「サン・ジャックへの道」

前世がフランス人ではないかと私が勝手に思っているノーブルな風貌の紳士。その方が貸してくれたDVDが「サン・ジャックへの道」というフランス映画。

フランスからピレネー山脈を越えスペインの先端にある聖地サンティアゴ(フランス語でサン・ジャック)まで人々は2~3ヶ月も歩いて巡礼するという。その距離1500km。

遺産相続のため仕方なく巡礼ツアーに参加した仲の悪い3人の兄弟に若者4人とスキンヘッドの美しい女性も加わり、引率のガイドも含め9人は過酷な行脚の過程でそれぞれ大切な何かに気付いていく。それは現代人が失ってきたものと同じものに違いない。

「旅は不条理に人を成長させる」と語った先達の言葉が真理だと確信させてくれた。

ラストシーンのいい映画は、別れ際にそっとプレゼントを手渡されたような感慨がある。 趣味がペタンクだと話してくれた紳士は2月にまた渡仏するという。パリから何処に足をのばすのだろうか?プロバンスだろうかブルターニュだろうか。「あーっ行ってみたい!」
ラストシーンのいい映画は、別れ際にそっとプレゼントを手渡されたような感慨がある。
趣味がペタンクだと話してくれた紳士は2月にまた渡仏するという。パリから何処に足をのばすのだろうか?プロバンスだろうかブルターニュだろうか。「あーっ行ってみたい!」

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