折角の休日の波乗りだが、いつも「良き日」とは限らない。
でも、たまにその「良き日」があるんです。
その時を期待して行ってるようなもので・・
晴れた空。
軽いオフショア。
水は澄み、人もまばら。
そんな時の波乗りほど良いものは無い。
そんな時、私はもう何も要らないと思ってしまう。

カミさんが一週間ほどニューヨークに行ってきた。私を置いて(笑)
何でもあちらのチーズケーキ(サンドのチーズケーキはニューヨークスタイルなので)を食べたかったというのとブルックリンに行きたかったというのが旅の目的だったようだ。
実は私も12~3年ほど前ニューヨークに行った事がある。カミさんを置いて(笑)
私の目的は現代美術の殿堂MOMAに行くことと「ブルーノート」でJAZZを聴くことだった。
MOMAは昔、ニューヨークに長く暮らした池田満寿夫氏が「もし一日しかニューヨークに居れなかったらその一日はMOMAで過ごす」と美術誌に書いていて、私もいつかMOMAでデュシャンやマチスを詣でたいとずっと思っていたからだ。
カミさんに帰ってきてから「どうだった?」と聞いたが「楽しかったけど今回は初級編」と言っていた。もしや又行く気?
でも次回、もし二人で行く機会があるなら、モントークで波乗りするっていうスケジュールを盛り込むなんてどうかな?(笑)


今年の3月に山陰に旅したが、その帰り道での事。
夜遅く羽田から千倉に向かっていたが、アクアラインに入るはずが何故か川崎方面に入ってしまった。
何回も通っている道なのに我ながらドジだなと思いながら川崎の工業地帯を走り一度高速を降り、再びアクアラインに戻りトンネルの中を走っていると何とベッドのスプリングマットが何枚も散乱し一台の車が横転していた。
きっとマットに乗り上げたか、避けようとハンドルを切り損ねたのだと感じた。
あと数分早かったら私もこの事故に直面していた筈。
その時は見えない何かに守られている気がしたものだ。
人は長い人生の中で病気や事故、自然災害に遭遇する危険の中で生活している。
良く思うのだが、今日まで無事に来れたのはきっと見えない何かに守られているからに違いない。
私はいつも自分の守護神に感謝を忘れないでいたい。

ディレッタントM氏は、今春めでたく退職後に長年の懸案であった自宅のリノベに取り掛かった。
約4ヶ月を費やしたポーチが今回完成し、私はそのお披露目を兼ねたジンギスカンに先日招かれた。
広いポーチにはレンガが敷き詰められている。相当な数だ!塩化ビニールのトタン屋根があるので雨の日もこうしてジンギスカンが半屋内で楽しめる。
北海道出身のMご夫妻ならではの美味しすぎるジンギスカンで我々をもてなしてくださった。
七輪もそうだがオレンジのラベルの「ベルのタレ」。これが本当ジンギスカンにベストマッチ。
北海道では知らぬ人が居ないという「ベルのタレ」と同じく北海道出身で南房総に移住されたO氏持参のサッポロクラッシックの北海道限定ビールありと贅沢な夕餉となった。
こんなに箸の進むジンギスカンが南房総でいただけるとは嬉しい限り。


一年の内で、一日の違いでガラリと街の空気が変わる日がある。
例えば、12月31日と1月1日。
あと、3月31日と4月1日。
そして、8月31日と9月1日。
そう夏にサヨナラし、人は秋の気配を模索し始める。
今年の夏はここ数年で一番忙しかった。
だとすると息子がカフェを手伝っていることは必然かも知れないと思ったりする。
今日の休日は、頑張った気持ちに滋養を与えるべくキューバンシガーを味わう。
「ボリバー・コロナス」 いつも期待を裏切らないテイスト。
聴いている音楽は、ディレッタントM氏から頂いた「D・スカルラッティ」のCD。
バッハ、ヘンデルと同時代のイタリアのバロック音楽家だ。
クラッシックはバッハを時々聞く程度だが、このスカルラッティは同じバロックでもイタリア的で重くない感じが気に入っている。
スカルラッティを聞きながら珈琲を飲み、シガーを味わう至福の時間の中で私も2014の夏にサヨナラしていた。

夏の定番カクテルとしてモヒートも定着した感がありますね。
この夏、2週連続してイベントでモヒートを作りました。
サンバフェスタで約60杯、潮風王国納涼祭で約30杯くらい売れたかな。
2回ともちょっとアレンジしたモヒートとしました。
アレンジと言ってもオリジナルから遠く離れるのもイヤだし、少しだけ手を加えた程度ですが。
それは、三温糖を煮詰めトロッとせたシロップとコワントロー(リキュール)を加えるといったもの。
以前、バーテンダーの方とモヒートの話をした際ヒントを得たのだった。
あと、氷もちょっとこだわって球体の氷(直径6センチ位)を使いました。この方が溶けないし洒落てます。(無印良品のシリコーン製氷器で毎日毎日作りためましたよ!)
まあ、旨けりゃいいんですけどね。
ウン、ビーチで飲むのが何といっても一番でしょう。

快晴の8月2日、千倉漁港の突堤で催された「真夏のちくらサンバフェスタ2014」
わがサンドカフェも20周年を記念し出店。そして念願のボサノバライブをプレゼンツ出来たこと。さらに多くの皆様に来て頂き、あたたかい言葉を沢山頂きましたこと。
この場を借りて御礼申し上げます。そして今後の糧に致します。
スタッフ一同、何日もかけて仕込んだ「さざえカレー」「トロピカルフルーツポンチ」「ヘミングウェイ・モヒート」アニバーサリーの「ドンペリ」と、好評を頂きありがとうございました。
潮風の中で聴いたボサノバは、アンフォーゲタブル!主催者山ちゃんの好意でなんとサンドカフェブースの中でNILOさんのサプライズライブもプレゼントしてもらった。
2014年の夏の思い出として、テイスティングしたドンペリの味と共に私の胸に刻まれた一日。



「サマーライフ」
イイ響きです。
自分の記憶と相まって何か良い事が起こりそうな、ちょっと期待感が漂う言葉です。
今の私は夏、店が忙しくて慢性的に疲れているので(笑)なかなか「サマーライフ」って言う素敵な響きに値する暮らしは出来ないのですが、自分なりにささやかな工夫で少しでも快適に過ごしたいとは思っています。
「シエスタ」
これもイイ響きです。
夏の遅い午後、蝉の声を遠くに聞きながら窓から入る南風が心地よい眠りを誘います。
私は、休日の波乗りの後にシエスタしますが、本当は毎日出来たらイイのにって思います。
夏ってアッという間。
刹那の快楽を求める気持ちは夏に増幅されるのだが、後何回それを享受できるのだろうか・・



サンドカフェ20周年の記念イベントとして「真夏のちくらサンバフェスタ2014」に参加いたします。(当日、カフェはお休みです)
今回、サンドカフェはボサノバライブをプレゼンツさせていただきます。
「ボサノバ三人娘」として活躍されていたベティ大竹(Vo&G)さんはフルートとのデュオで大人の歌を聞かせてくれます。
もう一組のNILO(Vo&G)さんはギターのふかまちけいさんとのデュオで。心地良いボイスと美貌の歌姫です。
また熱帯屋台村ブースで当店は「千倉名物 サザエカレー」、「トロピカルフルーツポンチ」、ラムのカクテルやアニバーサリーのシャンパンなども用意いたします。
千倉漁港の突堤でラムを片手に潮風を感じながらまったりとボサノバに揺れ、サンバの熱いリズムに酔いましょう!
是非、沢山のご来場お待ちいたします。


もう真夏でもトランクスでサーフする事は無いだろう。
随分前から真夏でもショートジョンを着るようになった。
冷えやボードから体をプロテクトするという理由もあるが、ノースリーブ(パドルも楽)のショートジョンやロングジョンのウェットスーツの持つ雰囲気が好きだから。
ちょっとクラシカルなこれらのウェットは、シングルフィンのロングボーディングに良くマッチすると思う。
最近、膝下まである「ミドルジョン」(私が勝手にそう呼んでいる)をVELDOXの高橋君に作ってもらった。
ショートジョンだとワックスで膝が擦れて痛いからだ(笑)。いつも真っ赤になっていた。
歳をとると色々工夫するもんですよ。

