ニュージーランドにて(1)オークランド

12月4日の午後オークランド空港に到着。空港では、しーまる氏の奥さんのぶこさんがカワイイ笑顔で出迎えてくれた。

お宅のあるノースショアまで車で向かう途中、アンティークショップが集まっているエリアがあった。買い付けたい家具もいくつかあったが今回は我慢して小物をいろいろ購入した。NZのアンティーク屋さんにはヨーロッパ、特にイギリスやフランスの物が良心的な値段で置いてあり穴場である。

しーまる邸は、空港から40分くらいの郊外の閑静な住宅地にあった。広いバックヤードにはレモンやマカデミアナッツの木が植えられていた。また丘の中腹に位置するため眺めも非常に良く遠くに海も見える。

ここをベースに4泊のサーフトリップに出かけた。

千倉にいた時は小学生だった息子さんはパソコンに精通した高校生。娘さんはアート志向の中学生になっていた。月日の経つのは早いもの。
千倉にいた時は小学生だった息子さんはパソコンに精通した高校生。娘さんはアート志向の中学生になっていた。月日の経つのは早いもの。

MEN’S CLUB

ニュージーランドと千倉を渡り鳥さながら行き来しているイラストレーターみうらしーまる氏の個展が先月町内のギャラリー「シーレ」で催された。

奇しくも千倉での最初の氏の個展は10年前、「デイズギャラリー」であった。久しぶりの地元での個展、しかも布に独自の技法で描かれた作品は魅力的で多くの人が訪れ大盛況だった。

私は個人的に氏のポップな感覚の作品が好きで、会場に足を踏み入れた瞬間ビビッときたシリーズの3作品を即決させてもらった。多分LDKの壁に並ぶ予定。

特に作品名は無かったので勝手に左から「Bitter Man」「Ice Man」「Aid Man」と名付けた。
特に作品名は無かったので勝手に左から「Bitter Man」「Ice Man」「Aid Man」と名付けた。

秋冬の飾り

自宅リビングの壁にかけてある飾り棚。

秋冬は、フランスのアスティエ・ド・ヴィラットの白釉の器と地元Sujiさんとディプティックのキャンドル、アンティークホーローのキャニスター、憧れの地ケープコッドの古い写真集などをディスプレイしてみた。

全体にナチュラルカラーにしてみた。こんなことも嫌いじゃないわけです。
全体にナチュラルカラーにしてみた。こんなことも嫌いじゃないわけです。

お休みのお知らせ

Sand CAFEとDeck Shoesは、12月2日(木)~10日(金)までお休みさせて頂きます。

初めてのニュージーランド。みうらしーまる氏のお宅に何日かお世話になる予定です。もちろん波乗りにも出かけます。

これから夏に向かうNZだが海水は以外に冷たいらしい。あとカフェやアンティークのショップも回りたいと思っている。
これから夏に向かうNZだが海水は以外に冷たいらしい。あとカフェやアンティークのショップも回りたいと思っている。

物産の便り

今年もあと1ヶ月あまりとなってしまったが、この時期の楽しみがひとつある。それは物産のトレードだ。

私の大学時代の数少ない友人が山梨と群馬と新潟に居る。まったく偶然なのだが3人とも名前に「彦」がつく。敏彦、直彦、信彦の3彦だ。

私を入れて4人でそれぞれの郷土の物産品を20年くらい前から他の3人に送り合っている。山梨の敏彦は甲州ワイン、群馬の直彦はりんごやラスク、新潟の信彦は日本酒や自作の新巻鮭という具合に。

私は妹夫婦が海産物屋をやっているので「クジラのたれ」や金目鯛の干物などを組み合わせて送ったりしている。

もうずっと会っていない仲間だが、それぞれの郷土の物産がこの時期に届くと何も怖い物が無かった若い時を昨日のことのように想い出す。

新潟の信彦から日本酒が届いた。しかも私好みの〆張鶴の純米だ。さっそく気に入りの酒器で一献傾ける。浅井純介氏の粉引片口にたっぷり注ぎ、やはり千倉の大場 匠氏の金彩ぐい呑みを根来隅切盆に乗せて。
新潟の信彦から日本酒が届いた。しかも私好みの〆張鶴の純米だ。さっそく気に入りの酒器で一献傾ける。浅井純介氏の粉引片口にたっぷり注ぎ、やはり千倉の大場 匠氏の金彩ぐい呑みを根来隅切盆に乗せて。

営業のお知らせ

Sand CAFEの営業日ですが、次のようになります。

11月22日(月)・23日(火)は営業致します。24日(水)は代休となります。
よろしくお願い致します。

CASA BRUTUSはコーヒーとパンの特集だった。コーヒーの世界もニュージェネレーションが台頭してきている。それと9月に直島で見かけた木工家の三谷龍二氏もラ・パボ-ニのエスプレッソマシンを愛用してるんだね!
CASA BRUTUSはコーヒーとパンの特集だった。コーヒーの世界もニュージェネレーションが台頭してきている。それと9月に直島で見かけた木工家の三谷龍二氏もラ・パボ-ニのエスプレッソマシンを愛用してるんだね!

大人の番組

私が高校生の頃、よくラジオのFM放送を聴いていた。なかでも渡辺貞夫の「マイディアライフ」や「ジェットストリーム」など、夜は大人の音楽番組が多く、今のように流暢なしゃべりのDJとかもまだ居なかった。

その頃の落ち着いた間のある語り口がFM放送のイメージとして私の中に定着しているため、なかなかしっくり来る音楽番組に出会えないでいる。

今から2~3年ほど前までNHKで火曜日の午後4時からラテンの番組をやっていた。ちょうど私の休日と重なり楽しみに聴いていたものだ。司会は竹村 淳さんだった。この人の落ち着いた解説とあらゆるラテン音楽を網羅した構成が楽しみだった。タンゴ、ボサノバ、キューバ、レゲエ、ファドなどなど。とくに中南米の音楽事情には精通されていて、この番組を聴いてCD屋さんに駆け込んだこともあった。

もう一度、FMでこんな大人の音楽番組を取り戻すことは出来ないものだろうか?

FMはJポップばかりでなく、もっとラテン、JAZZ、ヴォーカル、オールドロック・ポップスなどの専門的な番組を増やせないものか。それをいつも強く思う。
FMはJポップばかりでなく、もっとラテン、JAZZ、ヴォーカル、オールドロック・ポップスなどの専門的な番組を増やせないものか。それをいつも強く思う。

染みる音

多くのサーファーにとってジャック・ジョンソンはたいへん人気があるミュージシャンだが、私にはどうもあのパサパサしている感じが馴染めない。体に染みて来ないのだ。

ワークブーツに染み込んだオイルのように、若いとき体に染み込んだ音は色落ちすることは無い。例えばザ・バンド、例えばCSN、そして二ール・ヤング。

ニール・ヤングの「HARVEST」に入っている「Out On The Weekend」や「Hert Of Gold」は大好きだが「On The Beach」というアルバムの「(See The Sky)About To Rain」やタイトル曲「On The Beach」などは、若いときはあまり印象に無かったが今聞くととてもいい。

千倉の波が良くない時に平砂浦や江見に時々足を伸ばすが、昔みたいにカーステレオでよくニール・ヤングを流している。

今、再びニール・ヤングを聴く。ニール・ヤングは田舎道に合う。ネルシャツにも。
今、再びニール・ヤングを聴く。ニール・ヤングは田舎道に合う。ネルシャツにも。

La Pavoni

カフェで長年使って来たエスプレッソマシンが壊れた。フランス、RENEKA社のマシンで経年13~4年位だろうか。メーカーの人にも修理不能と言われ泣く泣くあきらめた。

イタリアのラ・パボーニはニューヨーク近代美術館のデザインコレクションにも認定された美しくレトロなボディーのエスプレッソマシン。形から入る私としては実用性をあまり考慮せずこれに決定。

レネカは水道直結式だったが、パボーニはいちいち水を注ぎ足すタイプ。忙しい時はしんどいが、これから扱いに実戦で慣れていけば何とかなるでしょう、とお気楽な私。なにせイタリア式ですから。

マシンが変わったのを機に、エスプレッソ用の豆は深煎りに定評のある千倉の焙煎屋さんに頼むことにした。
マシンが変わったのを機に、エスプレッソ用の豆は深煎りに定評のある千倉の焙煎屋さんに頼むことにした。

SINGLE IS BEST

ロングボードに乗り始めてからはずーっとシングルフィン一辺倒。このまま生涯シングルという感じだ。

昨今のプロコンテストの影響なのか軽く、薄く、フィンも3本付いた板にのっているロンガーをよく見かけるが、そういった板には全く興味が無い。

私にはフィンは1本あれば充分。それにちょっと重めの板がいい。波に乗ってしまえば重さはあまり気にならないし強いオフショアの時などはテイクオフにも重さが有利に働く。

プロの中で気になる存在が瀬筒雄太という人。彼は重めのシングルフィンで戦っているがアクションが洗練されていてセンスの良さを感じさせる。

こんな感じで車に板を積んでいる。右が私の板で細長くブーメランのように曲がったフィンに変えている。これからもsmooth classic styleを目指したい。
こんな感じで車に板を積んでいる。右が私の板で細長くブーメランのように曲がったフィンに変えている。これからもsmooth classic styleを目指したい。

萌える味

サンフランシスコの地ビール「アンカースチーム」は好きなビール。サンドカフェでもメニューに加えている。

25年ほど前のことだが、カミさんとサンフランシスコ~モントレー~カーメルと旅したことがある。モントレーからカーメルに続く17マイルドライブは私の理想郷のような所だった。その時カーメルで初めて飲んだアンカースチームビールのイカリマークのキャップをカーメルの白い砂と一緒にして持ち帰った想い出がある。

今回、そのアンカースチームから限定で「ハミングエール」が発売された。一言でいえば「萌える味」。美味いです。

今日は、午後から平砂浦でメローなサーフィン。夕方はハミングエールと葉巻でブレイクした。
今日は、午後から平砂浦でメローなサーフィン。夕方はハミングエールと葉巻でブレイクした。

酒器

日常飲む酒はワインや焼酎だが、たまに無性に日本酒が飲みたくなる時がある。

そんな時は、醸造用アルコールが入っていないという理由で純米酒を飲む。「五人娘」や「〆張鶴」があれば言うことが無い。基本は冷酒かぬる燗だ。

古伊万里の輪花ソバ猪口(江戸)と千倉「海山窯」の浅井純介氏の徳利。なんと李朝徳利にパームツリーが描いてある。浅井氏の遊び心に脱帽!
古伊万里の輪花ソバ猪口(江戸)と千倉「海山窯」の浅井純介氏の徳利。なんと李朝徳利にパームツリーが描いてある。浅井氏の遊び心に脱帽!

秋の夜長にソソラレル音

一度好きになるとずっと追い求めてしまう性分ゆえ、何事においても新しいレパートリーがなかなか増えていかないという融通無碍とは対極にある私。

この秋に紹介する音もまたチャーリー・へイデン。「Nightfall」。そう夕暮れです。

とくに気に入ってしまった2曲がある。「Touch Her Soft Lips」と「Bittersweet」。イイ曲はタイトルもソソラレル。

偶然なのだが、CDのジャケットが7月22日の私のブログの写真と似ているところもソソラレタ。
偶然なのだが、CDのジャケットが7月22日の私のブログの写真と似ているところもソソラレタ。

Unforgettable

突然の訃報だった。

私が大学生だった時、鴨川の海で知り合い初対面にも関わらず自分のレストランに連れて行ってくれハンバーグをご馳走してくれたKさん。

また、サンドカフェを開店する時も本当に何度も相談に乗ってくれ、オープン前には泊り込みで手伝いに来てくれたKさん。(あの頃、貴方がとても精神的に厳しい状況だったとは後で知りました。)その後、何回かカフェでライブをやってくれましたね。そしていつも最後に「君の友だち」を歌ったKさん。

最後に会ったのは今年の4月の武道館。運命の導きなのかジェームス・テイラーとキャロル・キングのコンサートだった。

たまに会う度にサンタクルスでもう一度暮らしたいと言っていたのを思い出す。

後半はブルースマンの人生だったKさん。今頃はサンタクルスの空をカモメになって自由に飛んでいそうな気がする。
後半はブルースマンの人生だったKさん。今頃はサンタクルスの空をカモメになって自由に飛んでいそうな気がする。

ノ・ン・ビ・リ・ズ・ム

雨の休日。

波乗りは午後の雨脚を見てから出掛けるとして、いい加減に落としたコーヒーを飲みながら葉巻を吸う。

最近のいろいろな出来事を回想しながら味わうコーヒーと煙の時間。

いちばんリラックスするひと時。

最近、南房総にセンスのイイ方達が増えてきてウレシイナ。
最近、南房総にセンスのイイ方達が増えてきてウレシイナ。

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