書斎に唯一掛かる額がある。
1966年に撮影されたモノクロームのプリント。
ニューヨークの自邸で葉巻を燻らすマルセル・デュシャン。
現代美術(コンセプチュアルアート)の始祖。
私はモノクロームの写真が好きだ。
写真集もモノクロームの物が多くを占める。
WALKER EVANSの「HAVANA 1933」を挟み左が南仏に遊ぶブルジョアを撮ったラルティーグの「Riviera」、そして右がアメリカ写真の父、A・スティーグリッツの「ドロシー・ノーマンの肖像」が表紙の図録。どちらも1900年代前半のものである。
一見、ブルジョアジーと聖女の対比のようだが、実はドロシー・ノーマンはスティーグリッツの愛人だった。(スティーグリッツの妻は有名な女性美術家ジョージア・オキーフ)
スティーグリッツの死後G・オキーフはニューメキシコに移り住み孤高の余生を送ったという。
![この写真、実は金城さんという日本の写真家が撮っていた。デュシャンは葉巻とチェスが好きだったという。](https://www.sandcafe.jp/wp-content/uploads/2016/02/IMG_2346-680x510.jpg)
![写真集もインテリアとしてディスプレイ。](https://www.sandcafe.jp/wp-content/uploads/2016/02/IMG_2347-680x534.jpg)