このところ毎日酷暑が続きますが、いかがお過ごしですか。
都会ではエアコン無しでは寝苦しいことと思いますが、千倉は網戸にしておくと南風が心地よく朝方には布団を探す時も珍しくありません。
今日久しぶりに水丸さんが来てくれました。長袖のワークジャケットを着ていたので暑くないのですか?と聞いたら「夏は厚着、冬は薄着なんだよ」と笑っていました。相変わらずカッコイイ人です。
とにかく、体には気をつけてこの暑さを乗り切ってください。夜、秋の虫が鳴き始めています。

私の憧れる「笠 智衆」がサーファーだったらどんな乗り方をするのか想像してみた。波が来たらゆっくりと方向転換をし、なんとかテイクオフ。あとは波の推進力を利用しロングボードの上に枯れ木のように立っているのみ。余分な動きは一切無い。岸まで行き着きその日は終了。これはある意味、ミニマリズムであり禅である。
五十も半ばに近ずいてくると、何歳くらいまで波に乗っていられるのか良く考える。足腰が弱まりスタミナが無くなって来てもRYU’S RIDING STYLEなら結構イケルかも知れないと思ったりする。
緩慢な動作と間のあるしゃべり方の笠智衆。居住まいをすっきりさせ、きれいに老いた爺さんの姿がそこにある。生き方もRYU’S STYLEを見習いたい。
たくさんの方が来て下さった「ワンナイトキューバ」。モヒートとダークラムのハイボールを飲み干し、シガーをくゆらせ、ラテンのリズムに酔いました。そして頭にはたくさんのパナマ帽が。たまには大人だけでこんな時間を楽しみたいと願っていたciceroさんと私の願いが叶いました。どうもありがとう。
会場の雰囲気を盛り上げてくれたキャンドル作家のSujiさん、素敵なアクセサリーを展示してくれたKaoriさん(spisweet)、私の大好きなルベーン・ゴンザレスの「Mandinga」を演奏してくれたKEIKO LATIN JAZZ TRIOのメンバーの皆さん、感謝します。
めずらしくアクセサリーを買った。ターコイズのブレスレット。私は金属がちょっと苦手なので普段あまりアクセサリーとか時計を身に着けない。でもこれはターコイズの粒(ナゲット)を数珠状にしたシンプルなタイプで、以前からこんな何でもない感じの物が欲しかったから。
作ったのはニュ-メキシコのアンジェリータというおばあちゃん。だんだん作れなくなっているらしいので大事にしなければと思う。
自宅を建ててから早いもので26年程経つ。そのリビングのソファーの上に板壁がある。比較的広い面積なので何が気に入ったものがあったら飾ろうと思っていた。たとえば邪魔にならない抽象画とかモノクロームの写真を数点とか。
時折、誰が描いたか判らないような古いデッサンとか美術館のポスターを飾った時もあったが何かしっくりこないでいた。
そして最近また懲りずに製作したのが飾り棚だ。横90、縦60、奥行き約18cmのサイズで6つに区切られている。
季節感を出したり、テーマを決めて気に入った小物をディスプレーしたりして楽しめると思っている。
「葉巻とラムとパナマの夕べ」もあと2週間後。演奏のKEIKO LATIN JAZZ TRIOの仕上がりも順調の様子で、新たにゲストとしてパーカッションと女性ボーカルも加わるとか。ひじょうに楽しみです。
当日は共催のciceroさん制作のオリジナルパナマ帽がいろいろ展示されます。あとspisweetさんが葉巻をモチーフにしたアクセサリーを持って東京から駆けつけてくれる予定です。館山のキャンドル作家、Sujiさんもキューバやラテンをイメージしたキャンドルを灯してくれるそうです。皆さんとても素敵な女性です。
カクテルはラムベースのモヒートとキューバリブレを考えています。おつまみもいくつか出す予定ですが、お腹に少したまるものにしようとカミサンが言っているのでちょっとサービスできるかもしれません。
蒸し暑い気候は葉巻を吸うにはいいコンディションです。初めての方もトライしてみたらいかがでしょう。
長さ6フィート前後、幅は50cm弱の桐の木に亜麻仁油を塗っただけの波乗り用の板。この板にはサーフボードの大事な機能であるフィンは付いていない。
ホノルルのビショップミュージアムという海洋博物館に展示してあるサーフィン創成期の木の板「アライア」にインスピレーションを受けたトム・ウェグナーというボードビルダーが、彼のエッセンスを加え復活させた波乗り板。その魅力は瞬く間に世界に広まっていった。ついこの間のことである。
普段9フィートオーバーのロングボードに乗りなれている私は、この短くて薄いただの木の板に悪戦苦闘した。沖で波待ちしている時も肩ぐらいまで沈んでしまうし、パドルもフラついてままならない。
しかし、なぜか楽しい。板で波に乗り、遊ぶという単純な行為。それがサーフィンの本質のはずなのに、普段の私の波乗りはいろいろな邪念が入り込んでいたらしい。
とにかく、このアライアはシンプルの極み。そこに惹かれる。