大人の書店

代官山にオープンした「蔦屋書店」に行った。ここは大人の為のTSUTAYA。

いろいろなジャンルの専門雑誌、洋書に加えDVDやCDの品揃えも豊富だ。各分野ごとのコンシェルジェもいるし、ソファーでゆったり休憩しながら読書できるカフェラウンジ「Anjin」も二階にある。

何より我々50代、60代が落ち着いてゆっくり出来る雰囲気や設えとスタッフの丁寧な対応が好ましい。

散歩道でつながったTサイトガーデンには自転車やカメラのなど7つの専門店が軒を連ねていた。

ここは大人の知的好奇心をくつろぎながらチャージしてくれる、絶好の都市の散歩スポットだ。

クライン・ダイサム(イギリス)の設計、原 研哉氏のグラフィック、池貝知子氏のディレクションが結実した。
クライン・ダイサム(イギリス)の設計、原 研哉氏のグラフィック、池貝知子氏のディレクションが結実した。
サンフランシスコ発のライフスタイル誌「Anthology」は蔦屋書店で見つけた私のお気に入り。サンドカフェに置いてあります。
サンフランシスコ発のライフスタイル誌「Anthology」は蔦屋書店で見つけた私のお気に入り。サンドカフェに置いてあります。

さわやかに

1994年の3月にサンドカフェを開店した。

その時37歳だった私は55歳になっていた。

分かってはいるが時間の経つのはあまりに早い。アッという間の18年。

ただ不思議なもので長年マスターをやっているが、毎朝店をオープンして来客を待つ気持ちは変わらず「新鮮」だ。

これからもフレッシュな気持ちで20年を目指したいと思う。

私はあまり先のことを考えて行動するタイプではない。せいぜい2~3年先か。20年続いたらその後のことを考えるとしよう。
私はあまり先のことを考えて行動するタイプではない。せいぜい2~3年先か。20年続いたらその後のことを考えるとしよう。

矜持

久しぶりに「海岸美術館」に行った。

カフェを始める前の3年間、私は浅井慎平氏が創設した海岸美術館のスタッフとして働いていた。当時、浅井さんからは沢山の事を学んだ。それがその後の人生にとても役立っている。もちろんカフェの営みにも。(サンドカフェの名は浅井さんから頂きました)

久しぶりの美術館を感慨深く観て周りミュージアムショップに入ると1冊の本が目に留まった。「ラジオからビートルズが流れていた」という浅井さんのフォト&語録だった。

夢を追い駆けると
夢がきみを追い駆けてくる
夢のバトンを渡してくれるのだ。
落とすなよ。

インスピレーションは永遠をつくり
思いつきはその場をしのぐ。
非凡と平凡はその差です。

キラッと光る鉱石のような言葉と写真の一冊です。

美術館は学校だったのかも知れないと思う。私は中退してしまったが。

海岸美術館、千倉の矜持です。
海岸美術館、千倉の矜持です。

ホームパーティー

若い人たちが家に遊びに来るというのでオデンパーティーをした。ちょうど末娘も春休みで帰宅していて10人程のにぎやかなパーティーだった。

赤ちゃんを抱かせてくれた若いパパのお父さんと私は高校の同級生だし、東京から千倉に移住して雑貨店を開いた方はカミさんの地元だったりと、不思議につながりますね。

彼らが発行している南房総のフリーペーパー「0470」の事や自分の知らない地元の情報などニッキの焼酎を飲みながらの楽しい時間が過ぎていった。

※ニッキの焼酎とは、千倉エリアで密かに流布しているニッキの根っこを焼酎に漬けて風味を出した密造酒。(笑)安い焼酎が旨口の焼酎に変身するんです。

おでん、春巻き、炊き込み御飯、デザートとカミさんの手料理がテーブルを盛り上げてくれた。感謝。
おでん、春巻き、炊き込み御飯、デザートとカミさんの手料理がテーブルを盛り上げてくれた。感謝。

Pier Point

先週の休日は、腰痛で波乗りは断念した。週一度の浄化が出来ないと何かスッキリしない。今週は腰の具合もかなり良くなったのでリハビリがてら海に漂いたいと思っていた。

が、しかし昨夜から強い風雨が続いていた。半分あきらめの気分、半分自分の波運の強さを信じていた。

すると、午後一時過ぎから雨脚が止んで南西風も幾分弱まってきた。長年の直感で今日はPier Pointに波がありそうな気がして急いで向かった。

珍しく踏み切りで捕まった。一時間に一本の電車に。「今日は当たりだと思った。」(笑)

やはりPier Pointにはサイドオフショアながらロングボードで乗れる波がブレイクしていた。

初めてここに来たというシングルフィンのロンガーと私たち夫婦の三人だけで遅い時間までサーフした。少しずつ日が伸びているんだね。それだけで嬉しくなる。

夕方、帰りの踏み切りでも捕まった。やっぱりね!
夕方、帰りの踏み切りでも捕まった。やっぱりね!

アインシュタインに聞く

今は遠ざかってしまったが、一時ツイッターをしていた時があった。ツイッターが何となく自分の世界じゃないなと感じてはいたが、覗きついでにいろんな方のつぶやきを垣間見ていた。

その中で「アインシュタインの言葉」をつぶやいていた人がいてちょっと印象に残っていた。私の抱いていたアインシュタインのイメージとは違ってヒューマンなその言葉に親近感を持った。

「わたしは日常生活ではひとりぼっちですが、真・善・美のために努力している人々のひとりであるという意識のおかげで孤立感を持たずにすんでいます」

「結婚に際して、女性は男性が変わることを期待していますが、男性は女性が変わらないことを期待しています。両者が失望するのは当然です」

「現代人のモラルが恐ろしく荒廃している原因は、生活が機械化して人間性を失っているからだと思います。それは科学技術の悲惨な副産物です」

「日本はすばらしかったです。人々は絵のように美しい国に暮らしています。上品なマナー、芸術的感性、誠実さ、良識。どれをとっても最高でした」(1922年の来日の際)耳が痛い!

20世紀の知の巨人は、真っ当でユーモアがあり誠実な人のようだ。

私は夜、ひとり酒を飲みながら時々この本のページををめくるのである。

私は、じっくり向き合えるブログでつぶやいて行きます。
私は、じっくり向き合えるブログでつぶやいて行きます。

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