ラリマーのリング

カミさんのお父さんの形見の指輪がリメイクされて戻ってきました。(2021年4月13日のブログ参照}

そのプラチナの印鑑型指輪のリメイクをお願いしたのは館山にある「富銀」の出口さん。

私と同じロングボーダーで彫金師になる前は自動車のデザイナーという経歴の出口さん。

「小原」の印鑑指輪でしたが箪笥にしまっておきたく無かったのでリメイクしてもらいました。

私が希望したのは「アール・デコ」っぽく。

カリブ海原産の「ラリマー」という石を使ってもらい、石の左右には「SAND」と「CAFE」が刻まれていた。

仕事の時はグラスに指輪が当たるので外していますが、出かける時やキューバのシガーを吸う時にはめると気分が上がりますね。カリブのマルティニーク島のラム「トロワ・リビエール」を飲みながら・・

ありがとう出口さん。また一緒に波に乗りましょう。

ガラス壜の中の夏

カミさんの実家の倉庫に大きな古いガラス壜があった。

ポッテリ厚めで気泡が入っていて味のあるガラス壜だ。

最初はメダカを入れようと思っていたが、何故か写真集を入れてみたくなった。

好きな植田正治(1913~2000)の写真集。

ぴったりハマった!

植田正治は、生涯故郷の鳥取で作品を撮り続けた写真家。

中でも砂丘シリーズは今でもモダンで傑作だと思う。

見るたびに癒やされる。

私生活もアフガンハウンドを飼ったりイタリアの服が好きだったりと垢抜けていたと云う。

地方に暮らしていても心はコスモポリタンだったんですね。

私の指標の様な人です。

 

「絶対演出」手法の砂丘シリースの好きな写真。

皮肉にもコロナ禍の2021年夏はガラス壜の中に居る様な夏だった・・

奇縁な画集

一年ほど前だったか、ある新聞記事が目に止まった。

それは中国・北宋時代の名画中の名画、李公麟の「五馬図」が80年振りに世に現れたとの事だった。

清朝末期の混乱で日本に持ち込まれたその名画は昭和天皇の即位記念で展示されてから忽然と姿を消してしまっていたらしい。

その間、色々な憶測が飛び交っていたというが今回あるコレクターが東京国立博物館に寄贈したとの記事だった。

新聞に載っていた細い線で描かれた馬の絵が妙に私の興味をソソりいつか見てみたいと思っていた・・

 

今年、家族で千倉に移住された出版社を営む羽鳥さん(2018年8月22日のブログ参照)とカフェで何気ない会話を交わしていると中国の馬の絵の画集を出版していると云う。

もしやと思い詳しく聞いて驚いた。

羽鳥書店から李公麟「五馬図」(原寸大)を出版していたのだった・・

名馬を皇帝に献上するため大陸の西方から引かれて来たのだろう事が人物の顔から計られる。
清朝皇帝など多くの落款が愛でられ宝として受け継がれてきた証となる。しかし80年もの間いったいどこの誰が所有していたのか?大変良い保存状態だったというが、ドラマチックな経緯も興味深い絵だ。
その大判の画集は今、私の書斎のM・デュシャンのポートレートの下に飾られている。ブックデザインも原研哉とこだわるのが羽鳥書店。

人生、奇縁や奇遇があるから面白い。

ミューズ

白血病を克服し再びプールサイドに貴方は立っていた。

筋肉が落ち細くなってしまった貴方の姿を見て誰もが東京オリンピックは無理だと感じたに違いない。

だが貴方は奇跡的に舞台に戻ってきた。

その姿が私にはミューズに見えた。

 

「困難を乗り越えるには希望が必要」と貴方は控えめに語った。

オリンピックで泳ぎたいという希望を持ち続け大病を克服したように、アスリート達のひたむきでイノセントな姿を見て再び私達はコロナ禍の向こうに歩いて行こうとする力をもらうのだった。

ありがとうアスリート達、そして東京オリンピック。

SURF&CAMP

最近、自宅から車で一時間程のところにSURF&CAMPに時々行きます。

キャンプと言っても車が車中泊仕様になっているのでタープを張って椅子とテーブルを出せば良い気楽な感じです。

 

星野リゾート代表の方も何かのインタビューで「コロナ時代における新たな旅のスタイルは、マイクロツーリズムと言って居住地から車で1〜2時間で行ける範囲にある観光地を個人や家族で自家用車やバイク・自転車、徒歩で訪れる小さな旅のスタイルになる」と言っていますが、昨今のキャンプブームなども正にマイクロツーリズム現象ですね。

 

私のキャンプの楽しみは焚き火をしながら飲むお酒、朝の清々しい空気の中で淹れる珈琲、そんな時に味わうシガーに尽きると言っても過言ではありません。歳を取ると旅館で上げ膳据え膳が良くなって来るのですが、これはまた別物な感じです。

キャンプのお酒はアイラ島のシングルモルト。初夏はハイボールで。薪割りに使うナタは先輩からもらったハンドメイド。
焚き火が落ち着いて来たら肉やエビ、野菜なんかを串で炙っていただきます。
エアマットの上に冷感カバーを掛けると快適に寝れます。

夏休みは混みそうなので次回のサーフ&キャンプは秋口かな?

そしていつか孫達とキャンプに行けたらサイコーですね!

でも何か楽しい事を持っているとか、考えていないとやってられない時代なのかもしれません・・

追悼・小林亜星さん

千倉の山の上に亜星さんの大きな別荘があって奥様とよくカフェに寄って頂いていた。

カフェが出来た頃からなので随分長いこと贔屓にして頂いたことになる。

ほんと、寂しい限り・・

一度別荘にお招き頂きカミさんとランチをご馳走になった。マリンデザインで統一された別荘は眼下に太平洋が広がり白いピアノと蓄音機が音楽家の家を象徴していた。

いつだったか、私が今の世の窮屈さを亜星さんにこぼした事があった。

先生は「同好の士と楽しくやるだけですよ、ワッハッハ」と一蹴された。

この言葉は今の私の座右の銘になっている。

 

亜星さんの人柄を表すエピソードがひとつあって、千倉の居酒屋で隣にいたオジサンに「千倉の歌を作ってくれませんか?」と頼まれたら何と作詞・作曲おまけに歌までレコーディングしてCDを作ってしまった。

キッチリ作品として作り上げてもらい、千倉町民としてこんなありがたい事は無かった。

千倉が好きだったのですね! CDを沢山録音して自ら配って頂いたのだった。町ももっと有効に使うべきでしょう!
先生から頂いたCD。耳憶えのあるCMソングはほとんど亜星さんの作った物だったと再確認。名CM曲ばかり!

でもワッハッハと笑う先生はもうカフェのカウンターに座る事は無い・・

ヘア・マイスター

南房総の片隅でカフェを営み27年ちょっと、色々な方とご縁が出来た事に感謝する日々。

 

ホマレさんが先月新しいヘアサロンをオープンさせた。

その名も「Atelier HOMARE

さいたま市大宮区の氷川神社参道(日本一長い参道)沿いにあるお店にお邪魔して来ました。

 

パリ時代は「ジャック・モアザン」で研鑽を積み、あのジェーン・バーキンの髪もカットしていたと云う。

その後、さいたま市与野で2店舗を構え約20人のスタッフを抱えていたが、すべてを譲り一人の美容家として新たなスタートを切ったホマレさん。

キャリア40年近いのにも関わらず、一人の船出を決めた自由さに私はシビレる。

ホマレさんの美意識が結実したサロン「Atelier HOMARE」(2F)  参道のケヤキ並木が清々しい気と風を運んでくれる癒しの空間。
アンティークの家具や什器が見事に配置されていてゆったり寛げる。床や壁のテクスチャーにも手抜きは無い。
窓から見える青空を眺めながらシャンプー&頭皮マッサージをしてもらっていたらその神テクで浮遊感覚を体験しました。これぞラグジュアリー。
私のようなジジイがとも思ったがやっぱり来て良かった。サンドカフェに来店した時にも私の頭の形や髪質をチェックしていたと聞いた。

そして、ホマレさんの流れるような一挙一動が心地よく感じられた時間はいつの間にか過ぎていった。

マイスターの仕事ってそうなんですね!

イギリスのサンシェード

Days Gallery」で長年売れ残っていたイギリスの古いストライプの布がある。

多分どこかの海岸沿いの家だか店だかの日除けで使われていたであろうキャンバス地の色褪せた布。

勝手にコーンウォール辺りかな?なんて連想してますが。

 

最近、私の車に取り付けたら野暮ったい車にヴィンテージの布がマッチして言うことなしって感じ(笑)

これからサーフィンやキャンプで活躍してくれそう。

リングが付いていたので突っ張り棒を渡しただけ。この色褪せ感が好み。
中で着替えとか昼寝とか・・
観音開きの後部ドアの上にバーをもう一本乗せれば日除けタープにもなるし。

懐かしの波に乗る

世の中いろいろ有りますが、陰に籠って居る訳にはいかないので気持ちをリフレッシュすべく近場の御宿に一泊でサーフトリップして来ました。

私の住む南房総とはまた違った良さが御宿界隈にはあります。

ご一緒した東京の佐藤さんも若かりし頃、御宿に家を借りていたそう。

御宿の定宿は「サヤンテラス」。夕食は宮本院長お薦めの「舟勝」さん(送迎あり)で美味しい魚をいただきました。

その日、御宿は風が合わず大原をチェック後に懐かしの太東に向かいました。

サーフショップが立ち並び、広い無料駐車場やシャワーも完備されサーフ・シティに変貌していました。

私は、太東での波乗りは実に40年ぶりくらい。

翌日に入った勝浦のマリブも同じくらい久しい時が流れていました。

マリブも若い時のショートボーダー時代以来。懐かしの場所で浮かぶのもイイもんです!

勝浦あたりは波乗りしなくとも、ひっそりと美しく小さな海岸が点在していて佇んでいるだけで癒される。

鵜原、守谷、興津など・・時間が止まっている感漂う小海岸も今回巡ってみました。

守谷海岸ではシーカヤックがノンビリ浮かんでいた。また来てみたいな!

白T

「白のTシャツにジーンズ」って究極のシンプルスタイル。

これ若い時に似合うのは当たり前。

でも、60過ぎたジジイが白T&ジーンズが様になってたらちょっとイイでしょう!

 

40代で腰を手術してからは朝起きると布団の上でストレッチとかするようになりました。

腹筋や下肢の軽い筋トレとかも入れて15分位かな。今でも続けています。

 

毎晩お酒は飲むんですが、今のところあんまりお腹がたるんでないのは朝の体操と波乗りのおかげかな。

痩せた人でも歳取るとだんだんお腹がたるんで来るんですが何とかキープしています。

何かをやり始めたら、細く長く続けるのは得意な私。

でも、白Tにジーンズが似合うジジイは何と言っても白洲次郎さんでしょうね!

真打ち登場。 あと岩城滉一さんも70歳なのにいつも引き締まっていてカッコイイですよね。

想い出の旅写真

箪笥から古い写真が色々と出てきました。

スコットランドの港町にて。30代半ばくらいの時ですね。

スコットランドは、写真家の浅井慎平さんのアシスタントとして初めて「いいちこ」のテレビCMとポスター撮影に同行させてもらった旅だった。(そうビリーバンバンの歌が流れるCMです)

現地コーディネーターのオジサンとホテルのバーで。

なんせ初めてのアシスタントなので、毎日ずーっと気を張りっぱなしでロケに集中していたんです。

夜、ウイスキーを飲んでいたら浅井さん(師匠)の前で居眠りしてしまった失敗もいい思い出です。

そのロケではグラスゴーにあるマッキントッシュの美術学校やスカイ島なども回りました。

 

サンドカフェは、ヘミングウェイの「老人と海」の世界と房総半島の先端に位置する「千倉の海」のイメージを重ねあわせて作ったカフェです。

なのでヘミングウェイが暮らしたフロリダのキーウエストとキューバは一度は訪れなければと思っていた。

最初に訪れたのはフロリダ半島の先端からセブンマイルスブリッジでつながったキーウエストだった。

ヘミングウェイの家はミュージアムになっていて見学できる。彼が飼っていた猫の末裔達と受付にいた薄化粧したゲイのおじいさんが迎えてくれた。

キーウエスト時代、ヘミングウェイは朝の涼しい時間だけタイプライターに向かったというのがうなずけるほど蒸し暑かったのを覚えている。

またヘミングウェイが通ったといわれる酒場「スラッピージョー」は観光名所になっていてその俗っぽさに幻滅したっけ。

その時はバハマにも寄りました。キーウエストを異なり爽やかで過ごしやすい島だった。

私がその後、ヘミングウェイが「老人と海」を書き上げたキューバに向かったのはキーウエストを訪れてから10年以上経てからになる。

形見分け

カミさんのお母さんが亡くなる少し前に私に指輪を二つくれた事があった。

それはお義父さんの形見の指輪で、しばらく私の箪笥の引き出しに入ったままだった。

 

ひとつは18kのプレーンな平べったい指輪でスッポリ私の薬指に収まった。

金なので何か困った時に売って食いつなごうと思っている(笑)

 

もう一つはプラチナの印鑑型指輪で「小原」の文字が刻まれていた。

肉厚のプラチナでちょっと大きめのサイズだった。

サーファーの知人で彫金師がいるので彼にカレッジリングっぽくリメイクしてもらおうかと考えた。

彼の奥さんはコスタリカの人でカリブ海を代表するラリマーという石を扱っているのでそれを使って見ようと思う。何故ならバハマもキューバも思い出の島だから。

ターコイスを少しブルー強めにしたまさにカリビアンシーのイメージ。

私が若いころ無理して買ったロレックスのサブマリーナ(80年代半ば)を息子の二十歳の誕生日にプレゼントしたことがある。

今思えば、それもひとつの形見分けかな・・

カメとカフェ

小さな湾のこのサーフポイントにやって来たのは何年ぶりだろうか?

色々あって此処には長い間遠ざかっていた・・

 

ふと、思いつきで来て見たが幸い海には我々二人だけだし波もまあまあ。

沖で波待ちしていると何と海亀がポッコリ私の前に顔を出した!

「こんにちは」って挨拶をしに来てくれたのかとても可愛かった!!

 

いつもと違う行動をすると思わない事が起きる。

時々パターンを変える事も必要だね。

潮が上げすぎてもダメ、引きすぎてもダメ。
やっぱり数年前に波乗りをしていたらイルカが2頭やって来たことがあったのを思い出した。

このポイントの近くに出来た古民家カフェに寄ってみた。

カフェの窓からは漁港と海岸線が一望できる。近所のオバちゃん達の憩いの場所ってのもイイね!
海から上がってすぐ家に帰るんじゃなくて珈琲一杯を飲める場所って私には必要。サンドカフェを始めたモチベーションのひとつはそこだから・・

気分の転換

最近体調を崩しました。

帯状疱疹というやつです。

左側の耳や、頭皮が痛くてヒーヒー言いながら暮らしています。

 

気分転換にブルーノート東京に「桑田佳祐ソロライブ」を見に行ってきました。

と、言いたいところですがオンライン配信です!

初めてでしたが、ちゃんと限定チケットを取って見るんですね。

桑田さんのソロアルバムは好きで普段でも車なんかで聴いているんですよ。

ホントのライブにはいつ行けるのかな〜
バックも名プレーヤーの面々です。
ライブ配信ならでは、カメラワークも音も期待以上でした。

「Dear My Friend」で桑田さんは歌いました。

「たった一度の人生だもの 悩み事さえも 神様の贈り物・・」って

イイ風に吹かれたように気分転換になりました。

部屋で過ごす・2

子や孫と暮らしているので一人になれる空間が大事です。

特に歳を取ってからは自分にとって居心地の良い場所を持つことは必要です。

必然的に家に居る時間が長くなるから・・

 

私の書斎にはイームズやコルビジェの他に古い木の椅子があります。

ウィンザーチェアの「スモーカーズ・ボウチェア」です。

ガッチリとした作りの椅子で広い座面と低めの肘掛けが特徴。

ソファのようにゆったり寛げるこの椅子はエルム材(ニレ)で19世紀のイギリスの物。

きっとパブやカフェで使われていたんでしょうね。

デスク脇の水屋箪笥の前に置いてあります。
スモーカーズボウチェア、その名の通り葉巻を時々楽しむのに使っています。
デスクの上にはLVのヒュミドール。葉巻の保湿ケースです。
小さな本棚には気に入りの写真集。下の大きな本は普段は箪笥にしまっています。壁には唯一NYの自邸で葉巻を燻らすM・デュシャンのポートレートが掛けてあります。現代美術・コンセプチュアルアートの開祖です。

とにかく自分の気に入りの物だけで構成してある部屋ですが、あまりゴチャゴチャした感じにならないようにシンプルさを心がけています。

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