枯れてゆく

私の憧れる「笠 智衆」がサーファーだったらどんな乗り方をするのか想像してみた。波が来たらゆっくりと方向転換をし、なんとかテイクオフ。あとは波の推進力を利用しロングボードの上に枯れ木のように立っているのみ。余分な動きは一切無い。岸まで行き着きその日は終了。これはある意味、ミニマリズムであり禅である。

五十も半ばに近ずいてくると、何歳くらいまで波に乗っていられるのか良く考える。足腰が弱まりスタミナが無くなって来てもRYU’S RIDING STYLEなら結構イケルかも知れないと思ったりする。

緩慢な動作と間のあるしゃべり方の笠智衆。居住まいをすっきりさせ、きれいに老いた爺さんの姿がそこにある。生き方もRYU’S STYLEを見習いたい。

晩年は、確か鎌倉の自宅で毎日奥さんの点てたお茶を一服するのが日課だったという。
晩年は、確か鎌倉の自宅で毎日奥さんの点てたお茶を一服するのが日課だったという。

熱い夜に

たくさんの方が来て下さった「ワンナイトキューバ」。モヒートとダークラムのハイボールを飲み干し、シガーをくゆらせ、ラテンのリズムに酔いました。そして頭にはたくさんのパナマ帽が。たまには大人だけでこんな時間を楽しみたいと願っていたciceroさんと私の願いが叶いました。どうもありがとう。

会場の雰囲気を盛り上げてくれたキャンドル作家のSujiさん、素敵なアクセサリーを展示してくれたKaoriさん(spisweet)、私の大好きなルベーン・ゴンザレスの「Mandinga」を演奏してくれたKEIKO LATIN JAZZ TRIOのメンバーの皆さん、感謝します。

いつも何かのイベントを終えたときに思い出すのが「黒いオルフェ」という映画だ。マルセル・カミュが監督したこの名作のタイトル曲が「カーニバルの朝」という甘く切ないボサノバだ。何かが終わってしまったあとの虚無感がジーンと心にしみる。
いつも何かのイベントを終えたときに思い出すのが「黒いオルフェ」という映画だ。マルセル・カミュが監督したこの名作のタイトル曲が「カーニバルの朝」という甘く切ないボサノバだ。何かが終わってしまったあとの虚無感がジーンと心にしみる。

お知らせ

7月25日(日)は、ONE NIGHT☆CUBAのイベントの為、通常の営業(AM9:00~PM5:00)はお休みいたします。

今年の夏は、鮮やかな夕焼けが多いと思う。南西の風が良く吹いていることや海の水が冷た過ぎることと何か関係しているのかな?
今年の夏は、鮮やかな夕焼けが多いと思う。南西の風が良く吹いていることや海の水が冷た過ぎることと何か関係しているのかな?

NEW MEXICOのおばあちゃん

めずらしくアクセサリーを買った。ターコイズのブレスレット。私は金属がちょっと苦手なので普段あまりアクセサリーとか時計を身に着けない。でもこれはターコイズの粒(ナゲット)を数珠状にしたシンプルなタイプで、以前からこんな何でもない感じの物が欲しかったから。

作ったのはニュ-メキシコのアンジェリータというおばあちゃん。だんだん作れなくなっているらしいので大事にしなければと思う。

ニューメキシコに長く暮らした画家のジョージア・オキーフの家を撮影した有名な写真集がある。「オキーフの家」というタイトルで、カメラマンのマイロン・ウッドは2年半かけてオキーフの家に通ったという。この家のインテリアがまた素敵で、土壁の素朴なサンタフェスタイルのなかにイームズのモダンな椅子がマッチしている。 オキーフやアンジェリータのように、おばあちゃんになってもクリエイティブなライフスタイルを貫いている人もいるんだね。
ニューメキシコに長く暮らした画家のジョージア・オキーフの家を撮影した有名な写真集がある。「オキーフの家」というタイトルで、カメラマンのマイロン・ウッドは2年半かけてオキーフの家に通ったという。この家のインテリアがまた素敵で、土壁の素朴なサンタフェスタイルのなかにイームズのモダンな椅子がマッチしている。
オキーフやアンジェリータのように、おばあちゃんになってもクリエイティブなライフスタイルを貫いている人もいるんだね。

飾り棚で楽しむ

自宅を建ててから早いもので26年程経つ。そのリビングのソファーの上に板壁がある。比較的広い面積なので何が気に入ったものがあったら飾ろうと思っていた。たとえば邪魔にならない抽象画とかモノクロームの写真を数点とか。

時折、誰が描いたか判らないような古いデッサンとか美術館のポスターを飾った時もあったが何かしっくりこないでいた。

そして最近また懲りずに製作したのが飾り棚だ。横90、縦60、奥行き約18cmのサイズで6つに区切られている。

季節感を出したり、テーマを決めて気に入った小物をディスプレーしたりして楽しめると思っている。

夏のイメージで飾ってみた。コルビュジェのスツールなどもそうだが、こういった木製小家具をいろいろ企画製作して展示会のようなことがやれたらイイナ。そうしたら焼印のデザインも考えなくては。
夏のイメージで飾ってみた。コルビュジェのスツールなどもそうだが、こういった木製小家具をいろいろ企画製作して展示会のようなことがやれたらイイナ。そうしたら焼印のデザインも考えなくては。

ONE NIGHT☆CUBA

「葉巻とラムとパナマの夕べ」もあと2週間後。演奏のKEIKO LATIN JAZZ TRIOの仕上がりも順調の様子で、新たにゲストとしてパーカッションと女性ボーカルも加わるとか。ひじょうに楽しみです。

当日は共催のciceroさん制作のオリジナルパナマ帽がいろいろ展示されます。あとspisweetさんが葉巻をモチーフにしたアクセサリーを持って東京から駆けつけてくれる予定です。館山のキャンドル作家、Sujiさんもキューバやラテンをイメージしたキャンドルを灯してくれるそうです。皆さんとても素敵な女性です。

カクテルはラムベースのモヒートとキューバリブレを考えています。おつまみもいくつか出す予定ですが、お腹に少したまるものにしようとカミサンが言っているのでちょっとサービスできるかもしれません。

蒸し暑い気候は葉巻を吸うにはいいコンディションです。初めての方もトライしてみたらいかがでしょう。

ゲバラさん、カストロさん、ヘミングウェイさん。当日はモヒートパーティーですよ!(日程等は、6月4日のブログをご覧下さい。)
ゲバラさん、カストロさん、ヘミングウェイさん。当日はモヒートパーティーですよ!(日程等は、6月4日のブログをご覧下さい。)

深い呼吸を

落ち着いた物腰で常におだやかにゆっくりと話す老年の紳士。わたしの中ではそのヒゲをたくわえた方を「プロフェッサー」と呼んでいる。

その方と話をしているといつも自分の呼吸の浅さにハッとする。早く、浅くなってしまった現代人の呼吸。

時々は肺を意識してゆっくりと深く呼吸してみよう。意識がきっとクリアーになる気がする。

千倉にあるプロフェッサーの別荘には、瞑想コーナーがあるらしい。何も考えないことの難しさよ!

今日、沖で波待ちをしながら深呼吸を何回もしてみた。海の気を自身に取り込みたくて。波と一体になりたくて。 自分では、いつも以上に冴えた波乗りができた気がした。
今日、沖で波待ちをしながら深呼吸を何回もしてみた。海の気を自身に取り込みたくて。波と一体になりたくて。
自分では、いつも以上に冴えた波乗りができた気がした。

今が盛り

梅雨はカフェの周りの植物が一斉に花を咲かせる季節。

朝、コーヒーを味見しながら気に入りの席で、満開の花々を眺めるのが好きだ。

夾竹桃、海紅豆、ノウゼンカズラ、セージ、etc。この季節に花をつける植物はどれも生命力逞しい。
夾竹桃、海紅豆、ノウゼンカズラ、セージ、etc。この季節に花をつける植物はどれも生命力逞しい。

もうすぐの夏

梅雨の合間に時折見せる初夏らしい渚。

ビーチに置くのでは?と心配したテトラポットは姿を消した。どうやら岩場近くの護岸工事の所に行ったらしい。環境と安全のバランスはどうやら安全の方に傾いてきている。

千倉の夏は南風が吹くので自宅ではエアコンはつけたことが無い。
千倉の夏は南風が吹くので自宅ではエアコンはつけたことが無い。

アライア デビュー

長さ6フィート前後、幅は50cm弱の桐の木に亜麻仁油を塗っただけの波乗り用の板。この板にはサーフボードの大事な機能であるフィンは付いていない。

ホノルルのビショップミュージアムという海洋博物館に展示してあるサーフィン創成期の木の板「アライア」にインスピレーションを受けたトム・ウェグナーというボードビルダーが、彼のエッセンスを加え復活させた波乗り板。その魅力は瞬く間に世界に広まっていった。ついこの間のことである。

普段9フィートオーバーのロングボードに乗りなれている私は、この短くて薄いただの木の板に悪戦苦闘した。沖で波待ちしている時も肩ぐらいまで沈んでしまうし、パドルもフラついてままならない。

しかし、なぜか楽しい。板で波に乗り、遊ぶという単純な行為。それがサーフィンの本質のはずなのに、普段の私の波乗りはいろいろな邪念が入り込んでいたらしい。

とにかく、このアライアはシンプルの極み。そこに惹かれる。

広島は桐の箪笥の産地。その広島で削られたアライア。女子プロ・ロングボーダー最年少のイチゴちゃんこと割鞘ジュリちゃんが貸してくれた。
広島は桐の箪笥の産地。その広島で削られたアライア。女子プロ・ロングボーダー最年少のイチゴちゃんこと割鞘ジュリちゃんが貸してくれた。

Chill Out

蒸し暑い季節到来。すると、聞く音楽も自然にチルアウトしてくれるモノにシフトする。

強い日差しにハワイアンミュージックは欠かせない。30年前から聞いているのが、カントリーコンフォートの「We are the children」というアルバム。なんといっても一曲目の「Sunlight, Moonlight」は、ゆるーい名曲。

それと絶対はずせないのが、テレサ・ブライトの「Self Portrait」。フラヘブンに誘ってくれる。

Country Comfortというグループはメンバーがみんなオーバードープで昇天しまったという噂があった。本当かどうか定かでないが、曲はいたってメローだ。
Country Comfortというグループはメンバーがみんなオーバードープで昇天しまったという噂があった。本当かどうか定かでないが、曲はいたってメローだ。

目に見えないもの

カミサンのお父さんの十三回忌の法要が東京の実家であった。仏教は死後の世界を大切にすると思う。初七日、四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、お盆やお彼岸もある。

若い時には漠然ととらえていた冥福や供養という言葉の意味が50歳を過ぎて、自然に受け止められるようになってきた。そこにあるのは、いろいろな事への「感謝」かなと思う。

その日、墓参りをした後に妙に清々しい気持ちになれた。

目に見えないものを大事にしていきたいと近頃良く思う。

i padの画面に用意されていたロータスの花。持ち歩くのにケースは必需品。 法事の次の日に会った友人が、ロータスの花のTシャツを着て来てびっくりした。
i padの画面に用意されていたロータスの花。持ち歩くのにケースは必需品。
法事の次の日に会った友人が、ロータスの花のTシャツを着て来てびっくりした。

Mac Bros

i Mac、i phoneと来て、先日届いたi padと、いつの間にかマックブラザーが。
さあ、i pad。どうやって使っていこうかな?

物としての「本」が好きなのだが、電子書籍の時代が駆け足で迫って来ている。
物としての「本」が好きなのだが、電子書籍の時代が駆け足で迫って来ている。

ONE NIGHT☆CUBA

ONE NIGHT☆CUBAのチラシが出来ました。鳩山さんも来ちゃいそうなコピーです。

日時:7月25日(日)PM6時開場
場所:Sand CAFE
料金:3000円(ONE DRINK FREE)+おつまみ少々
演奏:KEIKO LATIN JAZZ TRIO
※人数に限りがありますので、予約(TEL可)をお願いします。

帽子職人になる前は、コピーライターだったciceroさん。今はロングボードに夢中。
帽子職人になる前は、コピーライターだったciceroさん。今はロングボードに夢中。

キューバ気分の夕べ

相変わらず政情不安定なこの国。やはりこの辺でラテンの空気を注入しなければ。と、7月25日(日)に友人の帽子作家ciceroさんとの共催でイベントを開催します。

テーマは「One Night Cuba」。ライブ、葉巻、ラム、そしてパナマ帽とキューバ気分いっぱいの夕べになる予定です。詳しくは後日アップします。

私も、パナマ帽を用意して、ダンスに備えようと思います。
私も、パナマ帽を用意して、ダンスに備えようと思います。

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