シドニーから450kmほど北上した田舎の岬が我々の目指す「クレセントヘッズ」
5時間のドライブを経て着いたそこはのどかなサーフタウンだった。
果たして岬の波は?
手付かずの美しい海岸線だが、初日は強いオンショアでサーフ出来なかった。
しかし、着いた日はあいにく強烈なオンショア。
仕方なく、地図で風をかわしそうなポイントをいくつか探したが結局ダメ。
予約しておいたSun Worship Eco Villasに向かった。
モダンなコテージが5棟並ぶ「Sun Worship Eco Villas」小さな町だがパン屋、スーパー、酒屋、カフェなど不自由は無い。
翌日も朝から強いオンショアが吹いていた。
とりあえず海に入ってみたものの風に煽られ波乗りにならなかった。
珍しく落ち込む私(笑)
何故なら今回のサーフトリップで未だまともな波に乗ることが出来ないでいたから。
ところが!!!
午後から天候が一変し黒い雲に覆われたと思ったら稲光を伴ったすごいスコール。
そして、夕方荒天が収まるとまさかの弱いオフショアに変わった。雲の切れ間から青空も見える。
ちょっと待って、これって一昨年のバイロンベイと同じパターンだろ!
急ぎポイントに向かうと胸位の波が岬に沿って幾筋もブレイクしていたのだった。
これこそ私がイメージしていたクレセントヘッズの姿!(慌てていたので写真無し、ザンネン)
テイクオフし深めのボトムターンから大きなトップターンを繰り返すがショルダーが次から次に張ってくる。夕暮れに現れた幻のような波だった。
翌日、サイズはダウンしたものの素晴らしいローケーションの中でメローなポイントブレイクを堪能した。
ここクレセントヘッズは我々のようなオールドタイマー理想の場所である。
ジイさんからキッズまで混雑のストレスも無く楽しむ事が出来るポイントってそうは無い。
思い出に残る夕方の翌日はサイズダウンしたが長く乗れる腰〜腹の良き波が。こんな日はポツポツとジイさん達も長い板を抱えてやって来る。
ずっと、ずっと乗っていこう。その後は長いパドルが待っている。
クリーン&ピースフルな日。はるばる来て良かったと実感する。
キッズや女性も楽しめるメローな岬波。穏やかな雰囲気に心和む。
羨ましい海岸環境。パーキングとシャワーは何処に行っても完備されている。遊歩道の脇には、ゴルフ場やキャンプ場が広がる。
キャンピングトレーラーやバンガローで長期滞在をのんびり楽しむオージー達。何するでもなくデッキチェアに座り日がな海を眺めている人もいる。
こんな可愛いサーフロッジも点在する。二泊三日で行ったクレセントヘッズの旅だった。