クラッシュ!

台風のうねりが内湾に入っていた日、強い南風がオフショアになる場所にやって来た。

いつもは波が立たないここにも時折腹〜胸ぐらいのセットがやって来ていた。

ショルダーの切れ目から乗ればロングライドが出来る感じだ。

早速海に入り、レギュラーとグーフィーの良い波を何本か乗った。

強いオフショアだったが・・ボードが風に煽られるので要注意です。

調子に乗って次の波に乗って行った時バランスを崩しコケた。

一瞬の間があり「ゴン!グシャ!」という鈍い音がして空中に飛んだロングボードが頭に落ちたのが分かった。

「やっちまった・・」と思い衝撃のあった頭部に恐る恐る手を当てた。

アレッ!? 切れているはずの頭からは血が流れていないようだ。

ボードを見たらノーズから少し下のレールが20cmほどバックリ割れ髪の毛がめり込んでいた。

その後少し腫れていた頭部は痛みもじきに収まっていった。

このクラッシュを見て、このかすり傷程度で済んだ事に「また護られていた!」と感じた。

そして、想像以上に俺は石頭だったと悟ったのだった。

アダンの島再び

台風12号が過ぎたのも束の間、14号が九州にゆっくり近づこうという最中、2年ぶりにアダンの島へサーフトリップしました。

2年ぶりの奄美ですがやっぱり雰囲気最高ですね。

メンバーは東京の佐藤さん夫妻と。いつものシニア4人衆です。今回も重いロングボードを担いでやってきました。

台風の合間でしたが良い天気に恵まれました。しかし9月の奄美は暑かった。日差し眩しすぎ!「ティダ・ムーン」
前半はホテル「ティダ・ムーン」でした。プールもあり食事も凄く良くてオススメです。

今回は台風の影響で強い風をかわす場所を探して波乗りしました。

美しいこのポイントで再びサーフィン出来て幸せでした。海亀さんもすぐ脇を泳いでいます。ただ9月の奄美は太陽の照り返しで波待ち中に頭がボーッとして来ます。暑さにめげずキヨミさんもカミさんもロングライド連発でした!
波を探して島内を巡っていた時ユージさんが「あそこで出来そう!」と偶然見つけた場所。近所のおじさんに聞いてもサーフィンしているの見た事ないって。未知のポイントでのサーフ面白かったです!

偶然、そんなポイントを見つけてサーフィンするのもサーフトリップの醍醐味ですね。

「miru amami」にまた来れて良かった!部屋の前はアマミ・ブルーの海が広がります。
台風で2泊の予定が1泊になってしまいましたが、素晴らしいロケーションと80種類揃えている黒糖焼酎を堪能出来て満足です。
ウェルカムドリンクで作戦会議 笑。今回ユージさんのおかげで1日早い便でスムースに帰れて良かったです。

今までいろんな旅をして来ましたがいつもフライトスケジュールは順調でしたが、大型の台風が近づいて来てホテルの5泊目をキャンセルし飛行機を1日早い便に変更と良い経験をさせてもらいました。

私も晴れ男パワーでスコールもありながら5日間なんとか晴れさせることが出来ました・・笑

いつも思いますが60代半ばでこうやってサーフトリップに来れる事に感謝です・・

美術館めぐり

佐倉市立美術館で開催されている「安西水丸展」を充分楽しんだ後、同じ佐倉市にある川村記念美術館に向かいました。

せっかく佐倉市まで来たので現代美術のコレクションで名高い川村記念美術館に寄らないわけには行きませんから。

木々に囲まれた広い敷地内には庭園が広がり池には白鳥が泳いでいました。

ちょうどお昼だったので美術館のイタリアンレストランでランチをいただきました。

ひとつひとつが丁寧で美味しく充実した食事でした。

このレストランのランチはオススメです。

展示は私の好きなサイ・トゥオンブリー、マーク・ロスコ(ロスコの部屋がある)などの他にさらに巨大な抽象表現ペインティングがずらっと並び圧巻でした。

 

そんな大作を過ぎたところに心惹かれる作品が二つ並んでおりました。

そして、その二つとも物凄く小さかったんです。

一つはブランクーシの「眠れるミューズ」ツルンと研磨された金色の頭部の彫刻は何とも言えぬ表情でコロンと置かれていました。

これ、傍に置いておきたいです!笑

もう一つは「箱シリーズ」で知られるコーネルの「青く塗られた青の中に」

実際みるとこのブルーが目に染みてくるようなノスタルジックなブルーなんです。

箱の中に封じ込められた一片の詩的世界。

大作の中で出会った小さな作品に心惹かれるところがアートの面白さでもあります。

マイヨールのぽっちゃりした裸婦像が置かれたホールは照明も素晴らしい。

安西水丸展に行きました。

お久しぶりです。

気がつけば9月に入りましたが皆さんはどんな2022年の夏をお過ごしでしたか?

私は県民割りを使い千葉北、茨城にプチサーフトリップに何回か行きました。

今回佐倉市立美術館で開催されている「安西水丸展」にも九十九里に前泊しサーフィン、二日目に伺いましたが県民割りはお得なのでなるべく長ーく続けて欲しいものです。笑

 

さて、安西水丸展ですが想像以上に素晴らしくその作品ばかりでなく水丸さんの人となり、暮らしぶりまでをも網羅されていました。

これは水丸ファンにとっては凄く興味深いものです。これ「全水丸辞典」的展覧会とも言えるのでは・・

あなたも小学生に戻れます!それにしても水丸さんて小学生の頃から好きなものが変わってないんですね!
よくぞ長年保存してありましたね!驚きです。この辺も水丸さんの魅力です。
佐倉市立美術館の2階と3階に水丸ワールドがたっぷり展開されています。
愛用品など。トレードマークの黒縁メガネ、ガラスのプロペラも。
千倉のことも色々紹介されております。 水丸さん、チャーミングな人です。
楽しく長かった夏休み。9月25日まで開催されていますのであなたもあの頃に帰りませんか?

放浪の哲学者のエリック・ホッファーも言っています「成熟するとは5歳の子供の真剣な遊び心を取り戻すこと」だって。

夏には達郎

夏に山下達郎を聴くと「悲しみのJODY」が流れていたあの夏を想い出す。

 

山下達郎の新譜がイイ!とホマレさんがインスタで紹介していたのでレコードを購入した。

最近はCDとレコードが出ていたらレコードの方を買う。

音もジャケットもレコードの方が自分好みだから。

レコードは2枚組なので毎日片面ずつ聴いています。4日かかります!笑

避暑地に吹く涼風のような達郎の爽やかで透明感のある歌声とメロディーが心地良い。

往年の名曲をオーバーラップさせるアレンジがあるのも私には嬉しい。

 

この肖像画を描いた人が気になったので検索したらヤマザキマリさん(テルマエロマエの作者)が描いたと知って更に感動!

数年前に達郎さんから「あなたは本来画家なのだから」と肖像画の依頼を受けたヤマザキさん。イタリアでは油絵と美術史を専攻し肖像画を学んでいたキャリアを持っていたのですね。

飾って良し。私の古臭い(笑)部屋にこの肖像画ジャケットがハマる。

「諸々の課題と対峙し乗り越えようとする意志のあるうちは、現役を続けられると思っています」と来年70歳になる達郎さんは何かの取材でコメントしていた。読んだこちらもエールをもらった気分になった。

安西水丸展

珈琲焙煎家1st-CRACKの安芸さんから「世田谷美術館でやった安西水丸展がすごく良くて二回行ったんですよ!」と聞いた数日後に佐倉市立美術館の学芸員さんからお電話が。

「今度、安西水丸さんの展覧会を開催しますのでポスターとパンフレットなどお送りします」と。

カレー好きの水丸さん、幼少〜少年期まで過ごした千倉で食べた思い出の味「サザエカレー」が結ぶご縁に感謝。

郵送でと思っていたら先日、佐倉市立美術館の館長さん、学芸員の方がポスターやパンフレットを持って直接お店に来られ、サザエカレーまで食べて頂きました。

そして、これから親交の深かった千倉館の鈴木社長にも会いに行くとの事。

そんな美術館の皆さんの熱い姿勢に心打たれました。

良くカウンターでカレーを召し上って頂きました。生前頂いたサインと共に。

「イラストレーター 安西水丸」展、今から凄く楽しみです!

海の家

私が都会に暮らしていたなら、小さな海辺の町に休暇小屋を持つことを切望するだろう。

Casa BRUTUSの「SUMMER HOUSE 山の家 海の家」を見ていたら、あるお二人の海の家が脳裏に蘇って来た。

その一人は写真家の浅井慎平さん。

浅井さんが1983年末に千倉の海岸通りに建てた海の家との出会いで私の人生は変わりました。

北カリフォルニアのシーランチにあるチャールズ・ムーアの建築群のような板張りの浅井さんの海の家は今は違うオーナーの物となっていますが、あの頃僕達は時々遊びに伺っては素敵な時間を過ごさせてもらっていました。

「モダンリビング」誌より。
この海の家の内装がサンドカフェの原点となりました。

ヘミングウェイの「海流の中の島々」でトマス・ハドソンは岬の突端の堅牢な家で暖炉に流木を焚べていましたが、浅井さんが奥の暖炉で薪を焚べる姿と重なり合って40年近く経った今でも瞼に焼き付いています。

 

もう一人はフローレンス西村さん。

三浦半島の海を見下ろす斜面に建つフローレンスさんの海の家は度々雑誌やテレビで紹介されてその暮らしぶりは当時皆んなの憧れでした。

「ようこそ、海辺の田舎暮らしへ」より
シルバーグレーのショートカットヘアがフローレンス西村さんのトレードマークでしたね。中古の和風住宅をコツコツDIYして居心地の良い海の家を作り上げたんですね。
チープシックな暮らしを実践したフローレンスさん。今ある物を活かすセンスが素晴らしいんです。

25年程前の事、夏の終わりに家族でグアムに出かけた時、空港でパートナーらしき方とお揃いのボーダーのカットソーを着たフローレンスさんをお見かけした事があります。きっとダイビングにでも来ていたんだと思いましたがカッコ良くて見とれてしまいました。

 

あの頃からずいぶん月日が流れてしまいましたが、お二人の海の家は私の憧れのまま変わらずにありました。

Tenderly

ビル・エバンスを聴かない日が無い。

お店で流すBGMに何曲も入っているし、自宅に帰ってからも毎晩必ず何曲かお気に入りを聴く。

私の狭い自室にはこの位のオーディオシステムがちょうど良い。

ビル・エバンスのレコードやCDは沢山持っているのに最近このCDを買った。

それは「Tenderly」という曲が入っていたから。(この曲が入っているレコードやCDってあんまり無いんです。)

Tenderly・・優しさって大切ですから。

「What is there to say?」はマイスタンダードです。あと「Peace Piece」って曲は名演だと思うな。

2年前の今頃、コロナ禍で浮かない日々にもエバンスは私の部屋に流れていました。

イギリスのコートフック

趣味が高じて開いている小さなアンティークと古道具のお店「DAYS GALLERY

そのDAYS GALLERYで長年売れ残っている物を自分で使うシリーズ。

第四回は「イギリスのコートフック」です。

 

良く外国のお洒落な玄関の写真を目にします。

帽子やコート、ステッキなんかが無造作に引っ掛けてあってブーツが床に並んでいたりしますよね・・

自宅の玄関のシューズラックの上に真鍮製のミラーがあって、その上にコートフックを取り付けました。

このコートフックも随分長いこと店の片隅に立て掛けられていました。

ちょっと欅の木肌が白っぽくなっていたのでオイルステンを塗り直ぐ布で拭き取って板壁にマッチするように着色。

家族が多いので靴や帽子がいっぱいありますが、このコートフックが加わりちょっとスッキリした感じです。

伊勢・鳥羽へ家族旅

毎晩ブログを書こう書こうと思いながらお酒を飲んでしまうと「明日にしようかな・・」を繰り返す健全な精神の私です。笑

6月の初めに孫を連れてお伊勢参りに行ってきました。

伊勢神宮から20分位の所に「VISON」という食と暮らしをテーマにした施設が出来たそうなので向かいました。

東京ドーム24個分の広い敷地にはホテルや飲食店、マルシェ、雑貨店、ギャラリー等がありました。
肉バルや海鮮焼きなど三重の食材を頂ける屋台スペース。
伊勢志摩にはスペイン村がありますがVISONにはサンセバスチャン通りがありピンチョスを頂きました。やはりチャコリ(発泡ワイン)が合いますね。
カメラを向けると変な顔する天邪鬼なユー君です。

スペインとフランスの間にあるバスク地方の町サンセバスチャンは美食の町として有名。そこから程近いフランス側の町ビアリッツと共にヨーロッパのサーフィンのメッカでありいつか行ってみたい憧れのエリアなのです。

この日は生憎の雨でしたが米・海苔・出汁専門店やスイーツのお店が充実しておりいろいろ楽しめます。
ユニークなソフトクリームがあったり。
奈良の有名店「くるみの木」はお店と参考室(ギャラリー)を出店しています。
暮らしの参考室はインテリアの好きな方に良いでしょう。
三重の陶芸家 内田剛一氏がプロデュースした「KATACHI museum」は古道具・骨董好きな人にはたまりません。

ここから鳥羽のホテルまで約30〜40分です。

翌日は快晴!部屋の大きな窓から鳥羽の絶景が臨めました。やっぱり晴れ男です。ホテルからは鳥羽スカイラインを走り伊勢に向かいます。
ある方から私の息子の守護神は猿田彦の神様と聞き、伊勢神宮の近くの猿田彦神社にもお参りしました。
私とカミさんにとっては10年ぶり、子供たちは初の伊勢神宮参拝となります。

ここに来たら赤福に寄らないわけにはいきませんよね。
五十鈴川沿いにあるお豆腐屋さんでランチを頂きました。

定休日を使っての一泊二日の旅ですが、朝イチの飛行機で飛んでレンタカーで動いて、翌日の夕方〜夜のフライトで帰ると結構充実した旅をたのしめます。

無理やりヘミングウェイ

たまたま映画「ジュラシックパーク」のジョン・ハモンドのフィギュアがヘミングウェイに見えてしまい、ちょい改造したくなってしまいました。

でも以前から「世界の偉人シリーズ」のフィギュアがあったらいいなとは思っていたんです・・

眼鏡を取り、眉や目をプチ整形すれば、ほらヘミングウェイ!
蚊の入った琥珀の杖を釣り竿に変えればさらにヘミングウェイらしくなったかな。

このフィギュアのオリジナルは高さ15cm位ですが、結構良く出来ています。

でも最近視力の衰えで細かい作業には苦戦しました。

 

その「世界の偉人シリーズ」フィギュアの候補としては・・

パンツ一丁でこれほど風格を醸せるのはピカソのみ。
アインシュタイン。舌を出した写真が有名ですがフィギュアはこんな感じが良いですね。
パブロ・カザルス。バッハの無伴奏チェロ組曲には陶酔してしまいます。
カザルスもそうですがマイルスのフィギュアもオーディオの側に置いておきたくなること間違い無しです。

まだまだ傍に置きたい今は亡き世界の偉人フィギュア候補は数多あるでしょうが・・

考えるだけでも楽しいです!

友人宅のシェープルーム

平砂浦に家を建てた宇田川夫妻はいつも一緒に波乗りする仲間である。

宇田川家の一角にはサーフボードのシェープルームが設てある。

そしてそのシェープルームはガラス越しにリビングから見えるようになっている。

 

私の周りの波乗り仲間たちはすでに宇田ちゃんに板を削ってもらっていたが、65歳をすぎた私は

70歳まで乗るつもりで9’8″というかなり長い板を今回オーダーした。

すなわち、老化を板の長さでカバーしようって訳です。笑

あと長年一緒に波乗りしていて私の乗り方やクセをよく知っている人に削ってもらうのが理想ですから。

板のネーミングは、今は亡き愛犬(レトリバー)の名前を冠して「BOSS SURFBOARD」という。

イメージ通りのカラーリングに仕上がった板を受け取りにシェープルームへ。この後シェフでもある彼の手料理をご馳走になった。

先日、宇田川夫妻と一緒に九十九里方面にプチトリップしたが片貝の胸くらいのいい波で長さを感じさせないポテンシャルをこの板は発揮してくれました。

70歳に向かい心強いボードを手に入れた感じですね。

好転術

人生が好転していく術があるらしい。

どんなに忙しくても毎日、自分の好きなことをする時間を持つことだと言う。

10分でも20分でも。そんなに難しい事じゃない。

例えば珈琲を飲む時間を持つとか音楽を聴くとか本を読むとか何でも良い。

短くても自分が楽しめる時間を積み重ねる事で行動が変わってくるとの事。

ささやかでも楽しいという感情を日々持つことが大事なんですね。

 

私は仕事から帰ると晩ご飯までの間、自分の部屋で音楽を聴きます。

レコードの片面くらいの時間です。

これは昔からそうですね。お酒を飲みながらですけど。

GWで疲れている時も毎晩ボーッと聴いていました。笑

最近は気が滅入るニュースが続いているので、チョット明るい気分になるJAZZが多いです。

例えば、

BLUE MITCHELL。特に「I’ll Close My Eyes」はノリが良くて気分を陽に導いてくれます。
KENNY DORHAMも最近よく聴きます。「I Had The Craziest Dream」とかいいですね。トミー・フラナガンのピアノも好み。

好きな時間を過ごして人生が好転していくんならこんなイイこと無いですよね!

春のサーフトリップ・ドーバーへ

春の陽気に誘われて日本のドーバー海峡・銚子に先日サーフトリップに行って来ました。

老サーファーにとって冬のサーフィンは修行に近い。

だから水温む春の到来は何より待ち遠しかった・・

千葉には明治初期に建てられた二つの灯台がある。白浜の野島崎灯台と、この犬吠埼灯台だ。野島崎灯台はフランス人が、犬吠埼灯台はイギリス人が設計したと言う。
日本のドーバー海峡、屏風ヶ浦の崖ポイント。
波は小さかったですが東京の佐藤さん夫妻と三人で貸切でした。(カミさんは白内障の手術をしたので6月までサーフィンはお休み)やはり4月の千葉北はまだチョット水が冷たかったな。
仕事の疲れからなのか体が思うように動かなかったが精神的にはリフレッシュ出来ました。
灯台近くの宿「ぎょうけい館」にお世話になりました。料理もお風呂もお部屋も我々60代には程良く、落ち着いた雰囲気の宿でマッタリ過ごせました。
サーフィンの後、ランチに寄ったハンバーガー屋さん「AROUND THE CORNER」雰囲気も味も当たりでした!

これから暖かい季節は体が楽になるのでジジイのサーフィンは本番です。

そろそろニューボードが欲しくなってきたジジイです!

妄想ホテル

奄美大島に旅した時、美しい内湾のホテルに泊まった。

そのホテルのスタッフさんが言った。

うちは外人の宿泊客で一週間とか10日とかの長期滞在の人も多くて、ほとんどホテルから出ずにのんびり過ごす方が居ます。毎日ビーチを散歩したり読書したりするだけ・・と。

その話を聞いた時、私にはそんな一週間もホテルの中で過ごすなんて出来ないと思った。

ただ、怠惰を享受する感覚こそがバカンスとかリゾートと云う物の本質なのかも知れないとは感じた。

 

時々、私の妄想癖がうずく。

もし私なら千倉にどんな宿を建てるだろうかと。

 

それは海辺に佇む10部屋くらいの小じんまりしたホテル。

木造で一部が石造りで2階建て。風景の一部になり得る事が大切です。(イメージ)
ロビーには暖炉が設てある。滞在者を青い海と暖炉にゆらめく炎が出迎える。
ホテル内にはライブラリー兼喫茶室が必須。喫茶室はバーも兼ねており、いつでも珈琲だけでなくお酒も楽しめる。ライブラリーはアートやインテリアの写真集が充実している。
そのホテルの名は未定だが各部屋の名前はヘミングウェイの小説のタイトルにし
たい。一号室「老人と海」二号室「海流の中の島々」三号室「陽はまた昇る」とか。

どなたかリッチな方。この妄想ホテルのオーナーになりませんか?

南房総は湘南に比べ地価も安いので3億もあれば実現可能ですよ!

ただ採算がとれるかどうかは保証できませんが・・・

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