縁のある蝉2010.8.9 | 更新日:2015年1月23日込山 敏郎 朝、和室の網戸を開け濡れ縁を見たら蝉の抜け殻が止まっていた。縁側に蝉の抜け殻は珍しいと周りを見渡したら、まだ殻から抜け出たばかりの白っぽさの残るアブラゼミが地面に居たのだった。 そのままにして置いたが無事飛び立ったのだろう。 前世が虫だったというような話しをテレビで聞いたりするが、ウチの縁側に来たあの蝉は誰だったのだろうとか考えてしまった。 私の来世が人では無く虫ならば夏の虫が良い。出来ればトンボ。オニヤンマ、いやギンヤンマが良い。夏空に漂うギンヤンマが良い。トンボほどきれいに空に漂う虫はいないから。