雨降りしきる休日の午後、ふとお茶をしたくなり館山の山中にある「grass-B」に出かけた。
店内には北欧っぽいジャズが静かに響いていた。肌寒い陽気ゆえストーブの薪が時折パチパチッと爆ぜる音が聞こえる。
店全体から静謐な心地よさが漂っている。大人が寛ぎに来れる店ってそうは無い。
私たちはカモミールとレモングラスのハーブティーとジェノベーゼピッツァとデザートにスパイシーなババロアをオーダー。
雰囲気も然ることながらメニューのひとつひとつが吟味されオリジナリティーを持っている。
サンドカフェは今年で19年目だがgrass-Bは何と27年目を迎えたと聞いた。
南房総にこういった老舗カフェがあることが私を勇気付けてくれる。