追悼。
アップルのイコン、S.ジョブス追悼。

郷愁

いつの間にやら10月も終ろうとしている。秋というだけで時の移ろいの速さを切なく感じたり……

秋もだんだん深まって来ると、いつものようにキャロル・キングの「タペストリー」が聴きたくなる。音のブランケットだ。

70~80年代のカントリーフォーク、ロックも晩秋から冬にかけて欠かせない音だ。例えばダン・フォーゲルバーグの「Hard To Say」やマイケル・マーフィーの「Wild Fire」、ザ・バンドの「Right As Rain」などもずっと聴き続けている曲だ。

人は生まれ育った場所が「心のふるさと」とは限らない。旅先でデジャヴを感じた場所やイメージで良く浮かぶ心象風景など。

私は、カントリーテイストの曲を聴くとき懐かしい郷愁にも似た想いに駆られる。

ダン・フォーゲルバーグもマイケル・マーフィーもK先輩がレコードを貸してくれて知った。あっという間の30年。
ダン・フォーゲルバーグもマイケル・マーフィーもK先輩がレコードを貸してくれて知った。あっという間の30年。

VALOR

夏の扇風機に続き、冬に向け石油ストーブが売れているらしい。

どちらも一昔前の物は置いておくだけでも絵になる。

イギリスの石油ストーブ「VALOR」。60年代のヴィンテージだ。アラジンもあるが給油の時は重くて大変だ。このVALORは中のタンクが石油ファンヒーターの様に取り外せるので給油作業が楽だ。

冬が来る前にもうワンサイズ大きなタイプも欲しいと考えている。また目利きの友人に探してもらおうかな。

グレーとアイボリーのホーロー製ツートンカラーは置いておくだけでもカワイイ。
グレーとアイボリーのホーロー製ツートンカラーは置いておくだけでもカワイイ。

お知らせ

今週の14日(金)Sand CAFEは、お休み致します。(10日の代休として)
よろしくお願い致します。

Casa BRUTUSにいつもお世話になっているI夫妻の自宅(id-House)が紹介されていました。建築デザインも大事ですが施主の情熱も大きなファクターです。I夫妻の夢を実現するパワーに脱帽です。外壁のメキシカンカラーのようにI夫妻で千倉エリアが明るさを増しました。
Casa BRUTUSにいつもお世話になっているI夫妻の自宅(id-House)が紹介されていました。建築デザインも大事ですが施主の情熱も大きなファクターです。I夫妻の夢を実現するパワーに脱帽です。外壁のメキシカンカラーのようにI夫妻で千倉エリアが明るさを増しました。

Leonard Cohen

レナード・コーエンのワールドツアーのDVD「Songs From The Road」を観た。ダークスーツにソフトハットが似合いすぎるほど似合う70過ぎの爺さんがシンプルなリズムに乗せて唱えるように歌う。目を細め、枯れた声で。バックもコーラスもイイ感じだ。

ブルース、ロックに少しフォークロアも混ざったサウンド。それはノマドのように放浪していた影響なのか?しかし何よりその「詩」に心惹かれた。その徹底的にダークサイドの世界に。徹底しているから暗くても美しく、余韻も心地よい。

レナード・コーエンのライブを見て、ある種の感慨にも似た思いを抱いた。真に成熟した大人とは世の中の不条理、矛盾を引き受ける覚悟のある人だ。もしくはそうあろうとする人だと。

同時代に異才のロッカーと遭遇できたことに感謝。真に大人の音楽です。

こうゆう人って、女性にモテるんです。放っとかないでしょう、このジジイ。カッコ良すぎです。
こうゆう人って、女性にモテるんです。放っとかないでしょう、このジジイ。カッコ良すぎです。

VEST

ダウンヴェスト以外でお気に入りのヴェスト3枚。

左からニューメキシコのオルテガ。私は裾がスクエアなタイプが好み。

真ん中はL.L.BEANのバッファロープレイド。

そして右は、一番好きなBarbourのフィッシングヴェスト。一般的なフィッシングヴェストはポケットが沢山付いていてタウンユースには物々しいが、これは薄手でシンプルなので着やすい。

皆どれも15~20年選手だ。ネルシャツ同様、寿命が長いのが良い選手の条件。
皆どれも15~20年選手だ。ネルシャツ同様、寿命が長いのが良い選手の条件。

フランネルシャツ

肌寒くなってくるとネルシャツの肌ざわりが恋しくなる。秋から冬、休日の波乗りには必ずネルシャツを着て出かける。そしてボトムスはコーデュロイのジーンズを合わせる。これ定番のスタイル。

ネルシャツやコーデュロイって着た時にデニムと違ってヒヤッとしないんです。(笑) 寒がりなので。

どうも今年はネルシャツがブームらしいが、私は70年代にウエストコーストカルチャーの洗礼を受けて以来、飽きもせず古着屋に行く機会があればネルシャツコーナーへ向かってしまう。

ニールヤングもイーグルスの面々もネルシャツをちょっと汚げにカッコ良く着ていたな。だから海に向かう時も彼らの曲を聴いている。

繕いながら20年近く着ている物もある。色褪せた感じがイイネ。そういえば料理家のケンタロー氏もネルシャツばかり着ているね。相当好きと見た。
繕いながら20年近く着ている物もある。色褪せた感じがイイネ。そういえば料理家のケンタロー氏もネルシャツばかり着ているね。相当好きと見た。

信州 松本へ(3)

宿「まるも」では朝食を予約していた。友人から「朝食が良い」と聞いていたとおり、焼き魚(鮎)、玉子焼き、味噌汁、海苔、胡麻和えなど必要にして十分な朝食。メロンまで出して頂いて千円はうれしい。そして朝8時から開いている1階の名物喫茶店で食後のコーヒーが飲める幸せ。

重要文化財「開智小学校」を見学後、この旅でどうしても訪れたかったカフェギャラリー「LABORATORIO」へ。ここは古~い薬屋のビルを家具作家夫妻がセンス良くリノベーションしたと評判のショップ。薬屋だったのでラボラトリオだそう。この古いビルの素材の良さを見出した眼力はサスガ家具作家。何ともステキな空間だった。

時間があったので、旅の最後に「松本民芸館」を訪れ、駅に向かった。

松本民芸家具で統一された喫茶店「まるも」。落ち着きます。
松本民芸家具で統一された喫茶店「まるも」。落ち着きます。
明治の洋風建築「開智小学校」日本最古の小学校のひとつ。近代教育の夜明け。
明治の洋風建築「開智小学校」日本最古の小学校のひとつ。近代教育の夜明け。
ラボラトリオのカフェコーナー。ロシアイコンを壁に飾るなど、ストイックな雰囲気が漂っていた。
ラボラトリオのカフェコーナー。ロシアイコンを壁に飾るなど、ストイックな雰囲気が漂っていた。

信州 松本へ(2)

二日目は、NHKの朝ドラ「おひさま」で人気の安曇野へ。平日にも関わらず大勢の観光客が訪れていた。特に中高年の(私もか?)ハイカーやサイクリストが目立った。

風評被害の海辺の観光地はこの夏苦戦していたが、高原や山間部の避暑地はかなり人気だったようだ。松本駅にもバックパッカースタイルで決めた若い人たちをかなり見かけた。若い人たちの志向やスタイルは、社会情勢(経済)を敏感に反映しているひとつの現象として捉える事が出来るし、私もそれから影響を受けたりする事もある。

今日は早めに宿に入り、白壁と黒なまこ壁の蔵が立ち並ぶ「中町通り」界隈を散策した。民芸店や器屋を覗き、甘味処でかき氷を食べたりした。

アルプスからの透き通った湧水で極上のワサビが育つ。日本の原風景。
アルプスからの透き通った湧水で極上のワサビが育つ。日本の原風景。
清々しい環境に包まれた「安曇野ちひろ美術館」からの眺め。
清々しい環境に包まれた「安曇野ちひろ美術館」からの眺め。
二泊目の宿は、便の良い市内の中町通りにある「まるも」。渋い喫茶店が一階にある旅籠だ。
二泊目の宿は、便の良い市内の中町通りにある「まるも」。渋い喫茶店が一階にある旅籠だ。

信州 松本へ(1)

盛夏を思わせる陽気の中、信州は松本方面へ家族旅行に行ってきた。久しぶりの家族6人が揃っての旅は、私の個人的趣味が色濃く反映されたものとなった。(笑)

初日は国宝・松本城、老舗菓子店・開運堂などを巡り、今回の旅のメインである「すぎもと旅館」へ。

すぎもと旅館は、古い湯宿の佇まいを活かしながら主人の趣味やセンスが男心をくすぐる粋な宿として知られている。ただし和風旅館のしっとり落ち着ける空間と滋味豊かな食事は女性陣も大変お気に入りだった。

館内随所に置かれたマッキントッシュの真空管オーディオが奏でる静かな音色。夕食の〆に頂いた主人の打つ十割ソバ(挽きぐるみ)、シングルモルトが揃ったバー、ジャクジーの脇のツリーハウスなど趣向を凝らしたもてなしが嬉しい。それでいて押し付けがましさなどは全く感じさせない。

私は主人の顔が見えるスケールの宿が好きだ。

暖炉やチェスターフィールドのソファーが置かれたオーディオコーナーでゆったりと過ごす。
暖炉やチェスターフィールドのソファーが置かれたオーディオコーナーでゆったりと過ごす。
ソバ打ちが夕方の日課だという主人の打つソバは、細切りでノド越しが絶品。松本らしさにこだわるという料理の数々は少しずつ運ばれて来て、そのどれもが酒に合う。
ソバ打ちが夕方の日課だという主人の打つソバは、細切りでノド越しが絶品。松本らしさにこだわるという料理の数々は少しずつ運ばれて来て、そのどれもが酒に合う。
バーのマッキンからはJAZZバラードが。
バーのマッキンからはJAZZバラードが。

お知らせ

来週の月・火・水の3日間お休みさせて頂きます。
9月12日(臨時休業)、13日(定休日)、14日(臨時休業)
帰ってきたら報告します。

遅い夏休み。海ではなく高原に行く予定。
遅い夏休み。海ではなく高原に行く予定。

ページ冒頭へ戻る