米寿と還暦

私の母とカミさんは同じ誕生日。

その3月26日、母の米寿とカミさんの還暦を身内で祝いました。

 

久し振りに姉と妹が来たので私達兄弟3人が揃いました。

でも姉は鴨川、妹は町内に住んでおり皆近いんですけどね。

子供たちが近くにいるって親にとっては幸せな事なんでしょう。

 

母が東京の女子大に行っていた時の話なんかを聞けて和気あいあいな時を過ごしました。

場所は、とんかつ「みやはん」さん。昨年ご夫婦で千倉に移住しお店を開かれました。国立で料理屋を長く営まれていただけあり和のコース料理を美味しくいただきました。

ユーミン

カミさんの還暦を記念してユーミンの武道館ライブに行きました。

やっぱり、何かの節目の時にはコンサートとか旅行に行きたくなりますね。

 

14歳で作曲を始め、16歳で「ひこうき雲」を作った天才少女も今や65歳のカリスマ。

でもユーミン、少女のように可愛かったんですよ!

哲学者のエリック・ホッファーも言っています。

「成熟するとは5歳の子供の真剣な遊び心を取り戻すこと」だって。

セーラーやウエスタンなどのコスチュームでステージ上を動きまわり、東西南北のファンを楽しませてくれたユーミン、格好良すぎです。

 

もう一つ、舞台装置がハンパ無いんです!巨大な回り灯籠を模したファンタジーワールド。

旦那さんが何かで言ってましたね「ステージにお金かけ過ぎ」って。

あれだけこだわったステージ演出できるのは世界広しといえどもユーミンだけでしょう。

もう、お金じゃないんでしょうね。矜持というか・・夢ですかね・・

アンコールの「ひこうき雲」と「やさしさに包まれたなら」・・グッと来ました。

キャロル・キングとジェイムス・テイラーのコンサート以来の武道館。あの時は桜の時期だったな!
若かりし頃「ひこうき雲」や「ミスリム」をずいぶん聴いていました。でもユーミンの今の夢は「シンガーソングライターとして長く活動して行きたい」と頼もしいお言葉でした。

キューバ後遺症

「どーでも良くなっちゃいました!」と、キューバから帰って来たホマレさんが言った。

そう、あの国の人々は愛と音楽が全てだから・・と思った。

 

南房総の片隅でカフェを長く続けていると感性を共有できる方達に遭遇する。

そして何故だか50代の方が多い。

ホマレさんは、さいたま市でヘアサロンを展開されている融通無碍な感性の方。

今回の旅ではハバナ旧市街のCASA(民宿)に泊まり、地元っ子の行く床屋で髪を切り、観光客の来ないバーでモヒートを飲んだりとディープなキューバ旅だったらしい。CASAの周りの家々は窓もドアも開けっ放しで朝から音楽が聞こえてくる。日本なら近所迷惑なところだが音楽が聴けるのはラッキーだからと逆に喜ぶ人々の住む国・・

ホマレさんの「僕、プライドが無いんでどこでも入っていけるんです!」って言葉が私の胸に刺さった。

 

皆さん、キューバに行くなら少しでも早いほうがイイですよ!

でもホマレさんみたいに帰ってから後遺症に悩むんですがね・・

ハバナカットがお似合いのホマレさん。キューバはトリニダーの珈琲豆、カミさんの崇拝するゲバラのポスター、私の好きなコイーバのシガーをお土産に頂く。
キューバ旅行用にネイルスタッフさんに描いてもらったというゲバラとキューバ国旗。これを見せて「オラ!」と挨拶すればハバナっ子とはすぐ仲良くなれたそう。洒落っ気に溢れる人です!
私のヒュミドールに収まった右側の4本のコイーバのピラミデ・エクストラは高価なもの。特別な日に味わいたいと思います。
千倉に来るとお袋に会いに「デイズギャラリー」にも寄ってくれる心優しきホマレさん。

おじいさんのワルツ

このところ「STAN GETZ & BILL EVANS」というアルバムの「Grandfather’s Waltz」にハマって毎晩のように聴いている。

普段は心落ち着くスローなピアノ系ジャズが中心だが、時にはテナーサックスのスウィング感ある曲もイイ!

十代で初めて買ったジャズのレコードはソニー・ロリンズ。「セント・トーマス」って乾いたノリの曲が好きだったから。

 

「Grandfather’s Waltz」は、このアルバムに違うバージョンで2曲入っているので聴き比べると楽しい。

昨日は1曲目のバージョンが気に入っていたのに今日は2曲目の方が良くなったり・・

そして知らぬ間に体が揺れている自分がいる。

 

春はすぐそこ。心躍る「おじいさんのワルツ」を聴いて欲しいな!

このアルバムはスタン・ゲッツがメイン。スタンダードジャズって時代が変わっても全く色褪せないよね。
家に帰ってお酒を飲みながら1時間は音楽を聴く毎日。

ページ冒頭へ戻る