茶庭風

自室の前が小さな茶庭風になっている。鋸山の貝の化石を二つ重ねて石塔を作った。下が巻貝、上は大きめの二枚貝。隣に蹲、大きな甕にはメダカを飼っている。

京都の町屋にある小さな中庭は簡素で好きだが、この露地にもなっていない勝手な庭を毎日眺めて楽しんでいる

50も過ぎたし、そろそろお茶の世界に接近したいと思うのだが。
50も過ぎたし、そろそろお茶の世界に接近したいと思うのだが。

OFF

近所に外人向けのコテージが出来てから、外人のファミリーやカップルがカフェに寄ってくれる。彼らはサイクリングやビーチを散歩したりしてリラックスして過ごす。誰かが言っていた「自然の中にいることが幸せなんだ」、と実にシンプル。

「じゃあ雨の日は何してるの」と聞いた。「ワインでも飲みながら、ベランダで読書する」と言う。コテージの周囲の木々を感じながら。

スイッチは完全にOFFなようだ。

サンドカフェの下のビーチ。子供のころよく親父と黒鯛釣りや浜ボウフウを採りに来た。カニの化石もたくさん落ちていて、夏休みの宿題の標本を作ったりした。
サンドカフェの下のビーチ。子供のころよく親父と黒鯛釣りや浜ボウフウを採りに来た。カニの化石もたくさん落ちていて、夏休みの宿題の標本を作ったりした。

STOKED

ロングボードに座り、波を待ちながら漂っているとカタルシスを感じる。

テイクオフして波の上をグライドしているとストークする。

波乗りは私をリセットしてくれる。

波と対話するように乗れることが私の究極。
波と対話するように乗れることが私の究極。

ノスタルジア

はじめて来たのに懐かしい場所や風景がある。そんな所にはもう一度訪れてみたくなる。

ヘミングウェイやデュークカハナモクはもちろん、名も無い漁師の古い写真などを壁一面に配してノスタルジックな雰囲気を。
ヘミングウェイやデュークカハナモクはもちろん、名も無い漁師の古い写真などを壁一面に配してノスタルジックな雰囲気を。

ケルテスのフォーク

モノクロームの写真は、インテリアとしてもとても洒落ている。一点だけでもいいし、壁一面に飾っても面白い。

19世紀の終わりにハンガリーで生まれたケルテス。皿とフォークの写真は1920年代パリで撮影された。
19世紀の終わりにハンガリーで生まれたケルテス。皿とフォークの写真は1920年代パリで撮影された。

モノクローム モノローグ

カルティエ・ブレッソン、エドワード・ウェストン、ウォーカー・エバンス、セシル・ビートン、J.H.ラルティーグ、植田正治など好きな写真集をひまがあるとめくっている。なかでもアンドレ・ケルテスは、地味だけれどシンプルで味わい深い作品が多く、特にパリ時代の皿とフォークだけの写真は記憶に深く残像が残っている。

自室に写真集を並べて、私設ギャラリー風に。
自室に写真集を並べて、私設ギャラリー風に。

アイコン

ケープコッドとかモントークにあるようなボートハウス(海の小屋)をイメージしてサンドカフェを作った。そのイメージを象徴する物はこのマグカップ。

たっぷり入り、厚く冷めにくい。何より潮風に似合う。

ブラジルとコロンビアをベースにしているスタンダードなブレンドコーヒーにはこのカップ。

屋根の上の風見鯨がサンドのアイコン。
屋根の上の風見鯨がサンドのアイコン。

夏のおすすめコーヒー

サンドカフェの夏のおすすめコーヒーは、インドネシアの「トラジャ」。

焙煎は、深煎りで芳醇な味わい。口の中にビターな余韻が残ります。

ファイアーキングの白いマグでどうぞ。
ファイアーキングの白いマグでどうぞ。

真空管ラジオ

古いラジオや扇風機が好きで色々使って来た。こつこつ集めたものを「DAYS GALLERY」にも置いてある。

ipodにFMトランスミッターという付属品を付けると古いラジオで好きな曲が流せる。朝はクラシック、休日の昼はラテンやハワイアン、夜はもちろんジャズなど家にいる時間はいつもラジオから音が流れている。

真空管の暖かくまろやかな音色は、長時間聞いていても疲れることは無い。愛用のラジオはアメリカで見つけた50年代のドイツ製「TELEFUNKEN」。マジックアイと呼ばれるブルーのチューニングインジケーターが美しい。

でも、好きな曲が偶然ラジオから流れるうれしさにはかなわない。
でも、好きな曲が偶然ラジオから流れるうれしさにはかなわない。

海紅豆の下で

カイコウズの下のルノー4Fの上に花が落ちてこんな感じに。

このまま走って赤い花をまき散らすのも梅雨の楽しみ。
このまま走って赤い花をまき散らすのも梅雨の楽しみ。

梅雨是好日

毎年梅雨の頃から夏にかけて、カフェの周りにはいろいろな花が咲く。

白い花はキョウチクトウ、南国っぽいオレンジ色はノウゼンカズラ、青紫はセージ、そして赤い実のような花をつけるカイコウズの木など顔ぶれ豊かだ。

これらの花々を、コーヒーを落としながらカウンター越しから眺められる梅雨の時期こそ最も楽しみな季節と言える。

カフェのエントランスが、ぐっと南国らしくカラフルに。梅雨是好日。
カフェのエントランスが、ぐっと南国らしくカラフルに。梅雨是好日。

HARRY’S BAR

ずっと憧れていた。ヴェニスのハリーズバーに。

15年前にサンドカフェをはじめた時から憧れていたその店を、4年程前初めて訪れることができた。1階がカフェ&バー、2階がレストランになっているその小じんまりとした店は、けれど世界中のハリーズバーファンを魅了してやまない。その秘密は「品質」「シンプル」「微笑み」にあるらしい。

店内は落ち着いた大人の雰囲気が漂っていた。アールデコの香りがするインテリア・調度品、初老のウェイターの物腰、そのすべてが心地良かった。

1日中そこに居たかったが、名物ベリーニを飲み干し店を後にした。短い時間だったが、そのあいだずっと興奮していたのを今でも思い出す。

ヘミングウェイが好んだ激ドライのマティーニ「モンゴメリー」用のショットグラスと安西水丸訳のショップストーリー。バーテンダーをデザインしたシンボルマークが粋だ。
ヘミングウェイが好んだ激ドライのマティーニ「モンゴメリー」用のショットグラスと安西水丸訳のショップストーリー。バーテンダーをデザインしたシンボルマークが粋だ。

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