サンドカフェの秋のおすすめコーヒーは「タンザニア(エーデルワイス農園)」です。
口の中に広がる軽い酸味、その後にくるかすかな甘いニュアンスの浅煎り豆。

厨房の引き出しを片付けていたら懐かしい本と再会した。店を始めた頃、毎日のように見ていた本だ。
その頃「ウィリアムズソノマ」と言うカリフォルニアの洒落たキッチン用品の店が渋谷東急に出店していて、そこで見つけた本だ。カリフォルニアキュイジーヌのカリスマのアリスが作ったバークレーの「カフェファニー」や「ACME」というパン屋など素敵な店が沢山紹介されている。
カフェで過ごすサンフランシスコの朝のリッチなひと時、みたいな内容に影響されてサンドも9時オープンにしたのだった。(はじめの2年位は、7時30分に店を開けていたっけ)
一年の内でもTシャツでいれる季節は、ラテンミュージックがしっくりくる。「ブエナビスタ」に参加しているキューバミュージシャンは皆大好きだ。エブラハム・フェレール、コンパイ・セグンド、ルベーン・ゴンザレス、など。
キューバサウンドを休日の午後流していると、天井のファンがゆっくり回っている冷んやりしたサロンに居て、モヒートを飲りながらシガーをくゆらせている……そんなまどろみにイメージトリップしてしまう。
これら6枚のアルバムは、私の中の定番。上段左から「ルベーン・ゴンザレス」、「アフロキューバンオールスターズ」、「チューチョ・バルデス」この中のG.ガーシュインのラプソディーインブルーは最高。大音量で聞いて欲しい。下段左から「チャーリーへイデン」の「ノクターン」これは傑作だと思う。真夏の蒸し暑い夜にぴったり。キューバのゴンサロ・ルバルカバが参加。そしてキューバの歌姫2人「オマーラ・ポルトォンド」と「グロリア・エステファン」クラッシックとモダンの2人。
私の憧れの店「ハリーズバー」では、毎夜小さな奇跡が起きるという。5日の15周年のラテンライブはまさにそんな感じだった。
いろいろなファクターがひとつにぎゅーっと凝縮した感じ。天気、飲食、音楽、そして人。
たくさんのお客様に来ていただいたので、サンセットガーデンパーティー風にして飲食を楽しんでいただいた。外にもスピーカーとスクリーンをセットしたので心地よい風に吹かれながら聞いていた方々も少なくなかった。
私はと言えば、演奏のすばらしさに主催者ながら我を忘れて踊りまくってしまいました。
サンドカフェ15周年を記念して、日本のラテンミュージックを代表するメンバーのスペシャルユニットによるラテンのライブを行います。
9月5日(土):open 4:30pm(start 5:30pm)
前売り:5000円(当日6000円)1drink&some foods
出演:須永アリサ(vocal)
奥山 勝(piano)
高橋ゲタ夫(bass)
田中倫明(percussion)
定員:35名様
※チケット、ご予約はサンドカフェまで(0470-44-5255)
※当日、カフェの営業はお休みさせていただきます。
日々の暮らしの中で、いつも愛用している品物が誰にでもあると思う。私の中ではこの3種。
左は、フランス ラギオールのワインオープナー。作りがとてもしっかりしている。近所のワインバーのマスターに取り寄せてもらい9年ほど使っている。
真ん中は、コーヒーと同じくらい好きなシガーのカッター。ミラノのナポレオン通りにあるG.ロレンツィという男の趣味性の強い日用品の名店で買った。とても切れ味が良く気に入っている。
アンティークのオイルライターは、ダンヒルの60年以上前の物。アメリカのオイルライターより油がすごく長持ちする。周りに革を巻いてあるので冬でも手に冷たくない。
3種とも金属と天然素材(動物の角や革)の組み合わせだ。