徒然ブログ早九年

「三年日記」を知ったのは、以前カントリージェントルマンT氏にお線香をあげさせて頂きにご自宅に伺った日だった。(2016年7月15日ブログ参照)

「ちょうど一年前の今日、サンドカフェに行ってたんだわ」と婦人がT氏の三年日記を見ながらおっしゃった。

一日が三年分に分かれて書き込めるその日記で寂しい偶然を知ったが、三年日記という形式に興味も湧いたのだった。

 

日記では無いが、私が長年このブログを書いているのは大きく捉えれば自分の記録としてである。

余りに早過ぎる時の流れの中で、その時何をし、何を感じていたか自分の記憶として留めて置きたいからSNSでは無くブログの文章にし残す。

コツコツ積み重ねた自分のアーカイブを時々読み返すのは結構楽しいものだと思っている。

 

ブログを始めて九年経ちましたが、意外に継続力がある私です。

皆様、暑中見舞い申し上げます。 猛暑の中でも庭のサマーピンクは変わらず花をつけ、蝉の声もいつになく元気です。

写真家のガラス

世の中に多才な人というのが極わずかいる。

本職で稀有な才能を示し、それ以外のいくつかのジャンルに手を染めても、そのどれもが高いレベルにある人である。

 

浅井慎平さんの海岸美術館に在籍していた時、浅井さんは青森のガラス工房に足繁く通い作品作りに熱を上げていた。

その作品の中で私が特に気に入ったフラワーベースがあった。

どこかマチスをイメージさせる筆使い、色合いのそのガラスを涼を感じたくてこの夏自室に飾っている。

 

浅井さん流に言えば「いい作品は風が吹いている」から・・

写真以外にガラス、書、俳句、エッセイ、コメンテーターと多才な浅井さん。80を過ぎその「書」にも枯れた魅力が加わっているに違いない。
私が海岸美術館に転職を決めた日、世田谷の自宅で浅井さんから頂いた酒器。箱書きに雨・1990・Sep,30とある。「イイ話は午前にするのがが良い」と話されたのを記憶している。

信州・蓼科高原の風

酷暑ですね。

私の部屋にはエアコンが無いので扇風機と南風が頼り。

いまどきのマンションならダイソンという選択肢もあるでしょうが、扇風機がゆっくり首を振っている風情が好きな私。

でも、機能性もあり佇まいもイイとなると限られます。

 

7枚羽根が信州・蓼科高原の風を再現したというこの扇風機。佇まいもナカナカなのです。

ポール部はウォールナット製、台座は漆黒を模し磁器のような質感。

 

そんな自慢の扇風機(笑)で夏を乗り切ろうとする私です。

べっ甲調の7枚羽根は実際に蓼科の風を計測し開発したそう。確かに当たりが滑らかな風です。
細かいディテールにもこだわりが。操作部はタッチ式で艶っぽい質感。

何より海辺に暮らす者の特権は、窓を開けて寝ると南風が心地良い涼しさを運んでくれる事。

ユウくん

小さく生まれたユウくん、NICUの保育器で50日余りを過ごし体重も3000gを超えやっと退院出来ました。

 

今、ママと実家に帰って来ています。

 

ユウくんの毎日は、泣いて、オッパイを飲み、眠ります。

 

ひたむきに只その繰り返し、シンプルライフの極致。

 

その存在だけで周囲を幸せにしてくれます。

癒しの極致。でも24時間体制のママは大変です。

ジローさんとキューバ

「白洲次郎」「キューバへ」というタイトルに惹かれ買った久し振りの男性誌。

 

「プリンシプルを持って生きていれば、人生に迷うことは無い。

プリンシプルに沿って突き進んで行けばいいからだ。

そこには後悔も無いだろう」と次郎さん。

 

プリンシプルとは筋を通すという事・・

鶴川の武相荘にも行かねばならない。次郎さんのワードローブを着たそっくりのモデルにも注目。

そして、もう一つのキューバ特集は7年前のキューバ旅行を思い起こさせた。

何故なら見事に私達の行程と重なっていたから。

それはキューバ旅行の王道なのだろう。

人生の思い出となった旅だった。

バー「フロリディータ」でフローズン・ダイキリを味わった。カウンターで憧れのヘミングウェイと対面!?
ハバナ旧市街にて。カミさん,やけにキューバの空気に馴染んでました。 (2011年のブログ参照)

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