世の中に多才な人というのが極わずかいる。
本職で稀有な才能を示し、それ以外のいくつかのジャンルに手を染めても、そのどれもが高いレベルにある人である。
浅井慎平さんの海岸美術館に在籍していた時、浅井さんは青森のガラス工房に足繁く通い作品作りに熱を上げていた。
その作品の中で私が特に気に入ったフラワーベースがあった。
どこかマチスをイメージさせる筆使い、色合いのそのガラスを涼を感じたくてこの夏自室に飾っている。
浅井さん流に言えば「いい作品は風が吹いている」から・・


世の中に多才な人というのが極わずかいる。
本職で稀有な才能を示し、それ以外のいくつかのジャンルに手を染めても、そのどれもが高いレベルにある人である。
浅井慎平さんの海岸美術館に在籍していた時、浅井さんは青森のガラス工房に足繁く通い作品作りに熱を上げていた。
その作品の中で私が特に気に入ったフラワーベースがあった。
どこかマチスをイメージさせる筆使い、色合いのそのガラスを涼を感じたくてこの夏自室に飾っている。
浅井さん流に言えば「いい作品は風が吹いている」から・・


酷暑ですね。
私の部屋にはエアコンが無いので扇風機と南風が頼り。
いまどきのマンションならダイソンという選択肢もあるでしょうが、扇風機がゆっくり首を振っている風情が好きな私。
でも、機能性もあり佇まいもイイとなると限られます。
7枚羽根が信州・蓼科高原の風を再現したというこの扇風機。佇まいもナカナカなのです。
ポール部はウォールナット製、台座は漆黒を模し磁器のような質感。
そんな自慢の扇風機(笑)で夏を乗り切ろうとする私です。


何より海辺に暮らす者の特権は、窓を開けて寝ると南風が心地良い涼しさを運んでくれる事。
小さく生まれたユウくん、NICUの保育器で50日余りを過ごし体重も3000gを超えやっと退院出来ました。
今、ママと実家に帰って来ています。
ユウくんの毎日は、泣いて、オッパイを飲み、眠ります。
ひたむきに只その繰り返し、シンプルライフの極致。
その存在だけで周囲を幸せにしてくれます。

「白洲次郎」「キューバへ」というタイトルに惹かれ買った久し振りの男性誌。
「プリンシプルを持って生きていれば、人生に迷うことは無い。
プリンシプルに沿って突き進んで行けばいいからだ。
そこには後悔も無いだろう」と次郎さん。
プリンシプルとは筋を通すという事・・

そして、もう一つのキューバ特集は7年前のキューバ旅行を思い起こさせた。
何故なら見事に私達の行程と重なっていたから。
それはキューバ旅行の王道なのだろう。
人生の思い出となった旅だった。


月に1〜2度、カミさんの実家に行きます。
東京で働いている三女の顔を見に行くのが目的ですが、最近もう一つ目的が増えました。
それは、実家から車ですぐの所にある自家焙煎珈琲店です。
カミさんの友達の石ちゃんに連れて行ってもらってからは、板橋に行った時には必ず寄るようになりました。
何がイイって珈琲が美味しいのは勿論ですが、初老のマスターの仕事ぶりが私の理想形なんです。
初めてのお客さんにも緊張させない柔らかな物腰、そして丁寧な所作の中に覗く実直な職人としての真摯な姿勢。
まだまだ私には精進が必要な様です。

古びた話で申し訳ないけれど、高校生の時は美術部だった。
何年生の時だったか近隣の山中のお寺で夏の合宿があった。
そのお寺での夜、満天の星空を眺めながら皆でラジカセを聴いていた。
今は亡き和弘君が持ち込んだ「クリムゾン・キングの宮殿」のカセットテープ。
彼は「ムーンチャイルド」という曲からインスピレーションを得て同じタイトルの油絵を完成させた。
凄い感性だとその絵を見て思った。
あれから長い年月が流れたが、今聴いても「クリムゾン・キングの宮殿」の凄さは少しも色褪せてなどいないし彼の思い出とシンクロする。


新潟二日目、私は信彦と直彦に無理を言い、前から気になっていた燕三条にあるアウトドアブランド「スノーピーク」の本社(ヘッドクォーター)に行ってもらった。
田舎道をクネクネ進むと忽然とコンクリート打ちっぱなしの建築物が現れた。
それを見た信彦が「グーグルの本社もこんなようだ」と言った。
確かに、自然に囲まれた中で仕事をするに相応しい業態であるが、ここまで徹底していると羨ましくもある。
オフィスの隣はショップ、裏には広々したキャンプ場が併設されていた。


ここで気になったのがズラッと並んでいた四角い箱のようなトレーラーハウスだ。
スタッフさんに聞いたら隈研吾のデザインで「ジュウバコ」という名のモバイルハウスだった。



天気にも恵まれ、美味しく楽しかった新潟の旅でした。
「蕎麦と寿司を食べに来ないか?」
信彦からの抗し難い誘いに六年振りとなる新潟にいそいそと出かけた私。
群馬の直彦(なぜか私の数少ない大学時代の友人は今回欠席した山梨の敏彦を加え三人とも名前に彦が付く)とも越後湯沢で落ち合い信彦の車でいざ新潟周遊へ。


その後、柏崎刈羽原発を横目に海岸をひた走り巻町の角田浜に。
ここは信彦経営の「海の家」と彼が管理している松林の中のキャンプ場がある。信彦は観光協会長であった。




信彦、来年も行くから!(笑)
休日の午後ゆっくりと波乗りに出かける
何処へ向かうかは長年の感が頼り
でもエクセレントな波は求めちゃいない
気持よく漂えればそれで良し
時々自分の所に来た波に乗らせてもらう
その中にグライド感が味わえた一本があれば極満足
そして、しばし海に浮かんだらスーッと去っていく
これ「淡々サーフィン」と言う

休日の朝、珈琲を飲みながらクラシック音楽を良く聴きます。
小さな庭を眺めながらバッハの「平均律クラヴィーア」とか聴くとゆったりと清々しい気分になります。
最近はCDよりもLPレコードを手に入れます。もしくはアマゾンのプライム会員なので「プライムミュージック」でアルバムを探し、ブルートゥースのスピーカーで聴いています。
クラシックが高尚とかで無く、その時の気分や感覚で音楽と付き合っていきたい。



検査入院していた次女ですが、急きょ帝王切開することに。
そして、予定日より40日早くユウくんが生まれました。
私達にとって二人目の孫はやはり男の子でした。
「結」と書いてユウと読みます。
未だスゴく小さくてNICUに入っているユウくんですが、元気に成長して欲しいと願うばかり・・
でも、将来こう云われるでしょうね!「フー・アー・ユウ?」って(笑)

GW明けの休日は2日間とも雨模様。
ゆっくり体を休めろ、と言う事なのだろう。
のんびり過ごそうと思っていた矢先、次々とアクシデントが・・
カミさんの「遂に洗濯機壊れた!」で、家電量販店へ直行したり、水道の蛇口が水漏れしたり、来月には出産予定の次女が検査入院したりとバタバタで過ぎました。
夜にはホッと一息・・至らぬ事が多かったGWの自省をしながら。

サンドカフェの開店以来使っているカトラリー。
時々、女性のお客様が「大きなスプーンですね!」と驚かれますが「先が細くなっていますので案外大丈夫なんです!」と答えたり・・(笑)
USの刻印は軍モノの証。スプーンの先が細くなっているのは、いざと言う時に小さなスコップ代わりになると読んだ私!?
ナイフもあるが全く切れないので使っていない。何か理由があるのだろうか・・

スペインの巨匠二人のレジデンス&スタジオの動画が、あまりにカッコ良すぎて開いた口が塞がりませんでした。
一般的に大邸宅ってステータスをやたら強調していて逆に退屈だったりするんですが、この二人の巨匠のそれはアートそのものでこちらをインスパイアして来ます。
映像、音楽がまた素晴らしいのですが、主役はやはり存在感ある巨匠達です。
今の窮屈な世の中、小市民の私はこんな破格なアーティストの動画に癒やされたりします。


ps . この映像はスマホで無く、せめてパソコン位のサイズで見て欲しいな!
4月になるとカミさんは、サーフィンを再開した。
去年までは冬もそれなりに海に浸かっていたのだが、今年に入ってからは私が誘っても首を立てに振らなかった。
それもそうだ、男でも還暦近くなるとフルスーツを着ての真冬のサーフィンは相当キツイものがある。
私は老いを肯定的に受け止め、歳相応のサーフィンをしていきたいと思ってはいるが、もう彼女が真冬にサーフィンしないことは想像に難くない。
それでも春から秋にかけてのシーズンには、末永く海に同行してくれると良いのだが。

