ノ・ン・ビ・リ・ズ・ム

雨の休日。

波乗りは午後の雨脚を見てから出掛けるとして、いい加減に落としたコーヒーを飲みながら葉巻を吸う。

最近のいろいろな出来事を回想しながら味わうコーヒーと煙の時間。

いちばんリラックスするひと時。

最近、南房総にセンスのイイ方達が増えてきてウレシイナ。
最近、南房総にセンスのイイ方達が増えてきてウレシイナ。

アップルの電池

アップルから充電式の単三電池が発売された。小型の充電器とニッケル水素電池が6本付いて2800円。最長10年使えるという。

私は、日常生活で結構単三電池を使う。パソコンのワイヤレスキーボードとマウス、家電のリモコン、髭剃りなど。

電球などもそうだが、なるべくロングライフなものやリユース出来るものに転換して行こうと思っている。

ケータイのモデルチェンジの頻繁さや機種の多さもどうかと思うが。
ケータイのモデルチェンジの頻繁さや機種の多さもどうかと思うが。

犬島アートプロジェクト精錬所

瀬戸内の最終日は、この旅でいちばん予測不能だった場所「犬島精錬所」に向かうべく朝一で港に。このフェリーに乗り損ねると夕方のフライトに間に合わないからだ。

犬島に上陸すると微かにガス臭がした。チケットセンターも精錬所まで続く遊歩道もきれいに整備されている。黒っぽいカラミ煉瓦が背丈程積み上げられ迷路のようになっている。私は強烈なデ・ジャ・ブを感じていた。

精錬所の内部はタイムトンネルの様だった。百年の時差を体感できるタイムトンネル。その設計もアートワークも素晴らしい。来て良かったと思った。

カフェで飲んだ濃い犬島ジンジャーエールもオススメ。

対岸にある無人の島に私好みの小屋が建っていた。ここでは不思議な感覚を数多く体感できる。
対岸にある無人の島に私好みの小屋が建っていた。ここでは不思議な感覚を数多く体感できる。

地中に咲く睡蓮

地中美術館は直島での人気スポットで、入場整理券をまず取らなければならなかった。そして指定された時間に美術館に向かう。

白く輝く無音の空間にモネの晩年の睡蓮がある。2×4mを超える大作は離れて良し、寄って良し。マチエールは気が遠くなるほど深みがある。晩年のモネは白内障に悩まされていたとかで光の描き方などは暗めになっている。なので白く輝く部屋との相性は絶妙。

ベネッセには安藤忠雄のミュージアムが3館(家プロジェクトの南寺を入れると4館)あるが、どれも初めに作品ありきなので作品と空間がとてもいい関係にある。なんとも贅沢なスペース。

2日目の午後は、大竹伸朗の家プロジェクト「歯医者」や「アイ・ラブ湯(銭湯)」を巡り活力をもらった。

直島の自然と共存するため美術館を地中に埋めた安藤忠雄。その地中美術館に向かう途中、ジヴェルニーのモネの庭の植生と睡蓮の池をコンパクトに再現したアプローチがあり、来館者はみなここで期待を増幅させる。
直島の自然と共存するため美術館を地中に埋めた安藤忠雄。その地中美術館に向かう途中、ジヴェルニーのモネの庭の植生と睡蓮の池をコンパクトに再現したアプローチがあり、来館者はみなここで期待を増幅させる。

直島詣で

今から20年ほど前にモダンアートに傾倒していた時期があってMOMAにも出かけたりしていた。その頃香川県の直島という人口3千人くらいの島に福武書店が施主で安藤忠雄氏設計のホテルと美術館が出来たと何かで知った。多分、海岸美術館を設計した石井和紘氏の設計した役場や学校がある島だったからかもしれない。

今回「瀬戸内国際芸術祭」の開催をきっかけにその直島詣でが実現した。あれからベネッセハウスを核に家プロジェクトや犬島アートプロジェクト精錬所などその周囲の島々にもアートが拡散し、今やフランスの雑誌で世界で行くべき10の場所のひとつに選ばれるほどになっており年々内外からやって来るアート巡礼者があとを絶たないという。いやアートお遍路さんというべきか?

私たち家族もアートお遍路さんとして暑い中、路地を歩きシャトルバスや船で移動し行列にも並び行脚した。それでも楽しくて仕方ないのはアートがパワーをくれるからだ。ヨーロッパから来ている人たちもかなりいた。

ベネッセハウスミュージアムの展望中庭にて好きな写真家の杉本博司氏の「海景」シリーズを後ろに悦に入る私。モノクローム写真をアクリルに封じ込め屋外に(!)展示している。太陽光による退色が生じ白色化していったらそれも第二の作品化と氏は言っている。 ここでは20世紀のモダンアーティスト達、ジャクソン・ポロック、サム・フランシス、サイ・トゥオンブリ、デビット・ホックニー、ジャスパー・ジョーンズらのペインティングが私たちを迎えてくれた。
ベネッセハウスミュージアムの展望中庭にて好きな写真家の杉本博司氏の「海景」シリーズを後ろに悦に入る私。モノクローム写真をアクリルに封じ込め屋外に(!)展示している。太陽光による退色が生じ白色化していったらそれも第二の作品化と氏は言っている。
ここでは20世紀のモダンアーティスト達、ジャクソン・ポロック、サム・フランシス、サイ・トゥオンブリ、デビット・ホックニー、ジャスパー・ジョーンズらのペインティングが私たちを迎えてくれた。

アライアが届く

広島でアライアを削っているファクトリーから待望のアライアが届いた。今回オーダーしたのは8フィート。材質は桐である。6月に初めてアライアに試乗したときは6フィートの板だったが、私にはテイクオフがかなり厳しかったので8フィートと長めにしてもらった。

実際、家の中にあるとデカく感じる。これだったら何とかいけるかもしれない?!

亜麻仁油の香りがあたりに漂うアライアの板。フィンも何も無い。これ以上シンプルな波乗りをしたかったら、あとはボディサーフィンしか無い。
亜麻仁油の香りがあたりに漂うアライアの板。フィンも何も無い。これ以上シンプルな波乗りをしたかったら、あとはボディサーフィンしか無い。

お休みのお知らせ

9月6日(月)~9日(木)までSand CAFEとDeck Shoesはお休みさせていただきます。
瀬戸内海のアートの島を巡る予定です。

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9月と思えない暑さがしばらく続くと覚悟したほうが良さそうです。

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