4月3日(土)~6日(火)の4日間、サンドカフェ&デッキシューズをお休みさせて頂きます。
散歩カフェ(潮風王国)とデイズギャラリー(アンティーク)は平常どおり営業致します。
Short Trip
いいアルバムを聞いた後、いい映画を見た後などはちょっとした小旅行をしたような気分になる。
最近、何となく買った2枚のCD。シャーデーの「SOUDIER OF LOVE」とビル・エバンスの「I Will Say Goodbye」はそんなアルバムだ。
ミュージシャン、シンガー、などいろいろ呼び名はあるがアーティストと言う呼び方がシャーデーには似合う。常に美を感じさせるところが。
10年ぶりのこのアルバムは現代の時間の概念に逆行するかのように重くゆっくりと進行し、全体に荘厳とした雰囲気が漂っている。アルバムジャケットだが、黒く重い雲に覆われた今と言う時代にかすかに薄日が射し込んでいる。その薄日はシャーデーの歌う愛なのか。そんなイメージ。
ビル・エバンスは一番好きなピアニストの一人で、持ってるアルバムも一番多いはず。全部いいけど「Sea Scape」と言う曲が特に好き。でも買おうと思った動機は「I Will Say Goodbye」ってタイトルに惹かれたから。インナセンチメンタルムード。
OFF SHORE HIGH
岸の方から海に向かって吹く風をオフショアと呼び、海面がきれいにシェイプされ波乗りには向いているとされる。ただこのオフショアが強すぎると波しぶきが目に入るし私のようなロングボードだと板が風に押し返されぎみになり、なかなか波に乗りにくくなってしまう。
この前の休日はまさに強烈なオフショアの日だった。しかも曇天で時々サイズのあるセットも入る。この状況でカミさんは海に入るのを躊躇していたが無理に誘い一緒に波乗りをした。
波が砕けるたび強烈なオフショアにより波頭から沖に向かってシャワーのように波しぶきが降り注ぐ。しばらく時間がたってからカミさんが私に言った。
「なんか気分良くなって来た」と。実は私もそれを感じていた。曇り空のグレーの海で強い風と波のなか、なぜいい気分になったのか?
原因はたぶんマイナスイオンだろうと思う(滝つぼの近くとかで多く発生するという)。強い風の日にサーフすることは珍しくないが、その日は何かの要因が重なりマイナスイオンが沢山発生したのではないか。
波のコンディションはハードだったがナチュラルハイな時間を味わった。その夜、家族でとんかつを食べに出かけたのはマイナスイオン効果によるものかどうかは定かでない。
いろいろあるけど
今年の初めに海賊が出没するというソマリアに行っている海上自衛隊の知人から便りをもらった。その中で印象的な言葉があった。
近況報告の最後に「やっぱり日本はいい国ですよ!」と書いてあった。
海賊に攻撃されても反撃できない自衛隊の艦船は逃げるしかない。命がけともいえる現場で思った言葉だと思う。
世界的に見ても日本は微温的平和の中におり、物質的豊かさでは相当上位にあると思う。自分達の先人が築いてくれた礎の上に我々の今の生活基盤がある。平和だけでなく車もパソコンも今飲んでいるビールも皆先人が生み出してくれた物。
日々いろいろあるけれど、そのハガキを読んだら我々は恵まれていると再認識した。
揺らぐ気持ち
テレビという媒体にあまり魅力を感じなくなって久しいが、少し前に自給自足の番組を見た。その中で印象的な言葉があった。
その番組に出ているほとんどの人達はテレビが無い生活をしているようだった。どこで農業をしているかは覚えていないが、番組のレポーターの人が「テレビは無いんですね?」と年配の男性に尋ねた。そのおじさんは「気持ちが揺らぐので!」と答えた。
情報を得ることが安心を得ることだとしたら、その一言はパラドックスだった。
午後の光
ある日の午後のカフェ。忙しかったランチタイムの余韻も消え、のんびりした時間が流れる。
朝のフレッシュな白い光から午後の金色の光に変わるにつれ、シャドウも濃くなっていく。
しかし最近の天気の悪さには閉口する。しばらく青空が続いて欲しい!
Gents(2)
キャラクターの中で何が一番好きか?と聞かれたら迷わず「ミスターピーナッツ」と答える。100年以上前からあるアメリカのピーナッツ菓子の企業キャラクター。
どこかポップ過ぎない風体はオーナーがイタリア移民の血を引いているからかも知れない。私の好みは、可愛すぎず、カッコ良すぎず、どこか飄々としている雰囲気があるところ。
他のキャラクターがそうであるように「ミスターP」も年代によって少しずつモデルチェンジしてきている。