垣根の垣根の・・

自宅の垣根をリニューアル。

しかし、竹って長持ちするんですよね。

前の竹垣が十五年くらい大丈夫でしたから。

只、春の竹はあまり良くないと云う事でその前に施工してもらいました。

 

清々しい青竹と白梅を眺める毎日です。

時たまウグイス、いやメジロがやって来て早春を満喫しています。

千倉には竹屋さんが二軒と竹工芸作家の松本破風さんがおり、竹の町でもあります。
千倉は駅前に竹屋さんが二軒、竹工芸作家の松本破風さんもおり、竹の町でもあります。海岸のヨシズも竹でしたからね。
知り合いの造園屋さんにお願いしました。
施工は知り合いの造園屋さんにお願いしました。以前インテリアデザイナーの内田繁さんの竹の茶室がヨーロッパを巡回したことがありましたが、その時の竹は千倉の竹屋さんが納めたんです。

メガコレクション展へ

昨今、巷に流布するキーワードは断捨離、エコ、サスティナブル、シェア、ミニマリストなど内向きな傾向・・

 

時には、そんな小さくまとまった自分にしばし幽体離脱すべく圧倒的物量コレクションを披露している村上隆氏の「スーパーフラットコレクション」展にフラフラと出かけたのだった。

 

場所は「横浜美術館」、みなとみらいの中に有りました。

 

ホールに入るなり巨大なぬいぐるみ、巨人そしてキーファーがお出迎え。

現代美術では奈良美智、ジュリアン・シュナーベル、バリー・マッギー、ホルスト・ヤンセンなどが並び呆気にとられているとアラーキーのやるせない写真群があったりする。

 

いつからだろうか、村上氏が古道具坂田に出入りしているとか陶芸にハマっていると知ったのは?

しかし、短期間によくぞこれだけの古美術や陶器、書などを蒐集したことか!

どれだけの金を掛けているとか、この膨大なコレクションの保管はどうしているのかとか小市民的勘ぐりは捨て、このメガコレクションの大海原に漂うのが正解でしょう。

 

そして何が残ったのか? 未だに良く解らない私ですが・・

とにかく本物を見る良い機会であることには間違いありません。

魯山人だけでも相当な数が並びます。
魯山人だけでも相当な数が並びます。一点一点に集中していたら体がもちません!
有名な白隠禅師の書も村上氏の元にありました。
有名な白隠禅師の書も村上氏の元にありました。この裏には井上有一の書や田中一村の画も。
桃山の茶陶や大壷群が圧巻の陶芸コーナー
桃山の茶陶や大壷群が圧巻の陶芸コーナー
私の憧れ、ウィンザーチェア。バーナード・リーチへのオマージュか?あとスリップウェアも見事なのが並んでいました。
私の憧れ、ウィンザーチェアも。バーナード・リーチへのオマージュか?あとスリップウェアのコーナーにも見事なのが並んでいました。

モノクローム

書斎に唯一掛かる額がある。

1966年に撮影されたモノクロームのプリント。

ニューヨークの自邸で葉巻を燻らすマルセル・デュシャン。

現代美術(コンセプチュアルアート)の始祖。

 

私はモノクロームの写真が好きだ。

写真集もモノクロームの物が多くを占める。

WALKER EVANSの「HAVANA 1933」を挟み左が南仏に遊ぶブルジョアを撮ったラルティーグの「Riviera」、そして右がアメリカ写真の父、A・スティーグリッツの「ドロシー・ノーマンの肖像」が表紙の図録。どちらも1900年代前半のものである。

 

一見、ブルジョアジーと聖女の対比のようだが、実はドロシー・ノーマンはスティーグリッツの愛人だった。(スティーグリッツの妻は有名な女性美術家ジョージア・オキーフ)

 

スティーグリッツの死後G・オキーフはニューメキシコに移り住み孤高の余生を送ったという。

この写真、実は金城さんという日本の写真家が撮っていた。デュシャンは葉巻とチェスが好きだったという。
この写真、実は金城さんという日本の写真家が撮っていた。デュシャンは葉巻とチェスが好きだったという。
写真集もインテリアとしてディスプレイ。
写真集も見て楽しみ、インテリアとして眺めて楽しむ。

日々の椅子

仕事を終え自宅に帰ると私は酒をグラスに注いで書斎に引きこもる(笑)

 

小さな六畳の和室が私の居場所だ。

 

しかし、その狭い空間にはお気に入りの物しか置いていない。

 

中でも椅子と照明器具にはこだわってきた。

 

足し算と引き算を重ねて残った物達に囲まれ、私は今日の自分に「お疲れ!」を言う。

ブログなどを書く時に座るデスクチェアは80年代のイームズ(アルミナム)。ソファーは20年近く愛用しているコルビュジェ。どちらもブラックレザー。
ブログなどを書く時に座るデスクチェアは80年代のイームズ(アルミナム)。ソファーは20年近く愛用しているコルビュジェ。
リビングの本棚の脇には1800年代のスモーカーズボウチェア。肘掛け椅子が好きなんです。
リビングの本棚の脇には1800年代のスモーカーズボウチェア。ゆったりできる肘掛け椅子が好き。

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