代々木界隈

代々木上原に出かけた。

学生時代は祖師ヶ谷大蔵に住んでいたので小田急線に乗るとあの頃にタイムスリップしてしまう。

 

まずは駅前の「FireKing Cafe」に立ち寄る。

開店してから15年は経つこのカフェだが、次から次にお客さんがやって来るのはこの街に根付いている証だ。

コルビュジェのソファや間接照明など大人びたセンスのインテリアとギャルソンの接客態度やメニューがしっかりしているのが長く支持される秘訣なのだろう。

 

カウンターにはズラッとファイアーキングの翡翠色の食器が並ぶ。
私もこのジェイドカラーのファイアーキングが好きなのです。クリスマス仕様のモンブランと。

お茶した後はすぐ近くの「Round about」に。

この日用品屋さん半端なセンスではありません。

吉祥寺にある「Out bound」の姉妹店なのですが、最近こちらに移転されたとのこと。

以前から気になっていたのだが、ようやく来れた!

ビルの地下にあるこの空間を構成しているのは店主の高い美意識とモノ選びの確かな規範に他ならない。

 

こうやって、行きたいと思っていた所に出かけられ何か刺激を受ける事が出来るのはデイサービスに通ってくれている義母のお陰。

一見、見過ごしそうな地下店舗への入り口。
杉の古材にソリッドな真鍮の金具の卓上カレンダーを見つけた。

両国界隈

両国国技館で高城剛氏の講演会があったので近くの清澄白河にも足を伸ばしてきた。

高城氏は独特の立ち位置にいる人で、世界を回遊しながら気に入ればその地にしばらく暮らしそこから世界の裏側を覗く。イビサ島に住んでいた時はDJをやっていたらしい。専門はコミュニケーション戦略と次世代テクノロジーだという。電子書籍とかで世界の政治・経済・医療・健康・文化の裏ネタを書き結構売っているらしいが、何者?っていう見方をされている面もあるのではないか?

以前「NEXT TRAVELER」というアプリがあって(今は無い)バイロンベイに行くとき随分参考になったというか、高城氏が紹介していた町や店がことごとく良くてすっかり高城氏の株が上がってしまった。

それからですね、アナログな私が彼を注目するようになったのは。

白・黒・青の本が売れたらしく感謝祭と銘打った今回の講演会は非売品の裏本付。人間、裏側を覗くってワクワクしますからね。

ますます混迷する世の中だが、高城氏は南の島でノマドワークをしながら裏情報武装や知的タクティクスで生き抜いていくだろう。

遺伝子操作で未病や若返りが出来る時代が来ていると言っていたが、独自のサプリのチョイスと発芽玄米を旅先にも持っていくほどの体調管理オタクさは半端じゃない。

ある程度預金するとパスポートを発行してくれる島国の話とか2時間裏話を満喫し満腹になりましたよ。

あと、人間の未来は脳がコンピュータの中にあって体は無くなるらしいですよ・・

その辺の話になるとついていけませんが、私は変わらず房総半島の突端で自分の感覚を信じ暮らていくだろう。

国技館は高城イズムのファンで満員御礼です。
当日、参加者全員に配られた裏本にはパスポートが入る仕掛けと裏表紙に愛用サプリ一覧が。
国技館帰りは、必須ちゃんこ鍋。
都会に住むならこんな公園があって近所に居心地の良い喫茶店がある街がイイ。清澄公園にて。
ブルーボトルのスタッフさんに聴きました「なぜ此処に一号店を作ったの?」「オーナーの住んでいるオレゴンの町(ポートランド?)に似ていて一目惚れだそうです」下町の風情と人の暮らしがある街ということか。店の前を子どもたちが家路に着く。私はサードウェーブよりマスターの居る喫茶店派なんですがね。

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