朝、店に着くと一人の男がサーフボードを持って待っていた。カミさんのいとこのgakuだった。
gakuはゴールデンオレンジ色のその板を「15周年のお祝いです」と言って私にプレゼントしてくれた。
趣味で板を削っているとは聞いていたが、ここまでやるとは思っていなかったのでその出来栄えの良さに驚くと共にその気持ちに感動した。
カリフォルニアの名シェーパー「リッチ・パヴェル」を彷彿とさせるアウトラインのクワッド(4本フィン)で横にコンペティションストライプが入ったレトロフィッシュ。厚みも結構あるのでロンガーの私でもテイクオフが楽そうだ。
すぐにイマジネーションのスクリーンは、この板に乗った時のサーフィンを映していた。そして使い込んだ数年後の姿もいい感じで投影されていた。
![休日は波乗りか仲間のサーフボードファクトリーで粉にまみれているというgakuは繊細さを持つアルチザンだった。……好きなことを趣味でやっている限り、それは楽しさに包まれる。](https://www.sandcafe.jp/wp-content/uploads/2014/11/091010.jpg)