追悼・小林亜星さん

千倉の山の上に亜星さんの大きな別荘があって奥様とよくカフェに寄って頂いていた。

カフェが出来た頃からなので随分長いこと贔屓にして頂いたことになる。

ほんと、寂しい限り・・

一度別荘にお招き頂きカミさんとランチをご馳走になった。マリンデザインで統一された別荘は眼下に太平洋が広がり白いピアノと蓄音機が音楽家の家を象徴していた。

いつだったか、私が今の世の窮屈さを亜星さんにこぼした事があった。

先生は「同好の士と楽しくやるだけですよ、ワッハッハ」と一蹴された。

この言葉は今の私の座右の銘になっている。

 

亜星さんの人柄を表すエピソードがひとつあって、千倉の居酒屋で隣にいたオジサンに「千倉の歌を作ってくれませんか?」と頼まれたら何と作詞・作曲おまけに歌までレコーディングしてCDを作ってしまった。

キッチリ作品として作り上げてもらい、千倉町民としてこんなありがたい事は無かった。

千倉が好きだったのですね! CDを沢山録音して自ら配って頂いたのだった。町ももっと有効に使うべきでしょう!
先生から頂いたCD。耳憶えのあるCMソングはほとんど亜星さんの作った物だったと再確認。名CM曲ばかり!

でもワッハッハと笑う先生はもうカフェのカウンターに座る事は無い・・

ヘア・マイスター

南房総の片隅でカフェを営み27年ちょっと、色々な方とご縁が出来た事に感謝する日々。

 

ホマレさんが先月新しいヘアサロンをオープンさせた。

その名も「Atelier HOMARE

さいたま市大宮区の氷川神社参道(日本一長い参道)沿いにあるお店にお邪魔して来ました。

 

パリ時代は「ジャック・モアザン」で研鑽を積み、あのジェーン・バーキンの髪もカットしていたと云う。

その後、さいたま市与野で2店舗を構え約20人のスタッフを抱えていたが、すべてを譲り一人の美容家として新たなスタートを切ったホマレさん。

キャリア40年近いのにも関わらず、一人の船出を決めた自由さに私はシビレる。

ホマレさんの美意識が結実したサロン「Atelier HOMARE」(2F)  参道のケヤキ並木が清々しい気と風を運んでくれる癒しの空間。
アンティークの家具や什器が見事に配置されていてゆったり寛げる。床や壁のテクスチャーにも手抜きは無い。
窓から見える青空を眺めながらシャンプー&頭皮マッサージをしてもらっていたらその神テクで浮遊感覚を体験しました。これぞラグジュアリー。
私のようなジジイがとも思ったがやっぱり来て良かった。サンドカフェに来店した時にも私の頭の形や髪質をチェックしていたと聞いた。

そして、ホマレさんの流れるような一挙一動が心地よく感じられた時間はいつの間にか過ぎていった。

マイスターの仕事ってそうなんですね!

イギリスのサンシェード

Days Gallery」で長年売れ残っていたイギリスの古いストライプの布がある。

多分どこかの海岸沿いの家だか店だかの日除けで使われていたであろうキャンバス地の色褪せた布。

勝手にコーンウォール辺りかな?なんて連想してますが。

 

最近、私の車に取り付けたら野暮ったい車にヴィンテージの布がマッチして言うことなしって感じ(笑)

これからサーフィンやキャンプで活躍してくれそう。

リングが付いていたので突っ張り棒を渡しただけ。この色褪せ感が好み。
中で着替えとか昼寝とか・・
観音開きの後部ドアの上にバーをもう一本乗せれば日除けタープにもなるし。

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