Borsalino

自分が「ボルサリーノ」を被るとは思っていなかった。

でも、ディフュージョンラインがあったんですね。

しかしこの暑さ。外出する時はいつも被っていますよ。格好だけじゃなく。

もちろんサーフィンに行く時も。

ホント、海の上でも被ろうかと思っていますよ。(ウソです)

歳をとると波待ちしている時の陽射しがきついんです。でもサーフブランドのハットはイヤなので麦わら帽でも被って波乗りします。この夏は。
歳をとると波待ちしている時の陽射しがきついんです。でもサーフブランドのハットはイヤなので麦わら帽でも被って波乗りします。この夏は。

夕暮れの港でモヒートを

久々の千倉サンバフェスティバルがもうすぐです。

8月11日の土曜日、場所も同じ千倉漁港で夕暮れに。

今回は銀座4丁目のバー「ランプ」が出店し、美味しいモヒートやラムベースのカクテルと共にシガーも用意するとの事。また、松戸の有名ラーメン店や千倉のインディーズピザなど飲食の充実はこのフェスティバルのこだわる所。益々楽しみです。

暮れゆく空、潮の香りと熱いサンバのリズム、プロのバーテンダーが作るモヒートそして煙・・・タマリマセン。

アツーイ夜になりそうです。
アツーイ夜になりそうです。

桑田さん

ソロになってからの桑田佳祐に惹かれている。

一年半前のアルバム「music man」がとても気に入っていたが、最近また2枚組の「I LOVE YOU」がリリースされた。

古い曲や「music man」からも何曲か入っての2枚組な訳だが、そんなことはどうでもいい。私にとってお気に入りの曲満載だったから。

「music man」で一番好きな歌は「君にサヨナラを」だった(今回のアルバムにも入っている)。この無常観漂う歌が好きだった。

「I LOVE YOU」では、それ以上に好きな歌が現れた。「愛しい人に捧ぐ歌」だ。この歌で久々に泣けた。

この曲は、あの日大切な人を失った人々に送るエールだと感じた。ガンバレとか元気を出そうとか言わないエール。でも一筋の希望の光が見える。

ポジとネガの交錯というのか。そこがソロになってからの桑田さんが好きな要因なんだろうな。

私の家でも今年は「止まぬ蝉時雨」と「海鳴る音」が良く聞こえる・・・夏はゆく。
私の家でも今年は「止まぬ蝉時雨」と「海鳴る音」が良く聞こえる・・・夏はゆく。

ブタさん、クジラ君

夏らしい暑さ到来。

蚊も多くなった。でも昔より温暖化のせいか蚊が出没する期間が長くなった気がする。台風と同じだ。

このブタさんはサーフィン仲間で陶芸家のサトルさんに作ってもらった。だから耳がフィンの形をしている。ちなみにメガネは私が遊びました。伊達なので勉強のし過ぎではありません。(笑)

庭の木の枝にはクジラ君が泳いでいる。鋳物製のクジラ君は時々「リンリン」とイイ音で鳴いている。日陰で涼しいことだろう。

この夏はブタさんとクジラ君に活躍してもらおう。

キンチョウ蚊取り線香のCMが日本の夏の象徴だったのは一昔前。電子蚊取りやスプレータイプが主流になったが我が家は両刀使い。
キンチョウ蚊取り線香のCMが日本の夏の象徴だったのは一昔前。電子蚊取りやスプレータイプが主流になったが我が家は両刀使い。
ブタさんとクジラ君は少しですがカフェ隣の海雑貨のお店「デッキシューズ」に置いてあります。興味のある方はのぞいて見て下さい。
ブタさんとクジラ君は少しですがカフェ隣の海雑貨のお店「デッキシューズ」に置いてあります。興味のある方はのぞいて見て下さい。

ブラックマジックタイム

夏休みに末娘が東京の友達を連れてくるというので2階を片付けた。ちょっとした大掃除だ。

片付けなんてしてみるもんです。しばらく開けていなかった棚から懐かしいCDがいろいろ出てきた。ボブ・マーレーだ。ボーイミーツガールだ。サンタナだ。

このサンタナの2枚は私が高校生の時の愛聴盤(当時はレコード)だった。ああ懐かしい。

左のアルバム「アブラクサス」はサンタナの代表曲「ブラックマジックウーマン」が入っている。

あの頃私はサイフォンでコーヒーを淹れ、きついタバコを吸いながら良くこのアルバムを聴いたものだった。特に「君に捧げるサンバ」が好きだったなあ。久々に聴いてもいいなあ・・・今日はドリップで落としたコーヒーを飲みながらだ。

そして夕暮れ時。今度は酒を飲みながら「キャラバンサライ」を聴いた。もちろんシガーを吸いながら。

幸い家人が買い物に出かけていたので家には私一人だ。気兼ねなく大音量でこのアルバムを聴いた。前にも書いたが、私は良い天気の日の夕方は真っ暗になるまで部屋の灯りを点けない。

なぜなら宵から闇に変わってゆく空色の変化を楽しみたいから。これは是非お薦めしますよ。

虫の鳴き声で始まるこの「キャラバンサライ」。闇で聴くと砂漠にトリップしてしまう。あの頃のように・・・

久々に音楽でSTOKEした。
久々に音楽でSTOKEした。

Mr.Freedom

なぜサーフィンをするのか?と聞かれたら「自由になるために」と答える。例えそれが刹那であっても・・・

日頃、我々は他人と比較したり、他人の目を気にしながら暮らしているがミスターフリーダムと呼ぶに相応しい生き方の人がいた。カリフォルニアのサーファー、ブライアン・ベントだ。

彼はホットロッドに自作のウッドのサーフボード、いやサーフボートを乗せサンオノフレのビーチに乗りつける。そしてキャプテン帽にウールのセーターと半ズボンでサーフする。ウェットスーツは着ないらしい!

牧師でありアーチストである彼は、陸でも海でもその独創性で一目瞭然。着ているTシャツも自分でペイントする。彼の100%オリジナルな生き方、「唯一無二」なスタイルが私を惹きつける。

漠然とした絞めつけや拘束感が漂うこの社会で、ブライアン・ベントの存在が私をサーフィンの世界に留めてくれている。

蔦屋書店で見つけたブライアンが表紙のイギリスの雑誌「men's file」。イギリス版フリー&イージーと言ったところ。
蔦屋書店で見つけたブライアンが表紙のイギリスの雑誌「men’s file」。イギリス版フリー&イージーと言ったところ。
ショートボードがどうの、ロングがどうのといったところを超越しているこのカッコよさ!
ショートボードがどうの、ロングがどうのといったところを超越しているこのカッコよさ!

Floating Hotel

ある人々は、ルイヴィトンやゴヤールの大きなトランクをいくつも持ち込み長い船旅を優雅に過ごした。

また、ある人々は移民として故郷を捨て遠い異国の地を目指した。トランク一つで船底の大部屋にギュウギュウ詰めになりながら。

私は、そんな大型客船全盛時代に思いを馳せ、この客船をオーダーした。どこに置くかも決めず、値段交渉もせずに。

そしてひと月強を費やし完成したこのフローティングホテルはカフェのカウンターに停泊している。

全長80センチ。ゆったりとした時間を内包しているこの客船は、私が旨い酒を飲むためのイマジネーションツールでもある。

ただこれを見たカミさんが一言「あなたの物欲はこれからもずっと続くわけ?」と。もちろん返答出来なかったが。
ただこれを見たカミさんが一言「あなたの物欲はこれからもずっと続くわけ?」と。もちろん返答出来なかったが。

HOME OR HOUSE

空き地にある日、家が建つ。

植栽も垣根も塀も無い家。しかし建物(HOUSE)は今風のハウスメーカーのものらしくオール電化とか家の中はきれいで便利な筈。

だが私はちょっと違和感を感じてしまう。

そうパブリックの感覚が感じられないのだ。

経済性や便利さはあるのだろうが風景を意識していないのだ。土地に家が乗っかっているとゆうのだろうか?

植栽って自分も楽しめるし、そこを通る人や近所に住む人達も意識しての風景を造るという感性の筈。

その所を含めてのHOMEだと思うのだが。ワタシダケ?

梅雨の時期にも眼を楽しませてくれるノウゼンカズラや夾竹桃、ランタナ。
梅雨の時期にも眼を楽しませてくれるノウゼンカズラや夾竹桃、ランタナ。

散歩自転車で

小学校への通学路、駄菓子屋のあった海へと下りていく路地、幼なじみと道草しながら帰った小道。

散歩自転車でそんな懐かしい場所をのんびり走るのが最近好きだ。

車で通るにはちょっと無理な小道を風の匂いを感じながら走るのが心地良い、今日この頃。

やっぱり帰り道では近所のカフェや本屋で道草をしてしまう(笑)。
やっぱり帰り道では近所のカフェや本屋で道草をしてしまう(笑)。

クラブチェア

我が家のリビングにやってきたフレンチクラブチェア。

長年憧れていたこのソファー。なぜ、クラブチェアって言うのだろう?

かつて紳士たちが集ったジェントルマンズクラブに置かれていたソファーが、このタイプの物が主流だったからだろうか?

かなり年季が入りあちこち革が破れてはいるが、そのテクスチャーもスタイルも気に入っている

同じくフランスの古いJieldeのフロアライトと合わせて。
同じくフランスの古いJieldeのフロアライトと合わせて。

沖楽

一週間にわたり開催した「浦島太郎展」。

沢山の方々にお出で頂きありがとうございました。

カフェでの初の企画展でしたが、一番楽しんだのは私だったのかも知れません。

今、各地で伝統的な工芸品や道具のリ・デザインやリ・プロダクトが成されていますが、この「沖箱」はデザイナーや作家も意外に視界に入っていない物でした。

漁民のツールは未だ多くの魅力的なものが眠っている気がします。

それ以外でも自分の琴線に触れた物の企画展を機会があればやりたいと考えています。

「遊びをせんとや生まれけむ」大人が遊ぶに耐えるものってそうはありません。
「遊びをせんとや生まれけむ」大人が遊ぶに耐えるものってそうはありません。

ESPRIT

曇天の休日。

「浦島太郎展」で疲れていたが午後遅く波乗りをした。カミさんも海に入るのは実に一ヶ月ぶりだった。

でも、やはり海はイイ。リフレッシュ出来る。きっと細胞が活性化するんだと思う。

波待ちをしている時にふと隣を見たらあの有名人が。湘南に住み毎朝波乗りしていると聞いたことがある。何かの撮影かなと思ったらやっぱりテレビカメラのクルーが岸から撮っていた。

結構いい波に乗っていましたよ。

家に帰りいつものようにシャワーを浴びてから一杯やった。パラパラと本をめくりながら。

ロスを拠点に活躍するデザイナー「八木 保」のセンスが好きだ。左のGRAPHIC EYEは彼のワークスやスタジオの内部、インテリア、審美眼に適ったコレクションが満載されていてとても興味深い。

作品はエスプリ、ベネトン、アップルストアなど世界的企業がクライアントだが、ジョブスから直に電話が入りアップルストアのデザインをしたのは有名な話。原寸大の模型を作ってプレゼンしたそうな。スゴイ!

ありえないが八木 保が「沖箱」をデザインしたらどうなるのか想像した(笑)。ポリカーボネートのスケルトン(少しマットな質感)できっとi phoneが収納できるんだろう。なんてね(笑)

ロスのスタジオにはジャン・プルーヴェの家具が沢山ありました。
ロスのスタジオにはジャン・プルーヴェの家具が沢山ありました。

パリ土産

カミさんが一週間のパリ旅行から帰宅した。

今回の目的はパン屋、ケーキ屋、チョコレート屋を巡る旅だったらしい。実際食べ歩くだけでなく厨房に入り製パンや製菓作業を見学できたという。

一緒に行った東京の佐藤さんもパンを焼くのが好きだし、パリで美味しいと評判のガレットやキッシュの店にも行けたので二人にとって実りある旅になったようだ。

さらにワインとチーズをもってベルサイユ宮殿の庭でピクニックしたり、エルメス本店でランチをしたりと羨ましい限り。

でも旅に出て異文化に触れインスパイアされたり、気持ちがリフレッシュできたりすれば何より。

で、お土産は、ワインと私の好きなアスティエ・ド・ヴィラットの白釉の器を2個。蓋付の小さな器は「沖箱」に仕込む茶入れにピッタリだ。
で、お土産は、ワインと私の好きなアスティエ・ド・ヴィラットの白釉の器を2個。蓋付の小さな器は「沖箱」に仕込む茶入れにピッタリだ。

浦島太郎展

サンドカフェでは6月2日(土)から8日(金)の1週間「浦島太郎展・粋で洒脱な沖箱遊び」を開催します。

「沖箱」とは漁師の木製道具箱のことを言う。

昔、房総の漁師達は皆この沖箱を提げて漁に出た。沖箱の中には釣具や弁当を入れていた。桶屋が作っていたらしい沖箱は、充分な強度と密閉性を持つ。ゆえに腰掛や転覆時の浮き代わりにもなったと聞く。

プロが使用する道具には魅力的な物が多いが、私はユーティリティーなツールボックスであるこの沖箱に魅せられてしまった。ローテックな漁業の民具であるが、あえて現代生活に取り込みたいと考えこの企画展を開くに至った。時間の流れが速すぎる現代生活へのアイロニーも込めて。

竹竿と沖箱を提げ防波堤に小アジやハゼを釣りに行く。箱に座りスキットルに入れたモルトをチビチビやりながらノンビリ浮きを眺める。時を忘れるための釣りなのだから釣れなくても良いのだが、運が良ければ今晩のおかずの分だけ釣果があるだろう。

または沖箱に茶道具を仕込みひとり小さな入り江の岩陰で茶を立てる。いや直火式エスプレッソメーカーにコンパクトなストーブでエスプレッソの野点でも楽しもうか。高価な茶籠は評価が既に定まっている。海辺に暮らす身には沖箱が相応しい。

今回の浦島太郎展では、そんな使い方の提案を出来たらと考えています。興味のある方は是非足をお運び下さい。

親しい職人さんがリプロダクトした物を販売します。リプロしたタイプは納得の仕上がりです。これから使い込んだら良い味がでそうです。またコレクションした古い物も放出します。お楽しみに。
親しい職人さんがリプロダクトした物を販売します。リプロしたタイプは納得の仕上がりです。これから使い込んだら良い味がでそうです。またコレクションした古い物も放出します。お楽しみに。
沖箱での釣りはやはり竹竿が似合うでしょう。延竿・継ぎの竹竿も数本展示します。これも味があります。 こんなことでもして遊ばないと今の世の中やってられません。(笑)
沖箱での釣りはやはり竹竿が似合うでしょう。延竿・継ぎの竹竿も数本展示します。これも味があります。
こんなことでもして遊ばないと今の世の中やってられません。(笑)

念願のOMARAライブ

キューバの歌姫オマーラ・ポルトォンドのライブ見たさに青山の「ブルーノート」に出かけて来た。

80歳を超え、日本でライブを聞くことはもう出来ないだろうと思っていたが見事に裏切ってくれた。さすがにステージの行き帰りは介添えが必要だったし、座って歌う場面もあったが艶やかで張りのある歌声はブエナビスタの頃と変わらない。

歌姫の情感を込めて歌うボレーロに酔い、ピアノのチューチョ・バルデス(トリオ)との贅沢な競演に心踊った。(体で踊れなかったので・・笑)

おかげでモヒートに始まりラムのハイボール、ラムのオンザロックと飲むピッチも急上昇。

帰りの最終バスでは余韻に浸りながら気持ちよく居眠りできた。高速バスのお陰で夜のライブを楽しみ(飲んで)日帰りできる。

また一つ夢が叶った夜だった。
また一つ夢が叶った夜だった。

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