新潟へ

「蕎麦と寿司を食べに来ないか?」

信彦からの抗し難い誘いに六年振りとなる新潟にいそいそと出かけた私。

 

群馬の直彦(なぜか私の数少ない大学時代の友人は今回欠席した山梨の敏彦を加え三人とも名前に彦が付く)とも越後湯沢で落ち合い信彦の車でいざ新潟周遊へ。

十日町の人里離れた信彦おすすめの店で「へぎ蕎麦」を。
初めて食べた「へぎ蕎麦」は、布海苔つなぎでノド越しが良く旨い!

その後、柏崎刈羽原発を横目に海岸をひた走り巻町の角田浜に。

ここは信彦経営の「海の家」と彼が管理している松林の中のキャンプ場がある。信彦は観光協会長であった。

私が勝手に日本のノルマンディーと呼ぶ「角田浜」。私の行く所、必ず好天に恵まれる!?
佐渡を眺めながら海の家でビールを飲みマッタリした後、今日の宿がある新潟市内に向かった。
夜は、ご夫婦で寿司屋を30年続けられている新潟市内の「大屋」さんで一杯。雰囲気はカジュアルだが仕事は一流とはここの事。地酒も旨かった!また行きたいな。
〆にアイリッシュパブでウイスキーを飲み干しフラフラと宿を目指し萬代橋を渡る。 新潟の夜は更けゆく・・

信彦、来年も行くから!(笑)

TanTanサーフ

休日の午後ゆっくりと波乗りに出かける

 

何処へ向かうかは長年の感が頼り

 

でもエクセレントな波は求めちゃいない

 

気持よく漂えればそれで良し

 

時々自分の所に来た波に乗らせてもらう

 

その中にグライド感が味わえた一本があれば極満足

 

そして、しばし海に浮かんだらスーッと去っていく

 

これ「淡々サーフィン」と言う

淡々サーフボードはシングルフィンでなければならない・・気持ち良いビーチが点在する南房総は楽園です

朝のクラシック

休日の朝、珈琲を飲みながらクラシック音楽を良く聴きます。

 

小さな庭を眺めながらバッハの「平均律クラヴィーア」とか聴くとゆったりと清々しい気分になります。

 

最近はCDよりもLPレコードを手に入れます。もしくはアマゾンのプライム会員なので「プライムミュージック」でアルバムを探し、ブルートゥースのスピーカーで聴いています。

 

クラシックが高尚とかで無く、その時の気分や感覚で音楽と付き合っていきたい。

梅雨前の素晴らしい天気、音楽と珈琲。あと何が必要?
リヒテルのLPを入手。クラシック音楽通などではありませんが、聞き惚れてしまいます。
ポリーニの「平均律クラヴィーア」をプライムミュージックで聴く。リヒテルとはまた違った味わい。

You君

検査入院していた次女ですが、急きょ帝王切開することに。

そして、予定日より40日早くユウくんが生まれました。

私達にとって二人目の孫はやはり男の子でした。

 

「結」と書いてユウと読みます。

未だスゴく小さくてNICUに入っているユウくんですが、元気に成長して欲しいと願うばかり・・

 

でも、将来こう云われるでしょうね!「フー・アー・ユウ?」って(笑)

ママの初乳を飲んでガンバレ!ユウくん。

雨の休日

GW明けの休日は2日間とも雨模様。

 

ゆっくり体を休めろ、と言う事なのだろう。

 

のんびり過ごそうと思っていた矢先、次々とアクシデントが・・

 

カミさんの「遂に洗濯機壊れた!」で、家電量販店へ直行したり、水道の蛇口が水漏れしたり、来月には出産予定の次女が検査入院したりとバタバタで過ぎました。

 

夜にはホッと一息・・至らぬ事が多かったGWの自省をしながら。

春なのに寒い夜になった。焼酎のお湯割りに焼き鳥を最近気に入りの生七味でいただく。

大きなスプーン

サンドカフェの開店以来使っているカトラリー。

 

時々、女性のお客様が「大きなスプーンですね!」と驚かれますが「先が細くなっていますので案外大丈夫なんです!」と答えたり・・(笑)

 

USの刻印は軍モノの証。スプーンの先が細くなっているのは、いざと言う時に小さなスコップ代わりになると読んだ私!?

 

ナイフもあるが全く切れないので使っていない。何か理由があるのだろうか・・

ちょっと無骨で粗野な感じがカフェの雰囲気に合うと思い使っている。前にも書いたかも知れないが、キューバの革命記念館で偶然このスプーン(戦利品?)を見つけた時はビックリした。

巨匠のレジデンス

スペインの巨匠二人のレジデンス&スタジオの動画が、あまりにカッコ良すぎて開いた口が塞がりませんでした。

 

彫刻家のハビエル・コルベロと建築家のリカリド・ボフィル

 

一般的に大邸宅ってステータスをやたら強調していて逆に退屈だったりするんですが、この二人の巨匠のそれはアートそのものでこちらをインスパイアして来ます。

 

映像、音楽がまた素晴らしいのですが、主役はやはり存在感ある巨匠達です。

今の窮屈な世の中、小市民の私はこんな破格なアーティストの動画に癒やされたりします。

彫刻家のXavier Corbero とてもチャーミングな巨匠なのです。ガウディのチェアもバルセロナの空気にベストマッチしている。
建築家のRicardo Bofillのレジデンスは元セメント工場! 各コーナーにセットされた椅子の数々。椅子好きにはたまりません!

ps . この映像はスマホで無く、せめてパソコン位のサイズで見て欲しいな!

再開の季節

4月になるとカミさんは、サーフィンを再開した。

 

去年までは冬もそれなりに海に浸かっていたのだが、今年に入ってからは私が誘っても首を立てに振らなかった。

 

それもそうだ、男でも還暦近くなるとフルスーツを着ての真冬のサーフィンは相当キツイものがある。

 

私は老いを肯定的に受け止め、歳相応のサーフィンをしていきたいと思ってはいるが、もう彼女が真冬にサーフィンしないことは想像に難くない。

 

それでも春から秋にかけてのシーズンには、末永く海に同行してくれると良いのだが。

2本ロングボードが積めて、着替えも立って車内で出来るデリボーイは有り難い車。
右が昨年削って貰った私の板。左は長年私が愛用していた板だが、今はカミさんが乗っている。どうも重めで長い板の方がテイクオフも楽なようである。

旅先本

旅先の本屋でインテリアなんかの雑誌を良く買います。

 

ちょっと時間のある時などにパラパラめくるのが好きだから。

 

この本は昨年バイロンベイで見つけました。

 

滞在中に時々めくっては結構楽しんだんです。

 

ただ大きくて重い本だったので帰りが大変でしたが・・笑

いろんなサーファーの家が沢山です。キャンピングカーに住んでる人もいます。
この人も好きなサーファーです。ニューヨークのマイキー・ディテンプル。モントークです。
ニューポートビーチのジェフリー・ヨコヤマさん。ブルーの色使いがオシャレです。
サーファーに豪邸は似合いませんよね。この家ナチュラルでイイ感じです。

デヴォンさん

好きなロングボーダーは何人かいますが、デヴォン・ハワードは私の理想とする波乗りを私の代わりにしてくれます!?

こんな風に波に乗れたらさぞや気持ちイイだろうな、と思わせてくれるんです。

 

スタイルはあくまでオーソドックス。

正統派なんですが、テイクオフからプルアウトまでのゆったり流れるようなアクションにはストーリーがあるかのよう。

特に好きなのはボトムターン。深いボトムターンから波のトップで板を滑らかに返します。

リッピングやハングテンも全体の流れの中の一つとして在る、真に円熟した大人のサーフィンと申しましょうか。

デヴォンさんの動画を見ると無性に波乗りしたくなる私。

さあ、めっきり春らしい陽気になって来たし、明日は久し振りに海に浮かぼうかな・・むろん私流に。

エピローグ・・

「海岸美術館」が2月末で閉館した。

 

一つの時代が終わったんだね、とカウンターの先輩が言った。

 

私は、その言葉にうなずきながら27年前の創設当時の様々な事を思っていた。

 

私が34歳の時である。

 

理不尽な壁を乗り超え開館した経緯、浅井さんを囲んだ楽しい時間、植樹や開墾の日々など・・

 

だが、海岸美術館の創設に携われた3年間を経験出来た事は凄くラッキーだったと思う。

 

それからの私の人生の糧となっているからだ。

 

私にとって海岸美術館はやっぱり学校のようなものだったんだと改めて思う。

書棚にあった分厚いノートブックを引っ張りだしてみた。懐かしさと共にあの頃が蘇った。

ウン、でもやっぱり寂しい・・

暖かな日に

暖かな日に、次女の神前結婚式を日本で唯一・料理の神様を祀る千倉の「高家(たかべ)神社」で行いました。

 

新郎も料理人、私達も飲食業なので正にピッタリの「高家神社」、神主さんはじめスタッフの皆さんの暖かな気持ちが伝わって来て、式の始めから終わりまでとても清々しい気持ちでした。

料理関係の方ばかりで無くても「高家神社」お薦めです。

 

神主さんが新郎新婦に贈ってくれた万葉集の歌、思いやりの心の話、二人は胸に刻んでくれたかな・・

 

娘の結婚式は長女に次いで二人目ですが、再び何とも言えない幸福感に包まれました。

 

「ありがとう」

6月にはオメデタのふっくらした色打ち掛け姿の次女。忙しい中、晴れ姿を見に来てくれた方々「ありがとうございました」

チャーリーさん

私がアルバム作りの名人だと思うチャーリー・ヘイデン。

 

親しみやすく且つ深い所に響く音楽性は、全く聴き飽きることはありませんね。

 

チャーリーさん(故人)はベーシストなので色んなジャズプレーヤーとコラボしています。

 

ピアニストだとゴンサロ・ルバルカバやケニー・バロン、ジョン・テイラーなど。ギタリストならパット・メセニーと。

 

これらのアルバムを私は時間帯や季節などで聴き分けて楽しんでいます。

上の段左から、昼間は「Land of the sun」夕方は「Nightfall」夜になると「Night and the city」と、まあそのままなんですが・・

 

下段の2枚「Beyond the Missouri sky」は秋〜冬に、そして「Nocturne」は梅雨〜夏の時期に聴く機会が多いんですが、特にこの2枚は傑作だと思いますね!

お知らせ

長年朝9時より開店しておりましたが4月1日から開店時間が10時30分に変わります。

 

そして店内全面禁煙となります(テラス席のみ喫煙可)。

 

どうかよろしくお願い致します。

午前中は東側の窓から白い光が差し込み気持ち良い珈琲タイムを過ごせます。是非いらっしゃって下さい。

D&DEPARTMENTが発行する都道府県別の旅行ガイドブック「d desigh travel 千葉」がこのほど発刊になります。Sand CAFEも載せて頂きましたが渋谷ヒカリエ8階で発刊記念イベントが始まっております。各掲載店舗にまつわる品々を展示するコーナーですとか千葉の美味しい手土産品ストア、房州ひじきやアジのなめろう、イワシのつみれ汁がセットの千葉定食なども食堂で頂けます。

是非お誘い合わせてお出かけ下さい!(〜4/1sun)

編集長ナガオカケンメイ氏のデザインポリシーを感じる一冊です。表紙も安西水丸さんと嬉しい限り。

ドンペリとお茶

一年ちょっと前、南房総の一軒の名店が25年の歴史に幕を閉じた。

その店「セントシュバイン」は、田園を見下ろす高台にあって手作りドイツソーセージ&ハムが絶品のヨーロッパの田舎にあるようなラスティックな雰囲気漂うレストランだった。

オーナーのM氏とは歳も近く、店を始めたのも同時期だったので私も色々刺激をもらっていた。

 

店を閉めてから何をしているのかと思っていたら「新しい店が出来上がったので一杯やろう」というお誘いがあった。なんでも実家の一部を改装して一人で切り盛りするバールを作ったのだという。

 

当日、千倉の波乗り仲間でその店に足を踏み入れるとM氏は秘蔵の泡を用意してくれていた。1985年のドン・ペリニヨンだった。この男、やはり只者ではなかった。

黄金色に輝く液体は生きていた。そして美味すぎた。今でもあの味の余韻が口内に残っている程だ。

 

ひとしきり幸せな時間を過ごしていると着物姿になったM氏が裏の茶室に来てくれという。侘びた露地を行くと見事な茶室が。にじり口から中に入ると静寂な中に茶釜のシュンシュンという音が飲んで高揚した気分を鎮めてくれる。

M氏は一人ずつ違う茶碗で茶を立ててくれる。

飲んだあとの抹茶の美味しいこと!

この一連のもてなしの気持こそ「お茶」の精神なのだろうが、なかなかここまで出来るものでは無い。

 

粋でチャーミングなM氏は、これからの人生をバールの親父とお茶の師匠(裏千家)の二足のわらじで過ごすらしい。

波乗りするお茶の師匠ってカッコイイですよね!

コツコツ改装した店でヴィンテージのドンペリを振る舞ってくれたM氏。店は館山駅東口から徒歩4~5分。

ページ冒頭へ戻る