木々が新緑を装い、気持ちよい陽射しに風は爽やか。
朝はウグイスの鳴き声で目覚め、夕は遅い日没で得した気分。
そんなイイコトイッパイの五月。
自然を生活に取り込みながら暮らしたい。


同じ事をしていても疲れが違うと感じるようになったのは2年程前からだ。
55歳くらいから体力や反射神経がガクッと衰えた。仕事面しかり、むろん波乗りでも。
何人かの先輩達の話を聞いても、やはり55歳前後で衰えが来たと言う。
だが、チョットきつい位の状態でやっていければと思う。せめてあと10年位は・・
それから先はその時だ。
仕事も波乗りも老化を享受しつつ楽しみ、そして精神的(!)高みを目指したい。
波乗りの世界も、もっとジジイやキッズや女子が増えて楽しむようになっていった方がイイと思っている。
大らかに行こう!
「シンプレックス(SIMPLEX)」というイギリスのケトルをカフェで使っている。
デザインと機能の両方を兼ね備えているのが大事で、業務用なのでお湯の沸きが早く、しかも容量が多くなければならない。
一見ステンレスに見えるが、熱伝導に優れた銅をクロームメッキしてあるので沸きが早く、底部に集熱コイルが巻いてあるタイプはさらに早い。容量も2.5リットルとたっぷりだ。
今までも色々なケトルを使ってきたが、ホーロー製は業務で使うには耐久性に欠けるし、人気のある柳宗理デザインも好きではない。
ちょっとクラッシックな雰囲気も気に入っているので、しばらくはこのケトルで落着きそうである。
「行ってみたい」と思ってから大体の所が10年位経っている事が多い。
「植田正治写真美術館」、「小泉八雲旧居」そして「出雲大社」しかり。
それらを今回の山陰の旅で一度に叶えることが出来た。
山陰の穏やかな光と風を感じながらの旅でした。
人間、歳をとると寺社仏閣に惹かれると言うが本当ですね。
出雲大社は縁結びの神様と言われる。娘達には良縁が訪れる日が来て欲しいが。
大きな注連縄の下で、私はいつもの様に「ありがとうございます」とだけ唱えた。
あと一つ日本でずっと行きたいと思っている所があるが、そこにはいつ行けるのだろうか?
宍道湖を望む水の都「松江」はとても魅力的なところだった。
武家屋敷が連なる「塩見縄手」にある小泉八雲の旧居にはずっと来たいと思っていた。随分前に雑誌で見たこの旧居は私の理想形「終の棲家」であった。
適度に簡素な平屋の旧家、どこか海の近くを感じさせる侘びた庭。
ここに居れる事が嬉しく、縁側に座りしばし陶然となっていた。
私は、見事な庭園芸術の足立美術館よりもこちらに惹かれるタイプ。
その後、近くの丘にある大名茶人・松平不昧公の茶室「明々庵」へ。松江は水の都であり茶どころでもある。
丘の上からは松江城が良く見える。何か松江に住みたくなってしまう・・・
お昼に出雲名物「割子蕎麦」をいただき、運河沿いにある「Objects」へ。ここは現代作家の器や古道具を扱う店主のギャラリーで昭和初期に建てられたビルの一階にある。
丁度、店主の集めた古い物展をやっており、スリップウェアや李朝の木工品、日本の文机などが展示販売されていた。ここの店主かなりの目利きのようだ。どれも厳選された物ばかり。
私の行きたい所巡りではカミさんや娘達たちに申し訳ないので、美味しそうなケーキ屋さんを見つけてお茶をし、2泊目の宿のある出雲日御碕に向かった。
3月の終わりに山陰に行って来ました。
4月から社会人になる末娘といつも店を手伝っている次女を誘い、鳥取から島根への2泊3日の旅でした。
米子空港からレンタカーで境港に行き「水木しげるロード」を歩いた後、私の好きな写真家「植田正治」の美術館に向かった。
植田さんは砂丘での代表作に象徴されるように生涯、鳥取を中心に活動した人。「絶対演出」の手法やアマチュア精神で楽しく撮る主義で知られるが、私の印象はモダンで滅茶苦茶センスが良いということ。撮れそうで撮れない植田さんの写真は、とにかく見ていてワクワクします。
美へのアプローチがスマートで垢抜けている。そんな植田さんの作品を収める箱「建築」は関西の高松伸氏。高松氏の建築は尖がっていて私は好きではなかったが、この美術館はテクスチャーも空間もシンプルで良かった。
その後、安来にあるカリスマバリスタ門脇さんのカフェ「ROSSO」へ。自家焙煎の豆で作ったカプチーノやケーキをいただき門脇さんともお話することが出来た。
山陰での1泊目は「玉造温泉」で。
甲府の敏彦の元に新潟の信彦、高崎の直彦、そして千葉の私が集結した。
そう、大学時代の友人達の3彦との再会が今年も実現した。昨年の千倉での同窓会から一年振りとなる。
越後に始まり、安房に続いて今回は一ヶ月前に大雪に見舞われた甲斐が同窓会国。雪はほとんど溶けて平常に戻っていたが1メートルも一晩で積もった歴史的大雪でパニックだったという。
敏彦の家でお茶を頂きながら可愛いお孫さん達に歓迎を受けた我々は、富士山を望む夕暮れの甲府の繁華街で酒宴をスタート。
深夜2時まで飲むと流石に翌日の朝は辛い。
我々が昨晩の乱行(汗)を浄化すべく向かったのは長野との県境に近い白州のサントリー蒸留所。素晴らしい環境にあるこの施設を案内されているとスーッと体内のアルコールが薄らいでいくようだ。
しかし、案内嬢がこしらえてくれた「白州ウイスキーの南アルプス天然水(スパークリング)割り」が余りに美味しく最後はロックまで4杯も頂いてしまった。
たぶん人生で一番うまい迎え酒だった(呆)
小旅行の最後に名物「ほうとう」を食べながら、来年は群馬の温泉で3彦との再会を誓ったのだった。
長い道のりだった。
長男から始まり双子の長女と次女、そして先日卒業式を迎えた末娘と実に9年に渡り大学や短大に進学が続いていた。
幸い3人の娘たちはカミさんの板橋の実家から通わせてもらい大変助かったが、4人の学費や生活費などを工面出来て来れたのが信じられない。
もちろん借金は残っているがある意味、奇跡的なことだったと感慨深い。
色々なタイミングがうまく合わないと不可能な事だったから。
特にこの末娘は店を始めた時はまだ2歳と可愛い盛り。仕事に疲れて帰って来た時も彼女の存在に随分癒された記憶が残っている。
あれから早20年経ったんだね・・
私には長年付き合っている悪い先輩がいます。
その先輩に若い頃飲み屋に引き回され続けたお陰で、下戸だった私は付き合い酒が出来るまでになりました(笑)
でも、そんな先輩は酒が原因で奥さんが居なくなりました。
しかし、酒好きの先輩は懐に余裕があると相変わらず昼間から寿司屋に行って飲みます。そして必ず帰りに私に差し入れを持って来てくれます。
マグロや穴子、しめ鯖やゲソの入った折を提げて先輩はいつも上機嫌で店に入ってきます。
店が終わって家に帰ると私は先輩の差し入れの一部を器に盛り、晩酌をします。
先輩の気持ちを有難く頂きながら「先輩に彼女が出来ますように」と祈る私です・・
若い頃からずっとアレルギー症状に悩まされてきた。
鼻炎(花粉の時期は特に大変)、湿疹(手荒れには長年泣かされてきた)、喘息(季節の変わり目とかに出る)。
特に水商売ゆえ手荒れからは逃れられないのかと観念し、親友として付き合って行こうと思っていた(笑)。どれほど漢方薬や民間療法の塗り薬にお金を費やしてきた事か!これはなった人にしか判らない辛さである(酷い時にはステロイドも辞さない)。
4ヶ月程前に目に止まった新聞のチラシがこの「アレルケア」だった。乳酸菌を研究して90年になるというカルピス社が開発したと言うこの乳酸菌含有食品。
アレルギーには腸内環境が大切なことは分かっていたので利かなくても体には悪くないだろうと取り寄せ飲んでいた。
今、手荒れは殆ど改善されてきた。それと花粉症はこの時期から酷くなるのだがレベル1~2と軽微である。
とりあえず私には効果的な様である。
今までは腰に巻く前掛けタイプのエプロンをしていたが、最近肩掛けのエプロンに変えた。
ほんの少しだけきちんとしたいなと以前から思っていたから。
3月で20周年を迎えるという節目でもあるし、自分のモチベーションを新たにしたかったという事もある。
ネイビーとホワイトのストライプのエプロンはイギリスのワークウェアブランド「Yarmo(ヤーモ)」から取り寄せた(日本で買うとバカ高いので)。
ありそうでナカナカ無いこのストライプのエプロンこそ男のエプロンだろう!
今回のバイロンベイへの旅では、高城剛氏のアプリがとても役立った。高城氏はバイロンベイにもしばらく住んでいた時期があり、様々な情報を綺麗な写真で紹介したバイロンベイのアプリを製作していた。
私は全然旅の予定が無かった3年位前に、このアプリが気に入りi padにダウンロードしていたのだった。(今はアプリは無いらしい)それが役立つ時が来るとは。
いや、いつか行けると信じていたんだろうな・・
それと何回かバイロンにサーフトリップに来ているエリカさん。地図にいろんなお店を書いていただきありがとうございました。近くに旅の先輩がいると心強いですね。
佐藤さん、楽しい旅でしたね。南半球にまた行けるといいですね!
バイロンベイにも話題のサーフィン&カスタムバイクショップ「DEUS」がオープンしていた。確かにどちらもRiderである。そこで一番気に入ったTシャツがこれ。
アンティークショップを数件巡って出会ったのがバスの行き先示すロールサイン。フィルムのような素材で出来ていてこれがクルクル回るのだと思う。長さが3m位あるのでカットして額装しても良いし、吹き抜けの様な所に吊るしても良いだろう。あとバイロンの砂を入れる古いガラスボトルなどいくつか買いました。
旅先で本屋があるといつもインテリアの本を買ってしまう。今回はバンガローという小さな街で見つけたラスティックな雰囲気のインテリア本。まあアマゾンでも買えるんですが、部屋で時間がある時にパラパラめくっていました。