想い出の旅写真

箪笥から古い写真が色々と出てきました。

スコットランドの港町にて。30代半ばくらいの時ですね。

スコットランドは、写真家の浅井慎平さんのアシスタントとして初めて「いいちこ」のテレビCMとポスター撮影に同行させてもらった旅だった。(そうビリーバンバンの歌が流れるCMです)

現地コーディネーターのオジサンとホテルのバーで。

なんせ初めてのアシスタントなので、毎日ずーっと気を張りっぱなしでロケに集中していたんです。

夜、ウイスキーを飲んでいたら浅井さん(師匠)の前で居眠りしてしまった失敗もいい思い出です。

そのロケではグラスゴーにあるマッキントッシュの美術学校やスカイ島なども回りました。

 

サンドカフェは、ヘミングウェイの「老人と海」の世界と房総半島の先端に位置する「千倉の海」のイメージを重ねあわせて作ったカフェです。

なのでヘミングウェイが暮らしたフロリダのキーウエストとキューバは一度は訪れなければと思っていた。

最初に訪れたのはフロリダ半島の先端からセブンマイルスブリッジでつながったキーウエストだった。

ヘミングウェイの家はミュージアムになっていて見学できる。彼が飼っていた猫の末裔達と受付にいた薄化粧したゲイのおじいさんが迎えてくれた。

キーウエスト時代、ヘミングウェイは朝の涼しい時間だけタイプライターに向かったというのがうなずけるほど蒸し暑かったのを覚えている。

またヘミングウェイが通ったといわれる酒場「スラッピージョー」は観光名所になっていてその俗っぽさに幻滅したっけ。

その時はバハマにも寄りました。キーウエストを異なり爽やかで過ごしやすい島だった。

私がその後、ヘミングウェイが「老人と海」を書き上げたキューバに向かったのはキーウエストを訪れてから10年以上経てからになる。

形見分け

カミさんのお母さんが亡くなる少し前に私に指輪を二つくれた事があった。

それはお義父さんの形見の指輪で、しばらく私の箪笥の引き出しに入ったままだった。

 

ひとつは18kのプレーンな平べったい指輪でスッポリ私の薬指に収まった。

金なので何か困った時に売って食いつなごうと思っている(笑)

 

もう一つはプラチナの印鑑型指輪で「小原」の文字が刻まれていた。

肉厚のプラチナでちょっと大きめのサイズだった。

サーファーの知人で彫金師がいるので彼にカレッジリングっぽくリメイクしてもらおうかと考えた。

彼の奥さんはコスタリカの人でカリブ海を代表するラリマーという石を扱っているのでそれを使って見ようと思う。何故ならバハマもキューバも思い出の島だから。

ターコイスを少しブルー強めにしたまさにカリビアンシーのイメージ。

私が若いころ無理して買ったロレックスのサブマリーナ(80年代半ば)を息子の二十歳の誕生日にプレゼントしたことがある。

今思えば、それもひとつの形見分けかな・・

カメとカフェ

小さな湾のこのサーフポイントにやって来たのは何年ぶりだろうか?

色々あって此処には長い間遠ざかっていた・・

 

ふと、思いつきで来て見たが幸い海には我々二人だけだし波もまあまあ。

沖で波待ちしていると何と海亀がポッコリ私の前に顔を出した!

「こんにちは」って挨拶をしに来てくれたのかとても可愛かった!!

 

いつもと違う行動をすると思わない事が起きる。

時々パターンを変える事も必要だね。

潮が上げすぎてもダメ、引きすぎてもダメ。
やっぱり数年前に波乗りをしていたらイルカが2頭やって来たことがあったのを思い出した。

このポイントの近くに出来た古民家カフェに寄ってみた。

カフェの窓からは漁港と海岸線が一望できる。近所のオバちゃん達の憩いの場所ってのもイイね!
海から上がってすぐ家に帰るんじゃなくて珈琲一杯を飲める場所って私には必要。サンドカフェを始めたモチベーションのひとつはそこだから・・

気分の転換

最近体調を崩しました。

帯状疱疹というやつです。

左側の耳や、頭皮が痛くてヒーヒー言いながら暮らしています。

 

気分転換にブルーノート東京に「桑田佳祐ソロライブ」を見に行ってきました。

と、言いたいところですがオンライン配信です!

初めてでしたが、ちゃんと限定チケットを取って見るんですね。

桑田さんのソロアルバムは好きで普段でも車なんかで聴いているんですよ。

ホントのライブにはいつ行けるのかな〜
バックも名プレーヤーの面々です。
ライブ配信ならでは、カメラワークも音も期待以上でした。

「Dear My Friend」で桑田さんは歌いました。

「たった一度の人生だもの 悩み事さえも 神様の贈り物・・」って

イイ風に吹かれたように気分転換になりました。

部屋で過ごす・2

子や孫と暮らしているので一人になれる空間が大事です。

特に歳を取ってからは自分にとって居心地の良い場所を持つことは必要です。

必然的に家に居る時間が長くなるから・・

 

私の書斎にはイームズやコルビジェの他に古い木の椅子があります。

ウィンザーチェアの「スモーカーズ・ボウチェア」です。

ガッチリとした作りの椅子で広い座面と低めの肘掛けが特徴。

ソファのようにゆったり寛げるこの椅子はエルム材(ニレ)で19世紀のイギリスの物。

きっとパブやカフェで使われていたんでしょうね。

デスク脇の水屋箪笥の前に置いてあります。
スモーカーズボウチェア、その名の通り葉巻を時々楽しむのに使っています。
デスクの上にはLVのヒュミドール。葉巻の保湿ケースです。
小さな本棚には気に入りの写真集。下の大きな本は普段は箪笥にしまっています。壁には唯一NYの自邸で葉巻を燻らすM・デュシャンのポートレートが掛けてあります。現代美術・コンセプチュアルアートの開祖です。

とにかく自分の気に入りの物だけで構成してある部屋ですが、あまりゴチャゴチャした感じにならないようにシンプルさを心がけています。

部屋で過ごす

荒天の休日、スゴイ風が吹いています。

波乗りは無理そうなので部屋でノンビリします。

小さい部屋ですが音楽・映画・写真集・シガー・お酒など私の好きな物すべてが揃っています。

私の書斎は和室ですがデスクやソファがあります。本を読んだりレコードを聴いたりソファに座っている時間が長いですね。コルビジェのソファは20数年使っています。同じくイームズのアルミナムチェアも80年代の4本足です。
黒の医療ケースには気に入りの茶器・酒器・シガー用品・文房具などが入っていますが孫が最近開けそうになるので外鍵を付けました。笑  天板の上にはプロジェクターが乗せてありスクリーンを降ろせばすぐ映画も観れる様になっています。
和箪笥に凝った時期があって水屋箪笥や刀箪笥など家に5棹ほど有ります。私の部屋にある低い箪笥にはオーディオを置いてあります。毎日レコードには針を下ろしますね。
オーディオの脇にカメラの防湿ケースがあってルミックスや古いライカやレンズを入れてますが最近はもっぱらスマホを使ってます。手に持ってイジる時間がイイんです。
小さな庭ですがよくボーっと眺めています。梅の木に時々野鳥がやって来ます。甕にはメダカを飼っています。小さな灯籠は鋸山の化石を使って作りました。

とてもサーファーの部屋には思えない和洋折衷の部屋ですがこれで充分だと思っているんです。

これから

六十代半ばに思うこと。

 

カフェの仕事も波乗りも七十歳までは現役でいたいと思う。

 

それから先は、その時の自分と相談だ。

 

先の先まで想定内に収まると人生ツマラナイ。

 

何が起こるか判らないのも人生の醍醐味だろう。

 

ポールも歌ってるよね「Let it be」って!

風の時代をどう生きるか? ひとつは自分色を貫くって事!私らしさだ。 そして先の事よりその時やりたいと思う気持ちを大切にしたい。今までもそうしてきたから。

冬の海

老いを悟る時。

それは冬の海。

 

先日の事、内湾のポイントに行くと波はあるのに一人のサーファーだけ。

しかし波は来るのに一向に乗れない私。そのうち体は冷えてくるし、ますます乗れない壺にハマる・・

そのサーファーはロングライディングを次々決めている。

波とのリズムが合わない時があるのは解っているが、落ち込んだ私・・

 

その日は風もあったが私はブーツしか履かないでいた。

歳と共に体が思うように反応しなくなって来るのだが手や頭部が冷えると更に体が動かなくなるのだった。

次からはグローブやウエットキャップも持参しなくてはと痛感した。

今日はブーツだけでなくグローブもして海に入った。前回と違いまあまあ波に乗れチョット安堵する。
夕方の海は空いていて富士山を拝め、大島に沈む夕日は後光がさしていた。先週64歳になった私への贈り物のような気がしたのだった。

私の代わりに・・

シトロエン2CV、昔からずっと変わらず乗ってみたい車のひとつです。

先日カフェの駐車場にカワイイ姿を見せてくれました。

その車のダンディなシニアの男性は、縦目のベンツも持っていらっしゃるそうなのでかなりのエンスーとお見受けしました。

イエローがかったベージュはオリジナルカラーだそう。ほんとカワイイです!

で、60代半ばに差し掛かり思うんです・・

ステキな車でも何でも自分が持たなくてもいいんじゃないかって。

私の代わりにこの方が乗ってくれているって(笑)

持てる車の台数って限られるし、今のライフスタイルに合った一台があればイイんじゃないですか。

 

これは色んな事にも言えて、例えばサーフィンにしても私の理想はデヴォン・ハワードのライディングなんです。

私には彼の様な波乗りは出来ないけど、デヴォンさんが私の代わりに理想のライディングをしてくれているんだと思う様になりましたね。

 

そうやって考えると私みたいな理想主義者は理想を一個消化できます。

シンプルな境地になれて、今の私の等身大で愉しめばイイのだと・・

でもいつか乗りたいな2CV(笑)

今日のスタートに

こんな時代ですが今年も「TODAY IS A GOOD DAY」と唱えながら暮らして行きたい。

 

朝、青空が見えたなら TODAY IS A GOOD DAY

そう思うだけで景色が違って見えてくる。

爽やかな風が吹いたら TODAY IS A GOOD DAY

ルーティン・ワークもフレッシュな気分でやれそうだ。

一杯の美味しい珈琲があれば TODAY IS A GOOD DAY

自然や自分を支えてくれる人々に感謝する気持ちが湧いてくる。

生きているけど生かされてもいるんだと。

今日という日を平凡な佳き日だと思えれば何とか進んで行くことがことが出来るだろう。

 

PS・自分でイラストを描きプリントしたTシャツやトレーナーをSand CAFE隣の海雑貨「Deck Shoes」に置いています。カフェにお出での節にのぞいて見て下さい。

本年もこんな独り言によろしくお付き合い下さい。

風の時代

「コミヤマさん、12月22日から風の時代が来ますよ!」とホマレさんが教えてくれた。

パンデミックにより世界的に大きく価値観が変わり続けた2020年だったが、占星術の世界でも歴史的な変化に入るようだ。

それは「土の星座」から「風の星座」への交代だと云う。

長く続いてきた土の時代の物質・所有的価値から風の時代は精神性・感性・情報(自分色の)

と無形の世界へ移行するとの事。

ホマレさんも私も風の星座である水瓶座。(双子座、天秤座も風の星座)

 

「風の時代」の到来。それは約200年続くらしい。

混迷の社会情勢下だからこそ希望を持つ術を身に付ける事は必要だと思っているのですが、年末に追い風を受けたような気がしたのだった。

奄美大島の帰りに見た東京湾から富士を望む景色に北斎を想う・・
私の住む南房総。三方を海に囲まれ風が吹き抜ける理想郷。

皆様に良い風が吹く新年となりますようお祈り申し上げます。

親父が降りてくる時

歳取るとだんだん寝るのが早くなってくるのですが、あまりに早い時間に睡魔に襲われた時はYou Tubeを観て時間を稼ぎます。

 

最近ハマってしまったのが「東京大衆歌謡楽団」。出で立ち然り、楽器然り、昭和初期にこだわった4人兄弟のバンドが昔懐かしい歌謡曲を演奏します。

浅草寺での奉納演奏が多い様です。下町情緒が漂っているんですね。楽団の前に置いてある帽子におひねりを皆さん入れて行きます。

「ああ上野駅」井沢八郎、「東京の灯よいつまでも」新川二朗、「長崎の人」春日八郎などは小さい時テレビで見覚え・聞き覚えがあるのですが昭和10年代〜30年位の歌はさすがに亡き親父の年代じゃないと分かりません。

霧島昇、藤山一郎、ディック・ミネなどが歌った曲を若き楽団が演奏しジジ&ババがあの頃を思い出し熱心に聞き惚れているシーンが微笑ましいし案外イイ曲・イイ歌詞だって気付きがあったり。

 

でも、そんな時は私に親父がのり移っているんだと思うんです・・きっと(笑)

花摘む野辺に陽は落ちて、みんなで肩を組みながら歌を唄った帰り道。幼馴染みのあの友この友、ああ誰か故郷を想わざる・・情景浮かぶイイ詩だなあ。アッ、親父が降りて来た!

LVのトランク

数多あるメゾンブランド製品の中でもルイ・ヴィトンのトランクは別格。

 

その(ロマンある)ヒストリーとクラフツマンシップに惹かれ「DAYS GALLERY」でも幾つかルイ・ヴィトンのヴィンテージトランクを扱ってきたが、その都度ステキなお客様の手に渡って行った。

 

今、私の手元に残ったトランクはバニティケース(化粧ケース)のみとなった。

 

ちょうどレコードが収まるサイズだったので書斎のプレーヤーの脇に置いてレコードケースとして使っているが和室の雰囲気にもマッチしているので、これを手放すことはないだろうな。

良く聴くエバンスやマイルスなんかを30枚位入れている。
化粧ケースなので上蓋の裏はミラーになっている。触れるたびにエスプリ感が伝わってくる。

古いスクラップブックに大型のLVトランクをソファテーブルに見立てている写真があった。大型のトランクになると高価なので中々手が出ないが、古民家とかの雰囲気に合わせても面白いと思う。

 

大型のトランクはブナ材で補強されている。

KINFOLK GARDEN

時々、時間のある時に珈琲を飲みながらパラパラっと見返す好きな写真集。

このKINFOLK・GARDENもそのひとつ。

 

世界には色んなセンスの人がいて色んな庭や植物のある生活をしている。

私は、気に入った庭やインテリアの写真があるとその中に入り込む、つまりそこにワープしてしまう。

そして暫し陶然となる。

そんな時間が好きでまた今日もパラパラっと・・

 

 

フランスの片田舎、でもセンスがスゴイ二人が暮らす。
ステキです・・

私も仕事をしなくなったら毎日海を散歩し、庭でバラを育てながら暮らしたい。

アダンの島に・続編

飲食の仕事って休みでも食材買い出しや仕込み、機器のメンテナンスなんかで完全なoff感覚って中々難しいんですが、旅に出てしまうと一切忘れることが出来るんです。

サーフトリップに来る理由もそこにありますね。特にカミさんですが・・

 

今回お世話になった宿「MIRU AMAMI」は目の前がビーチのコテージタイプのホテル。

毎晩、スタッフの方のオススメ黒糖焼酎を飲むのが至福の時間でした。

長期滞在の方が多い理由が判ります。居心地の良い部屋に置かれたエスプレッソマシンが嬉しい。
ホテルの門番の八木さん。
葉山の「sunshine+cloud」の奄美支店「Paradise Store」はベンガラ色の建物でブティック・宿・レストランが一体となった施設。ここで親切なサーファーの女性からサーフィン情報を教えて頂き大変助かりました。奄美は優しい人の島だとインプットされた場所。
どこに行っても珈琲時間を忘れることは無いんです。「山田コーヒー」
田中一村の人生69年間の作品群が収められた美術館。やはり一村が奄美で得たインスピレーションはその画風を決定的に変えていた。この「不喰芋と蘇鉄」の絵は一村がどんなに高額で買いたいと言われても手放せないと語った命を削り描いた傑作だ。
水上に浮かぶ田中一村美術館。少年の眼差しで描いたスケッチもあれば精魂込めた作品も含め幅広く収められていた。日本画家一村は、山水画や水墨画などを通過してトロピカル日本画の境地に至ったのだった。
一村が奄美で住んだ必要最小限の小さな庵。H.D.ソローや良寛も小屋住まいだった。それは茶室の精神にも通ずると思う・・

日本の島旅の楽しさを教えてくれたアダンの島。

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