盛夏を思わせる陽気の中、信州は松本方面へ家族旅行に行ってきた。久しぶりの家族6人が揃っての旅は、私の個人的趣味が色濃く反映されたものとなった。(笑)
初日は国宝・松本城、老舗菓子店・開運堂などを巡り、今回の旅のメインである「すぎもと旅館」へ。
すぎもと旅館は、古い湯宿の佇まいを活かしながら主人の趣味やセンスが男心をくすぐる粋な宿として知られている。ただし和風旅館のしっとり落ち着ける空間と滋味豊かな食事は女性陣も大変お気に入りだった。
館内随所に置かれたマッキントッシュの真空管オーディオが奏でる静かな音色。夕食の〆に頂いた主人の打つ十割ソバ(挽きぐるみ)、シングルモルトが揃ったバー、ジャクジーの脇のツリーハウスなど趣向を凝らしたもてなしが嬉しい。それでいて押し付けがましさなどは全く感じさせない。
私は主人の顔が見えるスケールの宿が好きだ。
![暖炉やチェスターフィールドのソファーが置かれたオーディオコーナーでゆったりと過ごす。](https://www.sandcafe.jp/wp-content/uploads/2014/11/1109161.jpg)
![ソバ打ちが夕方の日課だという主人の打つソバは、細切りでノド越しが絶品。松本らしさにこだわるという料理の数々は少しずつ運ばれて来て、そのどれもが酒に合う。](https://www.sandcafe.jp/wp-content/uploads/2014/11/1109162.jpg)
![バーのマッキンからはJAZZバラードが。](https://www.sandcafe.jp/wp-content/uploads/2014/11/1109163.jpg)