珈琲時間

「珈琲時間」の海とあるカフェ特集に掲載されました。

いつも、このブログを見に来てくださっている方で、まだ「サンドカフェ」に来られていない方は、この雑誌をご覧になれば来た気分になれること請け合いです。(笑)

また、パンケーキの美味しいお店も特集されていますのでお薦めです。

130628

鎌倉へ(3)

今回の鎌倉巡りは、フェリーで久里浜に着いてから直行した葉山の「sunshine+cloud」からスタートした。

大きくなって移転した「sunshine+cloud」では営業時間を過ぎてしまったにも拘らずスタッフの皆さんが笑顔で迎えてくれた。こちらでカミさんは靴とTシャツを購入。

材木座のMIKAMIさん宅でモヒートをご馳走になってから近所の帰国子女の方がやっている無国籍居酒屋「満」へ。当日はお祭りという事で賑やかな店内で楽しく飲みながら美味しい料理をいただいた。

そして鎌倉の夜の〆は、私のたっての希望でバー「THE BANK」へ。ここへは長年来たいと思っていた。

古い石造りの銀行をバーに改装した店内は狭いながらもオーナーの研ぎ澄まされた美意識が漂う異空間。オーナーとは渡邊かをる氏、伝説のアートディレクターだ。私はこの方のセンスが大好きである。渡邊さんは「男がバーで飲む酒はジンやスコッチである」と宣う。その仰せに従いMIKAMIさんはギムレットからラフロイグに、私もマティーニからラガヴァリンと杯を重ねた。

翌朝、我々四人はMIKAMIさんのフィアット500に乗り七里ガ浜の有名店「bills」であの世界一の朝食を。ここのリコッタ・パンケーキは噂に違わず絶品だった。

その後、MIKAMI夫妻と楽しくショップをいろいろと徘徊した。話題の複合レストラン「GARDEN HOUSE」、ジャム屋さんや鎌倉山の民芸店「もやい工芸」と怪しげな「苔丸」などを案内して頂き、最後に一息入れようと由比ガ浜の「Daisy’s Cafe」に。

70年代のシンガーソングライターの曲が流れているような懐かしいアメリカンな店内はカミさんの好みにどストライク。コーヒーも美味しかったが名物のジャスミンライスは癖になる味付だった。

MIKAMIさんのフィアット500に大の大人が四人乗り、屋根と窓全開で鎌倉の狭い道をキュッキュッと走っていると、どんな高級車より注目の的であった。

MIKAMI夫妻ありがとうございました。迷惑でしょうがまた伺いますね。

鎌倉という町が近しい存在になった有意義な小旅行だった。

路地の多い鎌倉に似合う現行車でこれ以上のものは無いでしょう。この色、この可愛らしさ。もうじき黒いポルシェ356もガレージに来るらしい。エンスーです!
路地の多い鎌倉に似合う現行車でこれ以上のものは無いでしょう。この色、この可愛らしさ。もうじき黒いポルシェ356もガレージに来るらしい。エンスーです!
鎌倉の夜の最後に辿り着くのは、このザ・バンクでしょう。漆喰の壁の天使のレリーフが泥酔しないよう私を見守ってくれていた。
鎌倉の夜の最後に辿り着くのは、このザ・バンクでしょう。漆喰の壁の天使のレリーフが泥酔しないよう私を見守ってくれていた。

鎌倉へ(2)

不思議と自分の趣味・嗜好と重なる鎌倉のMIKAMIさん。

だから冗談で「前世は兄弟だったかも?」なんてカミさんに言っていた。

五十路を向かえ、海の近くでスローに暮らしたいと語っていたMIKAMI夫妻。

鎌倉に移住する前は、南房総に週末住宅を借り二年間通っていた。そして、その時知り合ったMIKAMI夫妻のご自宅を今回訪問出来たのは「サンドカフェ」のお蔭に他ならない。

東京時代は沢山の物に囲まれていたらしいが鎌倉暮らしを始めるに際し、それらを相当整理したと聞いた。本、服、生活雑貨などなど。

本当に好きなものだけに囲まれたシンプルな暮らしが海辺には似つかわしいのだろう。

海まで歩いて5分の自宅からは、ロングボードを抱えウエットスーツで波乗りに行く夫妻。
海まで歩いて5分の自宅からは、ロングボードを抱えウエットスーツで波乗りに行く夫妻。
思わず唸ってしまったキッチンのラインナップ。コーヒー好きのMIKAMIさんらしいこだわりの品揃えだ。パヴォーニのエスプレッソマシンの隣には私が長年欲しかったイギリスのトースターが。
思わず唸ってしまったキッチンのラインナップ。コーヒー好きのMIKAMIさんらしいこだわりの品揃えだ。パヴォーニのエスプレッソマシンの隣には私が長年欲しかったイギリスのトースターが。

鎌倉へ(1)

今年二回目の鎌倉は、一泊二日の小旅行気分。

以前よりお招き頂いていたMIKAMI夫妻のお宅に伺う事と、お薦めのショップなどを巡る為だ。

二年ほど前に都内から鎌倉に移住されたMIKAMI夫妻の暮らしは羨ましい程に優雅であった。

キッチンスペースの上の超大型の天窓からは陽光が降り注ぎ、雲が流れる様もダイナミックだ。両サイドは窓を設けずプライベートを保ちながらも天窓から見える空の変化と屋上の緩やかに傾斜したデッキなどから、ご主人の「船のような家」という所以が伺える。

骨董歴の長いご主人のコレクションがインテリア洋書や古書の間に絶妙に配置された作り付けの棚を見れば、その審美眼の程が伝わってくる。しかも心地良く。

その様は流石としか言いようが無く且ついつまでもそこに居たい気分になってしまうのは熱烈歓迎してくれた二匹の可愛いワンちゃんとご夫妻のおおらかさに他ならない。

とにかく全てがフォトジェニックなお住まいなのであった。

天窓の陽光を浴びながらキッチンに立つMIKAMI夫妻。ご主人はモヒートを、奥様はイチジクのコンポートを作って下さった。キッチンカウンターには多肉系植物が並ぶ。
天窓の陽光を浴びながらキッチンに立つMIKAMI夫妻。ご主人はモヒートを、奥様はイチジクのコンポートを作って下さった。キッチンカウンターには多肉系植物が並ぶ。
大きなオールドパインのテーブルの向こうはインテリア誌に登場してもおかしくない程見事にディスプレイされた壁面が。Days Galleryで求めて頂いたアンティークも少なくないのは嬉しい限り。
大きなオールドパインのテーブルの向こうはインテリア誌に登場してもおかしくない程見事にディスプレイされた壁面が。Days Galleryで求めて頂いたアンティークも少なくないのは嬉しい限り。

北欧JAZZ

6月に入り、梅雨到来。

私の感覚では今年まだ2ヶ月か3ヶ月しか経っていない感じなのだが、現実は私の体内時計より2~3倍の速さで流れていってしまう。

だから子供の頃からの夢は、空を飛ぶことと時間をコントロール出来ることだった。(イマジネーションの遊びの中では可能だが。笑)

私は気候によって聴く音楽を変える。梅雨はちょっとネクラなジャズはいかがか。

北欧のピアニスト「Tord Gustavsen」。

私はいつも映画や音楽のソフトを提供してくれるディレッタントM氏とペンションオーナーN氏のおかげで自分のカテゴリー以外の映像や音に出会えるチャンスが多い。

このトルド・グスタフセンはM氏より頂いた。

私 「このネクラ感は日照時間の短さも関係あるのでは?」
M氏「当然、日照時間はメラトニンの分泌に作用しますから!」

ただ、ちょっとブルーな気分の時はお薦めしませんが。

そして、やがて梅雨が明ければ聴きたい音はラテンへと移行していく。

Tord Gustavsen Trio「Changing Places」他のアルバムも遜色ありません。
Tord Gustavsen Trio「Changing Places」他のアルバムも遜色ありません。

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