3彦との再会

私の数少ない大学時代の友人達は3人とも名前に彦が付く。信彦、直彦、敏彦だ。

今回、新潟の信彦の計らいで24年ぶりの再会が実現した。卒業してからもう33年になるんだね。

上越新幹線の燕三条駅に着くと懐かしい顔が出迎えてくれた。ちょっとふっくらした信彦だった。久々の再会、積もる話は酒の席でと我々は弥彦温泉の信彦知り合いの旅館に向かった。

24年振りとは言え、毎年歳末にはお互いに郷土の物産を贈り合ったりしている為か時差を感じない。いやそれが同窓会なのだろう。前回六本木で会った時は4人とも公務員や銀行員と堅い仕事に就いていた。

人生いろいろ、直彦以外の3人は個人の仕事に変わっていた。漁師、運転手、カフェのオヤジと。それもそうだろう、学生時代の我々はクラスやグループに馴染めないタイプの奴ばかりだったから。

私も自分で「個人の人」だとよく思うことがあるが、こうしてそんな奴らが時を経て新潟の温泉で酒を酌み交わしている時間を味わっていると「縁て不思議だよな」などと純な気持ちに舞い戻る。

新潟の信彦、私、群馬の直彦、山梨の敏彦と弥彦神社にて。次回は千倉で会おう。
新潟の信彦、私、群馬の直彦、山梨の敏彦と弥彦神社にて。次回は千倉で会おう。
アイルランド?ノルマンディー?いや、ここは角田浜。写真には写っていないがここは佐渡島に一番近い海岸。夏は遠浅の海水浴場になるという。日本海の松林って郷愁を誘うね。
アイルランド?ノルマンディー?いや、ここは角田浜。写真には写っていないがここは佐渡島に一番近い海岸。夏は遠浅の海水浴場になるという。日本海の松林って郷愁を誘うね。

大人の書店

代官山にオープンした「蔦屋書店」に行った。ここは大人の為のTSUTAYA。

いろいろなジャンルの専門雑誌、洋書に加えDVDやCDの品揃えも豊富だ。各分野ごとのコンシェルジェもいるし、ソファーでゆったり休憩しながら読書できるカフェラウンジ「Anjin」も二階にある。

何より我々50代、60代が落ち着いてゆっくり出来る雰囲気や設えとスタッフの丁寧な対応が好ましい。

散歩道でつながったTサイトガーデンには自転車やカメラのなど7つの専門店が軒を連ねていた。

ここは大人の知的好奇心をくつろぎながらチャージしてくれる、絶好の都市の散歩スポットだ。

クライン・ダイサム(イギリス)の設計、原 研哉氏のグラフィック、池貝知子氏のディレクションが結実した。
クライン・ダイサム(イギリス)の設計、原 研哉氏のグラフィック、池貝知子氏のディレクションが結実した。
サンフランシスコ発のライフスタイル誌「Anthology」は蔦屋書店で見つけた私のお気に入り。サンドカフェに置いてあります。
サンフランシスコ発のライフスタイル誌「Anthology」は蔦屋書店で見つけた私のお気に入り。サンドカフェに置いてあります。

さわやかに

1994年の3月にサンドカフェを開店した。

その時37歳だった私は55歳になっていた。

分かってはいるが時間の経つのはあまりに早い。アッという間の18年。

ただ不思議なもので長年マスターをやっているが、毎朝店をオープンして来客を待つ気持ちは変わらず「新鮮」だ。

これからもフレッシュな気持ちで20年を目指したいと思う。

私はあまり先のことを考えて行動するタイプではない。せいぜい2~3年先か。20年続いたらその後のことを考えるとしよう。
私はあまり先のことを考えて行動するタイプではない。せいぜい2~3年先か。20年続いたらその後のことを考えるとしよう。

矜持

久しぶりに「海岸美術館」に行った。

カフェを始める前の3年間、私は浅井慎平氏が創設した海岸美術館のスタッフとして働いていた。当時、浅井さんからは沢山の事を学んだ。それがその後の人生にとても役立っている。もちろんカフェの営みにも。(サンドカフェの名は浅井さんから頂きました)

久しぶりの美術館を感慨深く観て周りミュージアムショップに入ると1冊の本が目に留まった。「ラジオからビートルズが流れていた」という浅井さんのフォト&語録だった。

夢を追い駆けると
夢がきみを追い駆けてくる
夢のバトンを渡してくれるのだ。
落とすなよ。

インスピレーションは永遠をつくり
思いつきはその場をしのぐ。
非凡と平凡はその差です。

キラッと光る鉱石のような言葉と写真の一冊です。

美術館は学校だったのかも知れないと思う。私は中退してしまったが。

海岸美術館、千倉の矜持です。
海岸美術館、千倉の矜持です。

ホームパーティー

若い人たちが家に遊びに来るというのでオデンパーティーをした。ちょうど末娘も春休みで帰宅していて10人程のにぎやかなパーティーだった。

赤ちゃんを抱かせてくれた若いパパのお父さんと私は高校の同級生だし、東京から千倉に移住して雑貨店を開いた方はカミさんの地元だったりと、不思議につながりますね。

彼らが発行している南房総のフリーペーパー「0470」の事や自分の知らない地元の情報などニッキの焼酎を飲みながらの楽しい時間が過ぎていった。

※ニッキの焼酎とは、千倉エリアで密かに流布しているニッキの根っこを焼酎に漬けて風味を出した密造酒。(笑)安い焼酎が旨口の焼酎に変身するんです。

おでん、春巻き、炊き込み御飯、デザートとカミさんの手料理がテーブルを盛り上げてくれた。感謝。
おでん、春巻き、炊き込み御飯、デザートとカミさんの手料理がテーブルを盛り上げてくれた。感謝。

Pier Point

先週の休日は、腰痛で波乗りは断念した。週一度の浄化が出来ないと何かスッキリしない。今週は腰の具合もかなり良くなったのでリハビリがてら海に漂いたいと思っていた。

が、しかし昨夜から強い風雨が続いていた。半分あきらめの気分、半分自分の波運の強さを信じていた。

すると、午後一時過ぎから雨脚が止んで南西風も幾分弱まってきた。長年の直感で今日はPier Pointに波がありそうな気がして急いで向かった。

珍しく踏み切りで捕まった。一時間に一本の電車に。「今日は当たりだと思った。」(笑)

やはりPier Pointにはサイドオフショアながらロングボードで乗れる波がブレイクしていた。

初めてここに来たというシングルフィンのロンガーと私たち夫婦の三人だけで遅い時間までサーフした。少しずつ日が伸びているんだね。それだけで嬉しくなる。

夕方、帰りの踏み切りでも捕まった。やっぱりね!
夕方、帰りの踏み切りでも捕まった。やっぱりね!

アインシュタインに聞く

今は遠ざかってしまったが、一時ツイッターをしていた時があった。ツイッターが何となく自分の世界じゃないなと感じてはいたが、覗きついでにいろんな方のつぶやきを垣間見ていた。

その中で「アインシュタインの言葉」をつぶやいていた人がいてちょっと印象に残っていた。私の抱いていたアインシュタインのイメージとは違ってヒューマンなその言葉に親近感を持った。

「わたしは日常生活ではひとりぼっちですが、真・善・美のために努力している人々のひとりであるという意識のおかげで孤立感を持たずにすんでいます」

「結婚に際して、女性は男性が変わることを期待していますが、男性は女性が変わらないことを期待しています。両者が失望するのは当然です」

「現代人のモラルが恐ろしく荒廃している原因は、生活が機械化して人間性を失っているからだと思います。それは科学技術の悲惨な副産物です」

「日本はすばらしかったです。人々は絵のように美しい国に暮らしています。上品なマナー、芸術的感性、誠実さ、良識。どれをとっても最高でした」(1922年の来日の際)耳が痛い!

20世紀の知の巨人は、真っ当でユーモアがあり誠実な人のようだ。

私は夜、ひとり酒を飲みながら時々この本のページををめくるのである。

私は、じっくり向き合えるブログでつぶやいて行きます。
私は、じっくり向き合えるブログでつぶやいて行きます。

VINTAGE INTERIOR

「I’m Home」というインテリア誌に載っていたヴィンテージなインテリア。

憧れのクラブチェアをはじめ工業用ライト、ミッドセンチュリーの食器コレクションなど男っぽくシンプルなスタイルに惹かれます。

私、個人はだんだん和風に回帰してきていますが。
私、個人はだんだん和風に回帰してきていますが。

「FOR THE GOOD TIMES」

カントリーミュージックのアルバム、THE LITTLE WILLIESの「FOR THE GOOD TIMES」。ボーカルはノラ・ジョーンズです。

ノラ・ジョーンズが特に好きと言う訳では無いが、このアルバムでは彼女は楽器のように唄っている。故にバックとシンクロしている。気心の知れたバンドだからこそのバックとの一体感がある。

カントリーミュージックを聴いていると「前に歩くんだ、辛くなったらちょっと立ち止まれ、そして又歩き出せ」と背中を押される感覚を覚える。

特にスローなナンバーの曲を何曲か気に入り繰り返し聴いていたら、無性にバーボンが飲みたくなり近所の酒屋に買いに走った。(笑)

今年の春節は23日。私の誕生日と同じ日でした。55歳、イイオヤジになりましたがピュアな感性を目指したいなんて思っています。(笑)
今年の春節は23日。私の誕生日と同じ日でした。55歳、イイオヤジになりましたがピュアな感性を目指したいなんて思っています。(笑)

COFFEE LOVER

最近、ブログなどに使用しているWindows(XP)のパソコンが調子悪くて、なかなかブログを更新出来ない。かなり古いし容量も今のパソコンに比べれば全然少ないので仕方ないが……

自宅で愛用しているコーヒー道具。

ファイアーキングのヘビーマグ。ケメックスのコーヒードリッパー。ミルは色々試したが最後に固定式のスポング社の鋳物製に落ち着いた。

休日の午前、たっぷりとコーヒーを落とし、シガーと共にゆっくり味わうのが至福の一時。
休日の午前、たっぷりとコーヒーを落とし、シガーと共にゆっくり味わうのが至福の一時。
余ったコーヒーはポットに入れサーフィンのお供に。車内で飲む時もお気に入りのマグ持参!
余ったコーヒーはポットに入れサーフィンのお供に。車内で飲む時もお気に入りのマグ持参!

VALOR525

50年代のVALOR(525)を目利きの友人が見つけてくれた。これで2台になった。

ブラックエナメルのボディーに赤いステンドグラスが映える。タンクも真鍮製で渋い。

暖炉の炎には遠く及ばないだろうが、ストーブの赤い炎も悪くない。

グレーとアイボリーの小型は2階で、黒いのは1階のリビングで使っている。2台とも燃料タンクが持ち運べるので給油が楽なのも良い。
グレーとアイボリーの小型は2階で、黒いのは1階のリビングで使っている。2台とも燃料タンクが持ち運べるので給油が楽なのも良い。

年頭所感

年末に2日間の大掃除をした。随分久しぶりのことだ。

大量の衣料品、雑誌、日用品など(一部リサイクルに回した物を除き)廃棄した。4人の子供の思い出の品も数多くあったが少しだけ残し思い切って捨てた。まだ着れると思い取って置いた洋服もこの際捨てた。気に入っていた雑誌類も好きなページだけカットし相当捨てた。

大掃除の後のすっきりした空間に「気」が流れたかの様な清々しさを感じた。

自分の生活に不要な物を断ち、ずっと使わずにいたものを捨て、物への執着から離れる。物が溢れている今の世の中では断・捨・離、つまり引き算の思考を取り入れないとシンプルな生活とはどんどんかけ離れてしまうだろう。

と言う事で、今年の私の目標は断・捨・離です。(断・捨・離ってヨガの修行の言葉からきてるらしい)

「本当に気に入った物が少しの生活」という理想のハードルは物好きな私にとって高すぎるかな?(笑)

「本年が皆様にとって良い年でありますように」とルームメイトが申しておりました。
「本年が皆様にとって良い年でありますように」とルームメイトが申しておりました。

年末・年始のお知らせ

●Sand CAFE & Deck Shoes

定休日(火曜日)以外は休まず営業致します。(元旦、2日はAM10時30分より開店)

●散歩カフェ(潮風王国)

年末・年始は休まず営業します。(31日はPM3時閉館、元旦はAM10時開館)

●DAYS GARELLY

31日~1月3日はお休みします。

CUBA 2011
CUBA 2011

クリスマスの香り

今から10~13年ほど前の事だったか、自由が丘にあった「デポー39」というアメリカンアンティークの店の雰囲気が好きで、東京に出かけた時に良く立ち寄っていた。

古いバーンの様な3階建ての店内は魅力的なアメリカンカントリーの世界が各フロアーごとに展開されており、ディスプレーもとても洗練されていた。デイズギャラリーを開店するときにも什器として大きなパイン材の棚を購入した思い出がある。

私はデポー39の店内に漂っていた独特の香りが好きで(ドライフラワーやリースやシダーや古材のミックスされたような香り)、毎年クリスマスに東京の友人が作ってくれるリースが届くとあの頃のデポー39の香りとダブって何とも言えない幸せな気分に浸れるのである。

今年も東京の佐藤さんの奥さんがリースを作ってくれた。 当時好きだったマーサ・スチュワートの「LIVING」というアメリカンカントリーの雑誌に出てきそうな素敵なリースをありがとう。
今年も東京の佐藤さんの奥さんがリースを作ってくれた。
当時好きだったマーサ・スチュワートの「LIVING」というアメリカンカントリーの雑誌に出てきそうな素敵なリースをありがとう。
「グローブ・トロッター」から毎年届くちょっと大きめなクリスマスカードも楽しみだ。
「グローブ・トロッター」から毎年届くちょっと大きめなクリスマスカードも楽しみだ。

キューバ・スナップ

キューバの旅に持参したカメラは、LUMIX・GF1、20mmパンケーキレンズ付き。
随分この旅で活躍した。

OLD HAVANA
OLD HAVANA
OLD HAVANA
OLD HAVANA
TORINIDAD
TORINIDAD
OLD HAVANAのレストラン「LA PAELLA」。ここのパエリアは美味かった。
OLD HAVANAのレストラン「LA PAELLA」。ここのパエリアは美味かった。
OLD HAVANA
OLD HAVANA

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