天候に恵まれ、ここ数年で最も忙しいGWとなりました。
コーヒーを淹れ過ぎて右手が「ピクピク」けいれんしたのは初めてでしたね!
そんな忙しい夜は「グビッ」と酒を飲み早めに布団に入るジジイです(笑)
私は毎晩このバカラのグラスで焼酎を飲みます。
良い物ほど日常的に使うのが私の主義。
もちろん大事に使いますが、万が一壊れてしまったとしてもそれは仕方ないでしょう。
物としての使命を全うしてあげないと。と、思いますね。

ゴールデンウィーク、良い天気でスタートしましたね。
このGW、お盆、お正月などは年間を通し最もお客様の来店が多くなります。
お待たせしてしまったり、ゆっくり珈琲を楽しみたいのにバタバタしてしまうこともあろうかと思いますがご容赦ください。
サンドカフェの看板メニューとなった「サザエカレー」
スープ作りに一日、スパイスや炒めたタマネギを加え更に一日煮込んで出来たコクの有るカレールー。
サザエのシコシコ感、タマネギのシャキシャキ感、サザエの肝の風味が特徴の「サザエカレー」を是非GWに召し上がってみてはいかがですか。
珍しくブログで営業してます(笑)
昔、原宿の「プロペラ」というアメカジのショップにログハウスとかユニークなバードハウスが幾つか並べてあった。
最近それをふと思い出し、海小屋的バードハウスを知人のクラフトマンに作ってもらった。
ざっくりと潮の香りが漂ってくるイメージで。
自宅の小さな庭にはウグイスがやって来るが、日本にもハミングバードがいたなら最高だな。なんて庭をボーっと眺めながらそんな妄想に耽っていたらジェシ・コリン・ヤングの懐かしいアルバム「Song for Juli」が聞きたくなった。
この海小屋のバードハウスはサンドカフェ隣の「Deck Shoes」にいくつか置いてあります。
私はともかく、カミさんは五十代半ばを過ぎたが、未だに波の上に居続けている。
よくやっているなと思う。
「夫婦で同じ趣味、イイですね!」と言われることがある。
仕事も一緒、休日の趣味も一緒ということになるが、特別私達夫婦の仲が良いかと言えばそうでもない。
家に居る時はお互い別々の部屋で過ごしている。つまり家の中が一番距離があるということになる。
ケンカもするし険悪なムードが長く続くこともある。
ケンカの後、女性はナカナカ許してくれませんから(笑)
ただ、海に来て浮かぶと不思議に悪かった関係がリセットされる。
お互い気持ちが洗われピュアな自分に帰れるからだろう。
「海が好き」っていう根っこの所が同じってこと、シンプルだけど大きい要素だ。
歳をとったら波に導かれるままに板を委ねなさい。そう老子が言いそうだが、これがナカナカ難しい。
自宅を建ててから早30年、色んな箇所がボロくなってきました。
私と一緒です。(笑)
色褪せた外壁、あちこちきしむフローリング。
子供にお金が掛からなくなると今度は住まいのリフォームが待っていました。
今、このように自宅は足場が組まれ、ネットに覆われています。
しかし、安定しない天候のせいでナカナカ外壁の塗装がはかどりません。
同年代の友人と話すのですが、家もあと20年位もつようにしておけば良いかなと。
それから先はその時の人が考えるでしょう、と・・
孫のヒナタくんは2〜3ヶ月置きに我が家にやって来ます。
そのヒナタくんも1歳と5ヶ月になり、だいぶ知恵がついてきました。
私が仕事から帰り、書斎のパソコンを点けるなり「ジジ、ジジ」と言いながらベビー麦茶&ソフトせんべいを持って椅子に駆け上がって来ます。(笑)めちゃ可愛いです。
今回は一週間ほど滞在しましたが、その間はブログ更新は不可能でした。
何しろその間は孫が中心の生活ですから。
お孫さんをお持ちの方なら解ると思いますが、孫が来る嬉しさもあれば孫が帰る嬉しさもあることを。
平穏な生活に戻れるというか・・(笑)
もちろん、来る嬉しさの足元にも及びませんがね・・
この位の子供に「アンパンマン」は人気があるんですね! ipadで動画を見せるとしばらくは時間を稼げます。(笑)
60年代から80年代の歌謡界を代表する作詞家「安井かずみ」。
作詞家としては阿久悠の方が好きですが、安井かずみという人は歌手でも女優でも無いのにやたらきらびやかな光線を放っていた印象がある。
その当時、パリのサンローランやシャネルの本店に型紙をキープし、サントロペでケンゾーと遊び、プール付きの川口アパートに住みロータス・エランを足にしていたという。
赤坂の「ムゲン」「ビブロス」、新宿のジャズ喫茶「キーヨ」そして飯倉の「キャンティ」。
加賀まりこ、コシノジュンコ、稲葉賀恵、ムッシュかまやつ、ジュリー、そしてトノバンこと加藤和彦。
そんな憧れの場所や交友関係が舞台のこの本、光と影を交えた構成も良くて一気に読みました。
結構好きなんです、あの時代のスノッブな話。
やっぱり体に染み込んでるんですよ、歌謡曲が。
ICHIROさんは高校の美術部の一つ先輩。
美大を卒業後、ステンドグラスの仕事をしていたが実家の水産加工業を継ぐため千倉に帰って来た。
私は、今度始めるカフェの壁に飾りたいからと海をイメージしたステンドグラスをお願いした。
それは、随分昔のこと・・
サンドカフェの白い壁に飾られたそのステンドグラスは遺作となってしまった。
高校の時から抜群にデッサンが上手く才能のある人だったが、家業の仕事中に頭を怪我してからは放蕩していた印象だった。
昨年末、ICHIROさんが生前足繁く通っていたワインバーの閉店パーティーがあった。
私はデッキで知人たちとホロ酔いで談笑していた。
午後9時を過ぎた頃だったか、私は右肩にブルブルっと電気が走ったような強いショックを感じた。
瞬間的にICHIROさんが来たのだとわかった。
特別そっちの感覚は敏感な方じゃ無いがその時は不思議にそう確信出来た。
ICHIROさんはワインバーにお別れをしにやって来て私に挨拶してくれたのだろう。
もう何十年もサーフィンをしてきたにも関わらず、海に入る前はいつも気が逸る。
普段、何事にもゆっくりアプローチしていく私とは全く違うせっかちな私がそこに居る。
西田幾多郎先生はそれを「絶対矛盾的自己同一」と説いたとか?
絶対的に矛盾した両者が自分の中に内在する。
海に着いて波をチェックするなり誰よりも早くウェットスーツに着替え、WAXを塗るのもそこそこに海に向かう私が居る。
そんな自分をもう一人の自分が「いつまでたっても小僧みたいだな!」と呆れている。
海に来ればピュアでフレッシュな自分に出会える。
「レモネード」がカフェのメニューに加わった。
地元産のレモンを何十個も絞り、砂糖とハチミツを加えて作ったビタミンCたっぷりの濃縮ジュース。
それに炭酸を加えてレモンスカッシュにしたり、熱いお湯で割ってホットレモネードにしたり。
ただ、私は乾燥肌ゆえ冬はあかぎれで毎年泣いている。
この手で地元産の硬くて皮の厚いレモンを大量に絞るのはゴメンナサイと、その作業は娘に託した(笑)
はじめてのメニューが注文を受けた時はちょっとドキドキする。
「レモネード」を最初に注文した女性は「昔アメリカに住んでた時、レモネードは毎日のように飲んでたの!」「オイシーイ!」と言ってくれ、ちょっとホッとした。
数日前、私は58歳になった。
60歳まであと2年もある。還暦が待ち遠しくて仕方ない私だ。
サーフィンとかやって若ぶっているが実は精神的には完全に「お爺さん」志向なのだ(笑)
老成願望は昔から、なにせ理想は笠智衆なのだから・・
ところで、最近ずっと忘れていたレコードが出てきたので良く聴いている。
偶然私の生まれた年の1957年に録音されたトミー・フラナガンの「Overseas」というアルバム。
トミー・フラナガンのピアノには品性がある。私にはそこが心地良い。品性が無いと表現がクドくなる。
エルビン・ジョーンズも才気が弾んでいる。
普段は、まったりと精神を沈静化させるジャズばかり聞いているが、50年代のモダンジャズは活きが良い。
このアルバムもモダンジャズ全盛期のピアノトリオの傑作の一つだと思う。